2021年7月2日の私から、2024年7月の私へ
日記とエッセイの違いは、自分だけが読むか、他人が読むことを意識して書くかの差だと聞いたことがある。
でも会ったこともない他人を意識して書くのは気が乗らないし、知り合いに向けて書くのは気恥ずかしい。
ならばと。
私は私に向けて日記を書こうじゃないか。
日記とエッセイの中間のものだ。
どうせならば、過去か未来の自分に宛てて書いてみよう。
書きたまったら、過去の自分からのメッセージが読めるようになる。
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今日は梅雨らしく朝から降っていて、かなり憂鬱な気分。
今朝娘が初めて寝ぼけてベットから落ちた。
畳だからか、泣きもせず、何が起きたのか分からないようにもそっと起き上がっていた。
大丈夫?と声をかけるとはじめて泣き始めた様がかわいくて、だっこして一緒に二度寝に誘うも、落ちて機嫌を損ねたのかぶじぶじと文句を言いながら寝転がっていた。
仕事はまずまずで、全ての発言に意図を求める上司がいるのだが、なかなかコミュニケーションが取れない。
物理的に席が遠いのもあるかもしれないが、なんとかした方がいいのだろうか。
…でもめんどくさい。とも思ってしまう。
こういった時に、めんどくせぇからほっとこうと思えるのは私としては大きな進歩で、ちょっと前までは、問題解決を第一優先に日々を生きてきた。
それもある程度役に立ったとは思うが、飽きたし、何よりメンタル的にもフィジカル的にも辛くなってきたのでここ数年やめてみた。
劇的に何かがうまく回りだしているわけではないが、元には戻りたくないと思えるので、なんらか良い変化が起きているのだろう。
3年後の私から見たら今の私の悩みなど、全てがおもひでに変わり愛おしくなっているのだろうか。
どちらかと言うと「そんなの覚えてないわ。」という体でいて欲しいと思うのは、現状に飽き飽きしているからか、未来に期待しているからか。
週末も雨らしい。
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さっきまでの文面は昼休みに書いていた。
せっかく雨だし、屋根付きのテラス席でミラノサンドをぱくついていたのだが、やたら人馴れしたスズメがパンを目当てに机の上に乗ってきていた。
生き物に慣れていない(人間にすら慣れているか微妙な)私は、いきなりスズメに突かれたりしないか怯えつつ、かといって強く追い払うのも怖くて出来なかった。でもよく見るとつぶらな瞳でスズメかわいいなとも思った。
午後はというと、17時しめきりの仕事に追われ、さらに完全に忘れていた仕事に焦り、脇汗がだぁだぁだった。
柄物の羽織を着てきたので、汗染みが目立たなくて良かったなどと考えるぐらいの余裕はあったが、やはり時間に追われるというのは苦手だ。というか嫌だ。今の時給じゃやってられんぜ。
3年後の私は、雇用される事なく何かしら糊口をしのぐ術を見つけているのだろうか。
そうであって欲しいので、今からそちらに向かえるよう舵を少しずつ切りたいと思う。
初めは1度の差でも、どんどんと角度は広がっていくからね。
さて、そろそろ家路に着こうと思う。
今日の晩御飯は何にしよう。夫が作ってくれるかな。
レインブーツのせいで靴擦れができた。
これだから雨は憂鬱だ。
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