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女の花道は自分で切り開く

先日は
お隣りさんが引っ越したのだが、

まさかのまた引っ越し!

うちの前の道をずっと登るとてっぺん行き止まりに真っ白な大きな家がある。

そこからの景色は海が見渡せて
その向こうに富士山がみえる。

その絶景を堪能するための家。
ガラス張り面積が大きくて圧倒された。

その家に
5,6年前に引っ越してきた彼女とも少し仲良くなった。
私は焼いたお菓子を、彼女はとってきたひじきやたまごを交換したりした。

生まれた赤ちゃんが背負えるようになると
タイヤの細い自転車で山の上からおりてくる。

私はそれを見るたびに
私とは生まれた時からのモチベーションが違うなと思っていた。

なんでもできる彼女

そういう位置付け

彼女のところには
子どもが3人
高校生の長女に
小学生の長男
そして赤ちゃん…もう小さな男の子かな。

ダンナさんはサーフボードを抱えて
よく海に行かれる。見るからにステキな方。
お医者さまですって。救急救命医ですって。

そんな彼女に最近会わないなと思っていたわけ。
ライフステージが変わったのかな。行動時間帯が変わったのかな。と思っていたら、

街でバッタリ!

私、家を出たの。

えーっ!

だって生活費くれないんだもん。
自分にばっかりお金使ってさ。
我慢の限界がきたから出ちゃった。
就職して働き始めたところ。

えーっ!

驚きすぎてしまった。
だってこちらからしたら
羨むほどの暮らしに、みえてた。

山の上の白亜の邸宅

いつだったか、
ご近所会議にダンナさんが出席。
初めてちゃんとお会いした。

彼女に

ちょっと!
すんごくステキなダンナさんじゃない!

と言った時、

全然ステキじゃないよ…

と返答。
んっ?と思うくらい違和感のある返答だった。

あれは本音だったのかな。
本気の声に聞こえたことがあった。

またひとり
歩き始めた。先へ行ってしまった。

これから調停!
がんばるよー!

彼女はそう言って手を振った。

女って強い。
彼女にだって悩んだ時間もあるだろうし、泣いた時間もあるだろう。
けど、嫌なものは嫌だし、許せないものは許せない。子どもだって立派に育ててやる。そう思っていると思う。

同志よ!
いつも応援しているぞ!
必ず幸せに開けるように!

女の花道は自分で切り開いていくのだ。

それを教えてくれたご近所さんでした。

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