敵は弱点をついてくるのか
我が家を通り過ぎた山の頂上に白亜の豪邸がある
そこから3人の子どもを連れて家を出た友人がいる
その彼女にスーパーで会った
久しぶり
元気ぃ!?
元気元気!そう言ってたけど心なしか痩せた気がしたし、よく灼けた肌に苦労の印が増えた気がする
立ち話に花が咲いてしまった
娘へ
酷い扱いだった
彼女はそう言った
モラハラは通常なんだけど
思春期受験を控えた娘に
旦那さんはキツくあたったと
彼の気に触れると2階から髪を掴んで引き摺り下ろすこともあった
自分へも酷かったけど
娘の訴えで我に返ったと
このままじゃいけない
家を出よう
一番上の娘さんは
友人の連れ子
下の二人の男の子はまだ幼い
友人に怒りを覚えると
一番弱点をさしてくるのか
娘さんにはその同胞として怒りを覚えるのか
旦那さんの話を聞いたわけじゃないから
わからないけど
うちは…
子どもにそこまで強く出ることはなかった
長男には多少あったけどそこまでではない
その言葉は私だけを傷つけた
必ず二人の時だけ
思えばよかったのかもしれない
子どもたちを傷つけることはなかった
子どもたちも人を傷つける父をみなかった
傷ついた母をみなかった
友人は
蛇口はひねるタイプのボロボロマンション
なんだけどさ
あっ帰ってきたとかおびえないですんでるしさ
声をかけてくれた社長のおかげで就職もできたしさ
不登校になってた子どももなんとか学校行くようになったしさ
助けてもらって頑張ってるよ!
今日は特別ねと一番チビちゃんが握りしめていた少し高級グミを持ってレジに行った
女同士がんばろうね!と
また腹から思いました
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