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カレが死んだ日

こんにちは。
ババです。
改めて、フォローしてくださった方々、スキしてくださった方々、ありがとうございます!とても嬉しいです( ꈍᴗꈍ)

昨日今日と寝起きで書いているので寝起きだとちょっと発音が悪くて音声入力でも誤字だらけになってしまいます…
冬のオリンピックが始まってあれーーー?って思っていました。
そういえば前回の冬のオリンピックの時、彼の声がガラガラになって何を言っているかわからなくなって…確か丁度、病院に行っていた時期だったなぁと思い出しました。
それで今日は闘病の時ではなく、彼が亡くなった日のことを書こうと思います。

私は九州に住んでいるので、ここ数年はいつも災害級の雨が降るんですが、その大雨が降り始めた時間帯だったと思います。
7月23日の2時過ぎだったかな?彼は亡くなったようです。
二日間だけホスピスの病棟に入院しました。2日だけ薬で眠る日が続きそのままでした。
実を言うと私はその晩には居合わせませんでした。
というのもコロナの第二波の時で、ホスピスという病棟のお見舞いは1日2名までと決まっていました。
彼の住んでいるところは同じ県だけど少し距離があって、やっぱり市をまたぐような人はあの時はあまり病院からもよく思われないし、私としても行きにくいな…という状況ではありました。
その他呼ばれなかったというのもありますが…
「自分が死ぬ時は必ずそばにいて欲しい」と言った彼の願いを叶える事はできなかったけど、そのことは彼が病気になってから覚悟はしていました。
彼はバツイチで子供が3人います。 まだ下の二人が高校生だったので、やっぱり最後は子供達がそばにいた方がいいのかなという私の独断です。
 彼の死で学んだ事は沢山あり彼はどうしても親だし、子供達もパパが大好きだし、その事を考えるとこれから先、子供達が後悔のないようにちゃんと最後は見届けてほしいと彼の願いよりもそっちの方を優先しました。
彼が亡くなった日…
お昼過ぎ頃長女から LINE が来て彼の死を知りました。
最後に会ったのは彼が亡くなる4日前なんですけど、その時に私は
(あーもうダメだな…)って感じてしまいました。
 肝臓に転移してから早かったんですけど、どんどんお腹が膨らんで私の所に来た時は、水分も取ることができない状態になっていて  。
苦しそうだなと思いました。 ホスピスに入ることは私が勧めました。 
彼が眠ってしまってからはほとんど LINE もすることなく、電話もできなくて変な言い方だけど連絡待ちみたいな状況になっていました。
なので彼が亡くなったという連絡が来て私はやっぱりか…という気持ちと、そうなんだ…という気持ちと、いろんな気持ちが入り混じっていましたが淡々と過ごしていた気がします。
淡々とではないか…(笑)
すごく頭に来ていましたね(笑)
彼にではないですよ。 それまで色んな事があったので。
 最後もこの有様かと頭に来ていました。 友人は泣いてくれました。私の母も泣いてくれました。 
でも…私は…無理やり泣きました。彼が亡くなったのは23日になってすぐの夜中だったんですけど、その時に少し変なことがあって。 私もすごく体調が悪くてとにかくいつ自分が眠ってしまうのか分からないような感じでその日も寝るのが遅くなってしまったんですけど、眠る前にこれまでにない程この部屋に彼が居る……という感じがしました。
なんと説明すればいいのか分からないけど、彼の名前を呼んでしまう程、彼の気配を感じました。
 その時に嫌な予感が少ししたけど、もし亡くなったのなら連絡が来るだろうと思って。そこ数日は…いつ、どこから電話が来るだろうかと少しそわそわしていましたけど、なぜかその日はすごく安心して私は眠ったんですよね。
その後、彼が亡くなったことを知ってそんな事ある??!!って思いました。(笑)
お葬式もあったのかどうか未だに分かりません。去年、一周忌の時にお花は送りました。 その後、彼のお母さんからありがとうの LINE は来ました。
亡くなった日は何をしていたかな?彼の好きな曲をひたすら流して…苦しむ時間が少しでも短くて良かったな…と思い、いろんな人に彼が亡くなった事を報告して電話をして過ごしたような気がします。
 眠れないとかご飯が食べれないとか自分が想像していた彼が亡くなる日とは全然違くて普通に眠いし普通にご飯も食べたし…
彼は何より揉め事や泣かれる事が嫌いでした。 
ここからは私の意見なんですけど、自分が死んだ時に悲しまれるってすごく嫌だなって私は思うんです。泣かないでほしいなって思うんです。 騒ぐ訳でもなく普通に何も変わりがないように過ごしてほしいと思うから…悲しくないよって思ってた気がします。
あとは、いろいろ宗教とか死んだ後は…とか、あるじゃないですか。
そういうのて生きてる人の為のものなんだなって感じてましたね。 亡くなった日は悲しんだ方がいいとか、ひたすら思い続けなきゃいけないとか。
そうすることで周りの人が支えられるんだなって思いました。
全部が綺麗事だと思いました。
死んだ後、私はただ体が無くなるだけだと思うし、人生が終わるだけだと思うし、三途の川とか、あの世に上っていくとか誰が体験したんだよって(笑)
彼が死ぬって、そうゆう事じゃないんですよね。居なくなるんですよ。
もう彼が起きることはない。 お葬式って誰のためにするんでしょうね 。亡くなった人が喜ぶとか無いと思うんですよね。
だから全てが綺麗事だと思いました。
それに私も最後に彼が来た日位から、すごく体調が悪くて…痙攣したりとかもして本当にきつかったんです…
だから、正直
「お疲れ様。私たちお疲れ様(・ω・)つ⊂(・ω・)」
それが正直な気持ちでした。 彼も一生懸命頑張ったと思うし、私も精一杯頑張ったと思うし。
何の後悔もありません。
後悔しそうになる事はあっても、その度に彼がそう思って欲しいのか…と思います。
きっと、亡くなった人が生きてる人に対して思うことがあれば…自分のことで後悔なんてして欲しくないんじゃないかな。そんなことを淡々と思ったり受け入れたりする一日でしたね。
すごく冷たい人だと思われるかもしれないけど、私としては彼の性格からして考えられる事を最大限に尊重して生きているつもりです。 よく「平気だね」って言われることもありますけど…
当たり前じゃないですか!
彼がそう願うなら私はそうでありたいと思うんで。
結構大きな愛だと思うんだけどなぁ(笑)

少し重かったかもしれませんね…
でも私はいたって気持ちは元気なので。◕‿◕。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた…

#彼が亡くなった日 #生きている人が出来る事 #肺がん
#病気 #尊重 #敬意を込めて  

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