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Inventor / 駆動ユニット (16) LOD300 2次元組立図

前回はこちら、

2次元図面のまとめ

2次元図面をまとめていきます。
3次元モデルを作成中も、随時、2次元図面を更新しているので、以下のような図面が出来ています。この図面をもとにします。

レイアウト

A1サイズに尺度1/2、図の様に正面図、平面図、右側面図、出力軸の断面図、背面図、アイソメ図(2か所)が配置されています。寸法と風船を書き入れる余裕があるようなので、このレイアウトで良とします。ただし、背面のアイソメ図は、出力軸の取り合いが分かる様、ベアリングブロックを断面表示にします。

ベアリングブロックを断面表示
ブラウザから表示をコントロール

寸法、注記

寸法・注記の追加、位置の調整を行います。寸法のスペースが足りない場合は、投影図のレイアウト調整を行います。

正面図
出力軸の断面図
平面図

歯車

歯車のピッチ円を表示します。平歯車のパーツモデルにピッチ円を示すスケッチを追加します。

歯車の端面に新規スケッチを作成、穴と同心のスケッチ円を作成し、寸法をパラメータから選択します。平歯車コンポーネントジェネレータを使って設計をしているので、歯車のプロパティがパラメータに登録されています。これを利用します。

モデルスケッチを含むでスケッチを表示し、プロパティを使って線種を鎖線にします。

風船とパーツリスト

風船とパーツリストを追加して完成です。

設計途中での寸法修正は避けられませんが、トップダウン設計手法で派生コンポーネントを旨く使うと、修正を間違いなく(エラーを出さずに)行うことができます。

Autodesk Viewer

完成版のモデルはこちらから閲覧できます。

2次元図面
3次元モデル

次は、この駆動ユニットをベースにして、流用設計をするときの方法について説明します。


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