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深夜の独り言 21

ネタバレはしません、というより、ネタバレをできるほどちゃんと理解できていません、が正しいですね。シン・エヴァ観ました。うん。難しかったけど、まあ、なんとなく、すごく面白かった。姉がIMAXレーザーでチケットを取ってくれたので、高画質に高音質で、でもそんなこと忘れるくらい没頭して観ました。

推し、燃ゆも読みました。短くて、2時間もかからずに読めてしまいました。大切なことが詰め込まれていた気がしますが、濃すぎて、なんだか表面だけすくって流してしまったような気がします。それでも、じゅうぶん面白かった。主人公のお姉さんが、私によく似ていました。

完全に春休みに入りました。お友だちと会ったり、ひとりで買い物をしたり、家でくつろいだり、それなりに楽しいことがたくさんあります。

今は文章を書くのが難しいと感じます。よく書けるときはただ浮かんだ言葉をそのまま写すだけで文章になるのですが、出てこないので一つ一つ捻り出さないといけません。

捻り出した言葉はわざとらしい感じがして、少し苦手です。うまく書こう、と意気込んだ文章もそうです。読んだときに、文章がうまい、よりも先に、内容が面白い、がきてほしい。普段の会話でも自然に入ってくるような、柔らかい言葉遣いが好きです。それであとから、この言い回しすごいな、と気付くような。あとから、あのシーン本当にどきどきしたけれど、そういえば超高画質で高音質だったからかもな、なんて。これは、ただの個人的な意見です。

だから、ここ最近は少し反省しています。まあ、少しだけですけど。ホワイトデー、どうしても書きたかったし。

これを書きたい、と思って書くのではなくて、感じたままに綴る感覚を、思い出したいと思っています。

最近は、神経が細くなっている気がします。普段はなんとも思わないことを気にしてしまったり、大好きなひととの関係性に悩んでしまったり。いらいらを除いた生理の一週間みたいな精神状態が、ずっと続いています。

だから、いろんなことを表面的に、なんとなく、楽しんでいます。それなりに充実した普通の日々が、うまく送れたらいい。

当たり障りのない、平穏な日々を送るのがこんなに難しいこと。放っておいたらいつでも流れ出しそうな、理由のわからない涙を、一人のときにそっと枯らしておくこと。みんな、みんな優しくて素敵なひとだから、傷つけたくないこと。気を緩めると、表情筋が勝手に下がってくること。

じっくりと考えることは必要なことだけれど、今はそういう時期じゃないんだと思います。きっと考えすぎると壊れてしまうから、なんとなく、を大切にして日々を過ごしています。繊細なバランスを保って、今自分はうまくやっているな、と毎日褒めながら。

感じたままに、は、独り言だとうまく言えますね。自分としっかり向き合っていないから、心の表面をすくいあげて言葉にしています。何が本心か自分でもわからないけれど、なんとなく、こんな気持ちです。

シン・エヴァも推し、燃ゆも、もっと深く考えられる時期にもう一度鑑賞したいです。というか、エヴァンゲリオンは新劇場版の四作しか観たことがないので他のシリーズも観てみたいです。だって全然わからないもの。全然わからないけど、映画ではなんとなく、涙がこぼれました。私の人生より長い歴史をもつこの作品を、ちゃんと理解できる日がいつかきますように。

なんとなく、思う夜に。



深夜の独り言。

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