深夜の独り言 2
お話を書くことは好きですが、日記は続いたことがありません。
今日あったこと、思ったことを書き留めておくことは、あとから見返して思い出に浸ったり、嫌なことを吹っ切って次へ進んだり、同じ間違いを繰り返さないためにとても良いことだと思います。
でも、嫌なことが起こったとき、私はそれを、記録するのが怖いんです。早く忘れてしまいたいから。それに、いっときの感情というのはなんだか少し大げさで、馬鹿らしくて、恥ずかしいもののように感じられてしまう。まだ中身は子どもだなあと実感するのが怖くて、怒りや悲しみといった感情を書けないのだと思います。
でもそれも、自分の大切な感情なのかもしれない。強い気持ちは成長に繋がる。子どもでもいい、無理に大人にならなくてもいいじゃないか。
こう思って書いたこのnoteを、未来の自分はどう思うでしょうか。
しかしとにかくそう思ってしまったので、私は、自分のマイナスな感情も素直に表せるようになりたいと思いました。
そこで思いついたんです。お話にしてしまえばいいんだって。どこかの誰かの知らない物語にしてしまえば、恥ずかしくない。読み返したときに、背景にあった出来事を思い出すかもしれないし、出さないかもしれないけれど、感情ははっきりと思い出せる。でも物語だから、書くときに少し誇張したりもするし、完全に私が思ったことというわけでもない。だから、大げさで、馬鹿みたいで、幼稚な考えでも、私のせいじゃない。
これはいわゆる、昇華というやつですか、あのフロイトの防衛機制の。それとも、投影ですかね。そんな大げさなものでもないか。言ってみたかっただけです。
そんなことを思ったために、自分の経験をもとにしたお話もいくつか書いたりしています。私の胸のうちが晒されている気分で、かゆいような、すっきりするような気持ちです。
でももしかしたら本当は、ずっとどこかにぶちまけたかったのかもしれませんね。だからすらすらと書けるんでしょう。
どこかの誰かに感情を押し付けて、お話として吐き出す。なんだか、贅沢な防衛機制ですね。
とはいえ、こういった感情は原因を取り除かなければなくならないものですから、現実世界でもうまく表現できるようになりたいものです。お話を書く前に頭の中を少し整理してみるみたいに、冷静に相手と話し合えるようになりたいです。
なら、逃げてばかりじゃだめですよね。というわけで日記、を毎日書くのはやっぱり続かないと思うから、noteに、こうやって「自分」のままで気持ちを書いてみる、というのも、ときどきやってみようかなと。慣れてきたら、日記、頑張ってみようかな。
慣れてきたら、ね。
深夜の独り言。
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