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深夜の独り言 8

最近少し不調です。自分の書きたいことが前みたいにぱっと思い浮かびません。

全ての授業も課題も終了して、夏休みを満喫しています。とは言ってもコロナ禍ですから、高校までのお友だちと河川敷でギターを弾きながら歌ったり、一日で30km近く踏破したりと、女子大生であることを疑うほど野生的に楽しんでいます。

まるで、物語のような日々です。退屈な日常からお話になりそうな欠片を探していた私は、情報過多で整理しきれていないのかもしれません。

たくさん本も買いました。
本を読むことが好きです。難しい本は読めないので、大衆小説です。大学生になってバイトもして、自由になるお金が増えたからか、本の大量買いが止まりません。仕舞いきれなくなって、思い切って大きな本棚も購入しました。組み立てるのが大変で、父に手伝ってもらおうと土日まで待機中です。ぱぱ、せっかくのお休みにこき使ってごめんね。代わりと言ってはなんですが、週に一度のご褒美のスーパーカップをぱぱの分も買っておきました。

読書記録も始めました。とても気に入った本は何度も読むのですが、読みたい本もたくさんあるので、どうしても一度しか読まないものはあります。でもせっかく読んだのだから、何か自分の中に残るようにしておきたい。忘れないようにしたい。だから、印象に残ったことや感じたことを記録することにしました。

それは思ったよりも難しい作業でした。読後の高揚冷めやらぬまま、感じていることを言葉に変換するのは難しい。

辛い環境に思いを馳せたり感動したりして涙を流すような、あるいは、愛し合う二人が結ばれたり問題が解決して満足するようなお話はあまり好みではありません。感情が大きくは動かないけれど、読む前と読んだ後では見える世界がほんの少し違っていて、何か言葉では表せないような重たいものが心の深いところにそっと加わってしまうようなお話が好きです。

なんの躊躇いもなく読書感想文を書いていた小中学校の頃の自分に尊敬の念を抱きます。

18の夏が終わりかけています。

私はまだ誕生日がきていないので18歳です。高校生では留学に行っていたりで一歳上の子もいたし、大学生になれば浪人やら何やらで、だんだんと年齢を意識するようなことはなくなってきましたが、それでも18の私には18と19の間に大きな差が見えるし、19と20はもっと離れているように見えます。

物語のような日々です。毎日家に帰ると、夢だったのかと疑います。とても楽しくて、それでいて、あっという間に過ぎていく、儚い日々です。全部過ぎ去ったあと、私は何を考えているのでしょうか。

死ぬほど歩いてから海で見た夕焼けを忘れません。ささやかな黄色い夕焼けでした。すぐに夜景に変わって、涼しい海風でべとつく髪の毛が勢いよくなびきました。震えだしそうなほど歩き疲れた脚は砂浜に掬われて、スマホで写した海はぶれぶれでした。雲に覆われた夕日の残像は、ただ記憶の中で優しく地平線に伸びています。

ちょっと、青春ぽいこと書いてみたかっただけです。


充実した夜の、


深夜の独り言。

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