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FA杯 準決勝 マンチェスターシティー VS アーセナル

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勝利を信じていたものの、まさか本当に勝利するとは思ってませんでした!
本来の「アーセナル」のスタイルに拘らず、勝利に拘る姿には感動しました。前回のリバプール戦と同じように、チーム力の差を感じさせられるような内容でした。
またシティーを知り尽くしたアルテタだったからこその勝利になりました!


【Match summary】

【スカッド】

マルティネス
ムスタフィ → 88’ホールディング
ダビド・ルイス
ティアニー
ベジェリン
セバージョス → 88’コラシナツ
ジャカ
メイトランド=ナイルズ
ぺぺ → 72’ウィロック
ラカゼット → 78’トレイラ
オーバメヤン

=ベンチ=
メイシー
ソクラテス
ネルソン
スミス
サカ

【得点】

アーセナル:17’&71’オーバメヤン

マン・C:


【勝因1 プレスのポジショニング】

通常、前線からのプレスは中央から中のパスコースを切りながら外に追い出して、SBの選択肢を縦だけに限定しパスが出たところを潰す。もしくは、ロングボールを蹴らせて、五分五分の状態にして回収する。という形が多いようです。今回は、相手のビルドアップが始まった時ラカゼットが0.5列下がったところにポジショニングし、サイドは縦を切り中央からのビルドアップを誘発します。そこで受けてになるのは、ギュインドアンorファビーニョなのですが、0.5下がったラカゼットがここをケアします。シティーは簡単にロングボールを送り込まないので、多少無理してでもギュインドアンあたり目掛けつなげようとします。でさらに、デブライネも降りてきますが、そこはジャカが付いてくる。ここに至るまでのどこかで、刈り取ってショートカウンター。もしくはロングボールを蹴らせてマイボール、にする事がチームの共通理解でした。
何回かラカゼットのプレスが効いてショートカウンターが発動したシーンがありました。
後半は、、プレスの強度が下がってきて回され放題となっていましたが、、。

【勝因2 ビルドアップの引き出し】

プレミア再開後、ビルドアップのチャレンジはずっと続けてきました。
①センターバック→②ウィングバック→③中央→④ウィング
その後は、カットインor縦突破でゴール前PAに進入する。
この時キーになるのは、②からの選択肢がどれだけあるか。

・センターバック(GK)に戻して逆サイドに展開
・縦の裏抜けをねらう
・中盤に当てる
・直接CFのくさびを当てる
だいたいこんな感じになってきます。相手もある程度予測がつくのでパスコースは塞がれてしまします。

今回はラカゼットが低めのポジションで積極的に降りてきていたので割とボールが収まり、ジャカやトレイラに落として逆に展開。もしくは反転して前を向いて、自ら持ち込むか逆サイドに展開できていた。

この形が、シティーに通用した事は非常に大きいです。相手を背負ってもボールを引き出せる事ができるので、チーム全体として前を向け攻撃に厚みが出せることに繋がりました。

1点目の、オーバメヤンの得点に繋がるシーンもラカゼットが絡んで得点になりました。

また、DFラインやキーパを交えたボール回しも1年前に比べると、少し自信を持って回せるようになってきています。キーパーも落ちつてますし!

ビルドアップはチームの強みになりそうな予感はしました。(ジャカとセバージョスがキーマンですね)


【勝因3 GK】

GKのスタイルによりますが、マルティネスは結構前にポジションを取ります。さらに、飛び出しの判断が良いので相手の決定機をうまく阻止していました。また、後半は完全に押しこまえれ続けた形になりましたが、DFラインとGKの距離を狭く保ち、クロス中心の攻撃を弾き返つづけました。

なにより、レノが怪我して以降出場した試合でほぼビックセーブを披露しています。こんなセーブを見せられたら、チームの士気は爆上がりですね。

実は、プレミアでも屈指のGKであるということを証明しつつあるマルティネス。これからもチームを支え続けてほしいです!


【最後に】

トーナメントは、勝ち上がって行けばいくほどチームの団結は増し連携も強化されていきます。ビックチームとの連戦を好成績で抜けてチームは今最高の状態だと思います。スカッドに入って居ない選手や移籍の噂が絶えない選手も居ますが、このままFAで優勝しリーグ戦でも連勝出来れば、選手も残って若手も育ち、来季は新しいアーセナルが始まる年になると思います。

群雄割拠になっているプレミアのtop10ですが、なんとか来年はCLを獲得して欲しい!そして、「らしさ」を残しつつもアルテタの新しいアーセナルを作り上げていって欲しいと思います!
終了直後の選手や監督を見てると期待ができますね!
















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