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証明していく

 平素よりお世話になっております。教育学部4年の君嶋航です。

 もう4年生ということで、自分の大学サッカー人生、いやサッカー人生も終わろうとしています。小学校1年生からサッカー一筋だったので、本当に最後なのかと思うとなんか不思議な感覚があります。もうあのドリブルで抜いて、シュートを決めたりする感覚、時には練習が辛かったり、相手に負けて自分に失望したりする感覚、公式戦前の緊張感、アドレナリンが出るあの感じ、1つ1つのプレーで仲間や観客が湧くあの瞬間(スタジアムだとなお気持ちがいい、あとコロナで最近はその感覚は味わえてない)、そして何より試合で勝って仲間と一緒に喜びを分かち合うあの感覚。辛いことはたくさんあったが、自分の人生に一番刺激を与えてくれたのは間違いなくサッカーであり、サッカーを通して得た様々な経験や景色が自分の体に刻み込まれ、今の自分を作ってくれたと思います。
 (前置きが長くなりました。ここから本題です。文体変わります。あとちょっとオラつきます(笑)。)


「証明していく」
 これは、今シーズンの自分自身、チームとしてもやっていかなければならないことであると思っている。
 まず自分自身に関して証明していかなければならないことが2つある。
 1つは、「自分の力」をチームに証明しなければならない。
3年生から長期離脱が増え、正直納得できる大学サッカー生活は送れてないし、今シーズンはシーズン開始早々に手術をし、5か月くらいサッカーから離れていたので、チームがラストスパートをかけようとしているタイミングなのに、自分はまだ1か月しかサッカーができてない。(公試合はサタデー1試合(笑))復帰してからも、体が完全に復帰しているわけがなく地道なリハビリとまた1からサッカーができる体を作り直す1か月でとても苦しく、ここ最近やっとサッカーが楽しくできるようになってきた。ここから自分に残された期間は少ないし、その中でも自分の良さを証明していかなければトップチームでの出場はない。2年の時にトップで出てたとかそんなことは今となっては全くの無意味なものだし、勝負の世界だから怪我で後れを取った選手は当然置いてかれる、廃れたら消えていくまでだ。俺には怪我なんか関係なかったんだよって、思わせられるように、残されている短い時間で必ず史上最強の「君嶋航」をみんなに見せていくつもりだ。
 2つ目は、自分自身の選択に対して正解だったと証明していくことだ。(祐雅と被ってしまった笑)
 これは自分がこの横浜国立大学体育会サッカー部に入ったことを間違いじゃなかったと、残りの期間で必ず証明する。大学に入ると、いい意味でも、悪い意味でも時間や選択肢が増える。サークルで大学生活を謳歌する、部活に入って何かに本気で打ち込む、アルバイトをしてお金を貯める、学問を究める、他にもたくさん大学生活でできることはある。どれも立派な選択であるが、その中で俺はこのサッカー部に大学生活を注ぐことを選択し、ついに最終局面を迎えているところである。1,2年でなかなかうまくいかなかったときは間違った選択をしてしまったのかなとか揺らいでしまった時もあったけど、結局それはうまくいかない自分に言い訳してただけで、弱い自分と向き合うことに逃げていただけだと気付いた。この三年半いろいろあったが、最後の時に、このサッカー部に入ったことは正解だったと心の底から思えるように、今からでもできることを全部やっていく。
 次に、チームに関しては、大学サッカー界に自分たちの実力を証明していかなければなりません。「大学サッカー界を驚かせる」これは俺が4年間目指し続けたことである。もし昇格戦に自分達が出たとなった場合、他大学からしたら下に見られることになるだろう。相手チームの選手の出身校は確かにJユースか選手権常連校しかほぼいなくて、客観的に見たらどう考えても下になってしまうのはしょうがない。けどはっきり言ってこの状況が本当に腹が立つし、「今に見てろよ」と4年間思ってきた。ただやっぱり「公式戦で勝利」することができなければ、俺らが強いことは証明できないし、今までできてない。4年生となった今、今年が最後のチャンスだし、何としてでも大学サッカー界に実力を証明したいと思っている。でもまだまだ足りてない。関東2部に上がるために、自分の全ての能力を残りの期間でレベルアップしないと絶対ダメだし、満足する事なく日々練習していきます。とにかく今は、日々の練習や自主練を大切にし、まずは目の前の県リーグ優勝できるように頑張っていきます。

俺は、この3つを残された期間で必ず証明していく。できなかったらこれを見ている方は俺のことを笑ってください。できなかったら俺の4年間は失敗だったくらいの覚悟でやっていきます。

長く自分本位な文章でありましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。この素晴らしい環境で自分たちがサッカーをやれているのは、スポンサーの方々をはじめ、コーチをしてくれている石橋さん、アツシ君、僕の怪我の唯一の理解者であるトレーナーの酒井さん、コロナ禍でも様々な対策をして私達がサッカーをやることを許可してくださっている学校関係者の方々、4年間苦楽を共にした同期、話しかけても快く話してくれる後輩達など、自分に関わってくれている全ての方のおかげです。本当にありがとうございます。自分に関わってくださっている方々の為、最終学年としてチームの掲げる「関東二部昇格」という目標に貢献できるように最後まで諦めず戦い続けます。そして、横浜国立大学体育会サッカー部を見てくれているすべての方々に何かポジティブなものを与えられるように尽力していきますので、これから自分たちの活躍を見てください。よろしくお願い致します。

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