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「見せましょう」3年 滝本起子

平素よりお世話になっております。
本年度広報課長を務めております経営学部経営学科3年の滝本起子です。

最近OBの方々とお会いすると必ず「うどんの子ね」と言われるため、
部員ブログの影響をひしひしと感じています。
冒頭からなんだ。これは。と思われるかもしれませんが最後までお付き合いいただければ幸いです。

2022年10月3日
あるプロ野球選手の引退試合が行われました。

その選手は2011年に発生した東日本大震災の被災地支援のために行われた慈善試合で
「見せましょう!野球の底力を」とスピーチをした嶋基宏選手(楽天→ヤクルト)です。

引退セレモニーでこの言葉をもう一度聞いたときは、当時がフラッシュバックして、こんなにも考えさせられるとは思ってもいませんでした。

同じ11年という月日で
野球生活を終える人も、人生の岐路に立つ人も、再度自分を見直すきっかけになる人もいます。

11年の間で私は、「スポーツ、特に野球」から人と関わり、応援することの楽しさを知り、そして今、横浜国立大学体育会サッカー部の一員になっています。

こんな11年後の未来を当時の私は想像することもできませんでしたが、大学3年のこの時期は、自分と向き合い、自分なりの答えを見つける必要があります。11年後の32歳の未来は想像できなくても、人生の軸は見つけることができます。ここでの軸は、就活の軸ではなく、あらゆる決断の際に「ものさし」となるものです。

私にとっての人生の軸は「信頼を勝ち取ること」でした。

横浜国立大学体育会サッカー部に所属しているのも、
「スポーツを支える」経験をして、私自身の言動に説得力を与えるため。
横浜国立大学を受験したのも、
「国立に合格する」という暗黙のルールを守り、大人たちを裏切ることなく第一志望に専念するため。
高校で丸亀高校を選んだのも、
「東京オリンピックを現地で観戦する」という小学校の恩師との約束を守る環境が整っているため。

このようにこれまで与えられた多くの選択肢には、
自然と誰かとの信頼関係が大きく関わっていました。
もちろんサッカー部での活動も大きく関係しています。

現に、大学1年次の部員ブログでは「居場所を見つけること」が目標でした。毎日部活に行き、目に見えることだけが評価されることが当たり前の環境では、活動意義を見出せずにいた時に、一史さんや和真さん、沖さんや柊太郎さんが主軸となっていたスポンサー班活動に参加させてもらったことが私のサッカー部での活動の始まりでした。
先輩方の部活への思いを痛感し、
自分の居場所を見つけることが「組織の原動力の1つになること」だと気づき、今では、横浜国立大学体育会サッカー部の広報課長という役職があります。

そんな私が、1年間の広報課長としての活動で得た解釈が
「広報。それは外部への発信窓口でもあり、部員とのコミュニケーションの手段である。」です。

入部当初、選手と関わらなくてもいいやと思っていた私でも、SNSの企画や選手紹介、クロストークなどの様々な企画で選手の新たな一面を知り、半強制的に選手と関わる機会を設けたことで、先輩・同期・後輩から多くの刺激を受けてきました。

自分なりの居場所を見つけることができたからこそ、今では、確固たる自信につながっています。

そんな私自身の大学生活を充実させてくれた横浜国立大学体育会サッカー部は、数々の障壁を乗り越え、これから新たな世界へと挑みます。
広報という外側からのサポートにはなりますが、全員で
「見せましょうYNUFCの底力を」

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
これからも、先輩・同期・後輩が大学サッカー界の挑戦者として戦い続けてくれるはずです!
今後とも横浜国立大学体育会サッカー部への熱い応援をよろしくお願いします。

p.s.
私のやりたいことをいいよ〜と受け入れてくれる海のような心を持つ(本当はなんにも考えていない)坪井主将をはじめ、きつく当たっても受け入れてくれた同期の皆さん。本当にお世話になりました。みんなの幸せな大学生活を心より願っています。

そして、最後までついてきてくれたさやかちゃん。この一年での成長はサッカー部の誰よりも負けてないはず。
まずは、自分のやりたいことからはじめて最後までやり遂げること!応援してます。

横浜国立大学体育会サッカー部広報課長 滝本起子

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