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「最高の仲間!」4年 渡辺玲音


お世話になっております。
横浜国立大学教育学部4年の渡辺玲音です。
 
 
今回でついに部員ブログを書くのも最後になりました。正直、伝えたいことが多すぎて何を書くのか非常に悩みました。

しかし一番伝えたいのはやはりサッカー部の仲間への感謝だったので、プレーオフの日を振り返りつつ、私の感謝の思いを伝えていきたいと思います。まとめるのが下手で長くなってしまいましたが、ぜひ最後まで読んでいただきたいです、よろしくお願いします。
 
 
まず初めに、僕はこのチーム、そしてこの仲間が大好きです。当たり前のことですが、普段なかなか伝える機会がないので、ここではっきりと伝えさせてください。
 
実はプレーオフ進出が決まってから、練習をしながら泣きそうになることが何度もありました。プレーオフに勝てるかといった不安や自分のサッカー人生が終わってしまうことへの恐怖心もありましたが、一番はこの仲間でサッカーをやれる時間が短くなってきていることへの寂しさからでした。
この仲間と少しでも多く試合をしたい、そのために絶対にプレーオフに勝つ!そんな思いで練習に取り組んでいました。
 
そして迎えたプレーオフ当日も、ミーティングでモチベーションムービーを見た時点ですでに泣きそうでした。去年まで共に戦ってきて、立派な背中を見せ続けてくれた先輩方からのエールはとても胸に刺さりました。
そしてバスへ向かうと、メンバー外の部員が並んでいて、応援の言葉をかけてくれました。当日会場に行けない部員もわざわざ来て応援してくれて、本当にうれしかったです。
 
そして会場につきアップを終え、いよいよ試合開始の時になりました。応援席へあいさつに行くと、これまで一緒に戦ってきた仲間が全力で声を出していました。応援席の選手にも、メンバーに入れなかった悔しさ、怪我で思うようにサッカーができなかった悔しさなど、色々な思いがあったと思います。

しかし、そんな思いを押し殺してチームの勝利を願って全力で応援してくれる姿に心打たれると同時に、こんな素敵な仲間に応援してもらえることがとても誇らしくなりました。
 
ピッチに入り円陣を組んだ時、

私は顔を挙げてスタメン全員の顔を見ました。

この一年、共に体を張り、声を掛け合い、喜びも悔しさも味わってきた仲間の顔。その日は全員がやる気と自信に満ち溢れていました。最高にかっこよくて頼もしかったです。
 
試合は今シーズンで一番白熱した試合だったと思います。試合に出ている選手、ベンチ共に全員が集中しており、自分たちの力を存分に発揮していたと思います。しかし現実は厳しく結果は0-1。試合が終わると、悔しさとこの仲間とのサッカーが終わった悲しさで涙が溢れてきました。
 
周りを見ると自分と同様に涙を流して悔しがる部員がたくさんいました。試合に出た選手はもちろん、ベンチで支えてくれたスタッフや応援席にいた部員も悔し涙を流していました。私はその光景を見て、このチームはこれからまだまだ強くなれると思いました。後輩たちにはこの日感じた思いを忘れずに、また頑張ってほしいです。心から応援しています。
 
とまあ、そうは言っても、もう少しみんなとサッカーしたかったな、、、
 
 
 
こうして僕のサッカー人生は終わりました。とても長かったです。小学校一年生からサッカーを始めたので16年間続けましたが、振り返ってみれば常にサッカー中心の生活でした。僕はサッカーのおかげで常に成長し続けることができたと思っていますが、特に成長したと感じるのは大学での4年間です。
 
初めは、大学生になって色々なことをする選択肢があるのに4年間をサッカーに捧げる選択をして正しいのかと思うこともありました。実際、周りには体育会の部活に入っている人など少数派で、大学生にもなって、ましてやプロを目指しているわけでもないのによく部活をするねと言われることもありました。
 
確かにサッカー部での活動の中でしんどい思いもたくさんしてきました。普通の大学生がサークルや飲み会や遊びに没頭する中、僕たちは朝練のために早起き、真夏の炎天下での負けラン、重い荷物を持っての電車移動、雨の日には手足の感覚がなくなりながら練習。こんなつらい思いをしたのは僕らだけです。
 
しかしそれだけではありません。

強豪相手に全員で体を張り勝ち点をもぎ取ったときの達成感、プレーオフ進出を決めチーム全員で大喜びした時の高揚感、横国サッカー部の歴史と未来を変える挑戦、プレーオフに負けた悔しさと同時に全員が来年こそはと前を向いた瞬間。こんな最高の経験をしたのも僕らだけです。
 
自分にこんな経験をさせてくれたサッカー部のみんなには本当に感謝しています。

プレイヤー、マネージャー、スタッフ含め、この仲間だからこそあそこまで行くことができたと思います。今サッカー人生が終わり、横浜国立大学のサッカー部に入って本当によかったと胸を張って言えます。

間違いなく僕のサッカー人生で最高の仲間です。
みんな、本当に本当にありがとう。

 
 
最後に、僕はこの一年、みんなの記憶に残るプレーをいくつ残せるかと思って取り組んできました。

もともと人と違うプレーや、見ている人を驚かせるようなプレーをするのが好きなのですが、この一年は特にその思いが強くなりました。サッカー人生最後の年だったからというのもありますが、一番はみんなに忘れられたくないから。みなさんは僕のプレーで記憶に残っているものはありますか?
 
僕にとってみんなが最高の仲間であるように、みんなにとっても僕が最高の仲間の一人になれていたら幸せです。
 
 
 
大変長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。これまで自分のサッカー人生を支えてくれた家族、仲間、コーチ、すべての人に感謝しています。ありがとうございました。
 
これからも横浜国立大学サッカー部を応援し続けます。
 
 
横浜国立大学体育会サッカー部 渡辺玲音

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