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「進撃」1年 大野想二郎

平素よりお世話になっております。教育学部1年の大野想二郎です。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
 
2022年も残り2ヶ月となりました。まだワールドカップや有馬記念など大イベントを残してはいますが、皆さんはこの2022年をどのようにお過ごしになられましたか?ここでは私の2022年の振り返りを書かせていただきます。
 
私の1年を簡潔な言葉で表すとしたら
「停滞と挫折」です。
なぜこのような後ろ向きの言葉を選んだのか説明致します。
 
私は幼い頃からサッカーをやってきました。しかし特別サッカーが好きという訳ではなく、中学校や高校の部活選びも、新しいことを始めることから逃げてサッカー部に所属していました。極力練習もしたくない、そもそも外で遊ぶことも好きじゃないような子どもでした。
 
そんな私が「大学でもサッカーをやろう」と志し、サッカーに真剣に向き合うようになったのは高校2年生のときです。新型コロナウイルスの感染拡大により、3ヶ月もの間学校に行けず家に閉じこもる生活が続きました。最初こそ引きこもり生活を楽しんでいましたが、いつしか「本当にこのままダラダラとした生活を続けていいのか」という焦りが自分の中で込み上げてきました。コロナ禍での葛藤は、今読んでくださってる皆さんも経験したのではないでしょうか。私はそんな葛藤や焦りを解消してくれる動画に出会いました。それが「もしもヘタクソがキックを100万回練習したら?」という動画です。
https://youtu.be/J-4KzziqJOU

ただひたすらに壁に向かってボールを蹴り続けるだけの動画ですが、年数が経つと共にキックの精度が上がっていき、やがてプロ顔負けのキックを習得する。この動画をアップしている進撃のYさんは、海外のセミプロリーグに所属するまでになりました。私はこの動画を見て「これだ!」と閃き、二番煎じではありますが100万回ボールを蹴ることを目標に、自粛期間から毎日100回ボールを蹴り始めました。学校が再開してもボールを毎日100回蹴る習慣は続き、部活が再開しても、翌年部活を引退しても、受験期も毎日100回ボールを蹴り続け、ついには30000回を突破しました。回数を重ねるごとに確実な成長があり、技術の向上に伴いサッカーも楽しめるようになりました。(YouTubeに動画を上げているので、もし良かったらご覧下さい)
https://youtube.com/shorts/Hhze01RU9ak?feature=share
 
そして、なんと進撃のYさんは横浜国立大学サッカー部に所属しており、この動画に舞台である片倉うさぎ山公園は横浜国立大学のすぐ近くにあるではありませんか!!私は志望校を横浜国立大学に変えて、さらに練習に励みました。
 
なんとか横浜国立大学に合格し、念願のサッカー部に所属することになりました。サッカー部での練習と継続してきた「毎日100回」でさらに技術を高める予定でした。しかし今までより遥かに高いプレーレベルや練習強度、朝4時起きからの朝練、大学の講義やバイトなどをなんとかこなすだけの生活で妥協してしまい、「毎日100回」の習慣はなくなっていました。
部活でもなんとかBチームの練習についていくことが精一杯であり、
今までの努力や成長を感じられるようなプレーは出来ませんでした。
これが今年1年の「停滞」です。
 
「停滞」からなんとか前進しようと方法を模索していたなか、9月の上旬に右足を骨折してしまいました。試合前のアップ中1人で転んだだけの怪我だったのですが、まさかの全治6ヶ月、さらに手術。10センチくらいの金属プレートとボルトで足を固定しなければならず、2週間ほど入院したり、つい最近まで松葉杖での生活でした。逆足の練習でボールを蹴り続けた右足は、動かせなかったためかなりやせ細りました。
これまでの30000回分の成長はリセットされてしまったかもしれません。
これが今年1年の「挫折」です。
 
説明が長くなってしまいましたが、書いてみてやはり「停滞と挫折」の1年だったと改めて感じています。ですが、悲観はしていません。ここまでサッカーのできない期間は人生で初めてなので、過去にないほど「サッカーしたい欲」が自分の中で高まっているのです。半年以上のブランクがあり、さらに足に入っている金属プレートを抜く再手術もあります。しかし、長い時間のブランクを乗り越えて活躍しているアスリートは世の中にたくさんいます。進撃のYさんは2年間の浪人、さらに千葉大学での物理学の勉強を経て横浜国立大学のサッカー部に入られたそうです。半年のブランクなど比ではないほどの期間サッカーから離れており、

まさに「ゼロからの挑戦」
 
初めての大怪我なので、リハビリがどれだけ大変か分かりません。固まってしまった右足首は以前のようには動かないでしょう。しかし、必ずゼロから這い上がっていきます。2023年、大野想二郎の進撃を乞うご期待ください!! 

横浜国立大学体育会サッカー部 大野想ニ郎

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