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「因数分解+α」4年 竹田光太郎


 
この世界の人間は2種類に分けることができる。それは数学ができる人間かできない人間かである。

皆さんこんにちは、経営学部4年の竹田光太郎です。

書き出しは昔のテレビ番組(確かアメトーーク)でオリエンタルラジオの中田敦彦さんが読書感想文の書き出しとして紹介していたはずの手法です。番組を見たときからどこかで使いたいと思い続けて、ついに大学を卒業するまで機会がなかったのでここで使ってみることにしました。何となく読んでみたくなったでしょうか?

どちらにせよ中身とはそこまで関係ないのでそんなに気にしなくて大丈夫です。去年もおととしも私は「なんか変」なブログを書いていたと思います。最後になる今回は、引退を目の前にした4年生の熱いブログを読み心動かされ、こんなブログを書いてみたいなとも思いました。が、まだまだ熱い男たちのブログが続きそうなので相も変わらず自分らしく書いて、味変にしてもらおうと思います。ただ、書きたいものは書きたいので最後にちょっとだけ書きます。
 
ということで本題です。題名と書き出しに戻ります。

みなさん数学は得意でしょうか?

私は苦手です。数Ⅲすら触れてない私が因数分解について語るのは(そもそも因数分解は数学ですらないと言われるかもしれない)おこがましいのですが、その手法が日常生活に、組織運営に、サッカーにも使えるのではないかと思ったので書きます。
因数分解とは日本大百科全書(ニッポニカ)によると「一つの整式が二つ以上の整式の積に等しいとき、積に現れる各整式をもとの整式の因数といい、与えられた整式をその因数の積で表すことを因数分解するという」だそうです。
まあよくわかりませんが、覚えている使い方としてはx²-3x+2=0という式があってxの値を求めたいときに(x-1)(x-2)と変形できるのでx=1,2とわかるみたいな使い方でしょうか。

つまりある問題や追求したいことがあったときに、それを構成する要素を抽出すれば、わかりやすくなって、やるべきことも明確になるっていう話です。今回はそういう定義にします。
 
 前置きが長くなりましたが紹介したい因数分解の1つ目。
 
行動=認知×判断×実行。
 
正しくはこの3つには順番があり積算の法則が成り立っていないので因数分解になっていないかもしれませんがほっといてください。
結構よく見るワードだと思います。例えば運転免許の教習所でされる、集中力とかの話です。あとは経営学でいうとダイナミックケイパビリティにおける持続的に成長できる企業が持っている3要素が「感知、捕捉、再構築」であると言われています。若色コーチと話した際に、彼は「横国のトレーニングは認知と判断を鍛えるようにメニューを作っている。この2つのない実行(パス練習とか)には意味がない。」と言ってい(た気が)ました。
私はそこまで過激派ではないですが、どれか1つをひたすら鍛えても残りがおざなりになっていると結果が伴わないとは思います。
また、1つ1つのプレーだけでなく、サッカー部に在籍する4年間で試合に出るために、活躍するためにはまずは状況を認知し、どんな練習、行動をすべきか判断する必要があるはずです。

では部活動運営に当てはめるとどうなるでしょうか。柊太郎が言っていたように横国サッカー部が行っているすべての組織活動は理念に通じています。
これからは2年生がリーダーを担い、1年生も深くかかわっていくはずです。ではどんな活動を新しく始めるべきでしょうか、継続するべきでしょうか。大事なのは、理念につながる目的意識を持つこと、そして現状を認知し、判断することだと思います。

もうちょっと書きます。

では、認知のために何をすべきか、自分で分析したり、仲間と話したりすることもそうですが、ぜひ外の世界に出てみてほしいです。
偉大なOBの方々や他の大学サッカー部、すでに完成されている組織で働く人と話すと自分達に足りないものが山ほど見えてくるでしょう。そしたらその中で何を優先的に解決すべきか、どう解決するか判断し実行する。このサイクルを回せば回すほど組織はよくなるし、みんなは成長するでしょう。何となくした方が良さそうだけでなく、理念につながるか、認知と判断が伴っているか、大事にしてください。お節介焼きにはなりますが応援しています。
 
まだ読んでいる人はいるでしょうか。

2つ目の因数分解を紹介します。ついでにそれと関連する理論も紹介します。
 
モチベーション=努力が成果をもたらす期待×成果が報酬につながる期待×報酬の魅力
 
これは期待理論と呼ばれる経営学のワードでブルームさんというひとが提唱しました。難しそうですが簡単です。
サッカーに当てはめると、
①練習したら上手くなれると思えばモチベーションは上がる。
②上手くなれば試合に出られそうだったらモチベーションが上がる。
③試合に出られることが自分にとって嬉しいものだとモチベーションが上がる。みたいな話です。

ただどこかが0(上手くなれそうにない、試合に出られそうにない、試合に出ても嬉しくない)だとモチベーションは0になります。

私たちは働いているわけではないので報酬はお金じゃなくて喜びや達成感です。

どう使えるかと言われると少し難しいですが、自分や組織が練習や活動に対するモチベーションがわかないなあと思ったときに「認知」のためには使えるかもしれません。
どうすれば自分が、部員がやる気になるか、どこの要因が足りないのか、はたまた期待値を上げやすいのか。分析に使ってみてください。

ついでの理論も紹介します。「目標設定理論」です。こちらはアメリカのロックさんが提唱しました。モチベーションは目標が①具体的であること②達成可能の範囲内で困難であること③自分で決めること、によって高まるというものです。

新しいシーズンが始まって、チームや課や班としても個人としても目標を設定することがあると思います。この3つを意識しながら目標決めを行い、継続的に振り返りと再設定を行えばより良いシーズンになるのではないかと思います。

経営学にはリーダーシップやモチベーション、戦略立案のための分析など、部活で使えそうなものがこれ以外にもたくさんあります。興味がわいた人は調べるなり聞くなりしてみてください。新しい発見があると思うし、面白いと思います。

やっと最後です。αの部分です。ちょっとだけ個人的な振り返りをします。

10月26日、國學院大学戦。後半アディショナルタイム、それまで押されてはいたものの決定機は作らせなかった。こっちは狙っていた形で決定機を一つ作れたし交代メンバーの力もあって、押し始めていた。どうやって点を取るか考えていた。延長をどう戦うかを考えていた。相手の大きなクリア、90分戦い続けたDF陣のクリアミス。疲れもあったと思う。右サイドでためを作られふわりとしたクロス。自分の頭を超え、ファーへ競り合いのあとこぼれたボールはワンバンしてサイドネットへ。

まだ1週間も経っていないからかもしれないが、ふと急に思いだして、中への声かけができたこと、ゴールカバーに入ってキーパーをファーに動かせばよかったことを後悔する。

負けた瞬間、悔しさと終わってしまう虚無感が襲ってきた。

ただ、グラウンドから引き揚げて客観的に自分を見たとき、今までで1番楽しかった。

神大専修と圧倒的に力の差がある相手を見てきた中での今日。いけると思った。もちろん相手の方がうまいし、コートで自分が1番下手なのも知っている。

それでも首脳陣に守備の真ん中をシーズン通して任してもらえた。対人では負ける気がしなかった。去年のミスで死ぬほど迷惑をかけた先輩、OBの方々から応援のメッセージをもらい、スポンサー様の支援を受けて戦った。

相変わらず、人を叱咤激励はできないけど自分らしく守備と前向きな声でチームを支えられた。なかなか練習や活動でコミュニケーションをとれなかった同期、後輩が必死に声を出して応援してくれる。ベンチで、ベンチの外でスタッフ陣が自分の仕事をしながらサポートしてくれている。

こんなに幸せなことはこの先あるのだろうか。

横国サッカー部で活動ができる期間は短いけれど、まだサタデーリーグがある。できるだけ同じ経験をみんなにしてもらうためにサポートしたい。

試合後のミーティングで長々話したことと被ってしまうけど(帰りのバスで同期に長すぎと言われました)、横国サッカー部は楽しいし、充実しているから一瞬で終わってしまいます。

だからこそ、1年を、1日を、1プレーを大事に過ごしてほしいです。関東への道のりは少し遠くなってしまうかもしれないけど、組織を関東レベルにするには良い期間だと思います。自分も組織も鍛え上げて、関東へそして世界を楽しくする挑戦を期待しています。
 
だいぶ臭くなってしまいましたが頭にあったことは全部書きました。これからどうサッカーと関わるかをまだ決めてはいないけどいったんの区切りとして書かせていただきました。

本当の最後に、18年間続けてきたサッカーに体力も知力も根性も礼儀もコミュニケーションも鍛えてもらいました。
これまで私とサッカーをしてくれたすべての方に感謝を込めて。
 

横浜国立大学体育会サッカー部 竹田光太郎

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