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「マネージャーなんて向いてない」 3年鈴木七菜

いつもお世話になっております。
都市科学部環境リスク共生学科3年の鈴木七菜です。

これまで何を思って部活をしていたかなと、改めて考えながら書いていたら、かなりの長い文章になってしまいました。
普段文章をあまり書かないので、読みにくい文章だとは思いますが、そばにいて支えてくれる人や、マネージャーのことを思いながら最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


さて、私はこのサッカー部での最後のブログで

「マネージャーとは何者か?」

という問いについて、自分なりの答えについて書きたいと思います。
これは、マネなんて向いてないと思っていた私がずっと悩んできた問いなのですが、もう早速、答えを言ってしまいたいと思います。

私が3年間サッカー部のマネージャーをして、たどり着いた答えは、

「マネージャーとは、"起爆剤"と"潤滑油"である」

ということです。

その理由を書くにあたって、入部当初の思い出話を少しさせてください。

2年半前のことになってしまいますが、私はサッカー部のマネージャーとして入部をしました。何故入部したのかというと、大した理由はありません。単純にサッカーが好きだったのと(川崎フロンターレのサポーターなので)、同じ高校の同級生がサッカー部に入ることを決めていたことと、マネージャーって何するんだろ?という好奇心から、サッカー部に入りました。

初めの方は、ボトルに水を入れたり、タイムを測ったり、ビブスを配ったり、全てが初めてで新鮮で楽しかったのですが、、、
入部して1ヶ月くらい経ったとき、急にやりがいを感じなくなりました。

「なんで私こんなことしてんだろ」
「これ私いなくても変わらなくない?」

こんなふうに思ってしまいました。
ここから、マネージャーは向いてないと思い込む→部活楽しくない→同期とも仲良くなれない→仕事上手くできない→やりがいも感じない 
という負のループに陥りました。

でも、負けず嫌いすぎる私は「辞める」という選択肢を選ばずに、「続ける」という選択肢を選びました。

そしてどうせ続けるんだったら、
「すーなーがいたからこれ出来たよね」
「ななさんがサッカー部にいてくれて良かった」 
と言われる人を目指そうと思いました。

そうして、そんな人になるにはどうすればいいか考え、次の2つの目標を立てました。

①マネージャーの私だからこそできることをする
②誰でもできることをする

え?矛盾してない?
と思うと思います。でも、1人の人間の目標なので、もちろん真反対を向いてるわけではありません。

①の「マネージャーの私だからこそ出来ること」とは、プレイヤーをよりかっこよく魅せることだと思いました。そして、SNSで魅力を広めてサッカー部という価値を高めることが、私のやるべきことだと考えました。
幸い一眼レフが部にあるので、動画編集や画像編集を学べば魅力的な投稿を作れるのではないかと思い、勉強してみました。実は、それまで全然したことなく、加えて機械音痴なので最初は苦戦していたのですが、コロナ禍で暇だったこともあって独学で何とかできるようになりました。
そして、動画編集をしてスタメン動画を強化したり、一眼レフで撮った写真を加工したり、試合のハイライトやポスターを作ったり、広報活動について色々なことに取り組みました。
そして、自分の頑張りやサボりが、フォロワーやいいね数といった数字の結果で返ってくるSNSの運営は本当にやりがいしかありませんでした。
すごく楽しかったです。
このような新しいことに取り組めたのは、好意的にチームの皆さんが受け入れて協力してくれたからだと思っています。
ありがとうございます!

そして、②の「誰でもできることをする」は入部当初、すごく嫌でやりたくなかったことなのですが、マネージャーを続けるうちに考えが変わって目標になりました。

誰でもできる仕事というのは、誰かがやらなければいけないことで、いつも誰かがやってくれてること。
これにどれだけ気づいているか、感謝の気持ちを持っているか、なんなら自分はこのようなことをしているのか。

この考えから、マネージャーは、誰でもできることだけど、誰かがやらないといけないことを率先してできる人であり、選手の負担を減らすことが仕事だと考えるようになりました。
皆さんも、自分もできるはずなのに、いつも誰かがやってくれていることに気づいていますか?感謝できていますか?
もし、気づけたら感謝を伝えて自分もやってみてください。そういう人が多くなることによってチームは良くなると思っています。

はい。少しと言ったのに長くなってしまった思い出話はここまでにします。

マネージャーの私だからこそできることと、誰でもできること。
まさにマネージャーは、

「"起爆剤"としてマネージャー視点の意見をチームに還元し、また、チームを円滑に進めて人間関係なども調整する"潤滑油"であるべき」

だと考えています。

そして、私が少しでも組織の「起爆剤」と「潤滑油」になっていたら嬉しいです。

また、

「すーなーがいたからこれ出来たよね」
「ななさんがサッカー部にいてくれて良かった」

と1人でも思ってくれてたら、サッカー部でマネージャーを続けた意味があります。
たくさん成長させてくれたサッカー部に、少しは恩返しが出来ていたら嬉しいです。

素敵な先輩方、かわいいかわいい後輩ちゃん、めちゃくちゃ尊敬してる同期、今まで本当にありがとう。相談に乗ってくれてありがとう。楽しくて刺激ある時間をありがとう。

同期のまなちゃん、後輩のきこちゃんとさやかちゃん、毎日大変だったけどみんなのおかげで頑張れました。本当にかけがえのない時間でした。
ありがとう。

きこちゃんとさやかちゃんは、マネージャーに正解はないから、自分がなりたい方向に進んでいってね。期待してます!

もう引退なので、最後はお別れの挨拶のようになってしまいました。
思いがけず大ボリュームでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

横国のサッカー部のマネージャーで本当によかったです!!

ありがとうございました!

鈴木七菜

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