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「挑戦は続く」 3年竹内龍

2021年5月16日。
神奈川県前期リーグ第1節 vs松蔭大学
関東2部昇格に向けて、俺たちの代の挑戦が始まった。リーグ初戦は昨年度アミノバイタルカップで負けている松蔭大学。
1-2、敗北。
入部してからの2年間、いずれも初戦で苦戦している。今年も負けた。
幸先の悪いスタートで始まった今シーズン。後期でのリベンジを誓った。

2021年6月13日。
神奈川県前期リーグ第5節 vs防衛大学校
9-0、勝利。
前期リーグの5試合が終わり4勝1敗と初戦の敗戦を引きずることなくなんとか持ち堪えた。

2021年9月26日。
神奈川県後期リーグ第1節 vs松蔭大学
4-1、勝利。
前期のリベンジを果たした。少しずつ優勝、そして関東参入戦への切符が見えてきた。

2021年10月17日。
神奈川県後期リーグ第4節 vs横浜市立大学
3-0、勝利。
そして、神奈川県リーグ優勝。
2位チームとの勝ち点差により最終節を残しての優勝となった。
(最終節vs防衛大学戦も3-0と勝利を収めた)
そして、神奈川県リーグ優勝と同時に、入部から3シーズン目、ようやく関東リーグ参入戦への切符を掴んだ。
ここまで計10試合、9勝1敗と初戦を落としたものの、力の差を見せつけて優勝した俺たちは自信と誇りを持って関東参入戦へ闘志を燃やしていた。

2021年10月27日。
関東参入戦への出場不可が決定。
選手登録をしていない選手がリーグ戦に出場していた、として関東参入戦への出場が取り消しになった。
俺らのミスにより、参入戦への出場はおろか、全10試合中8試合が不戦敗扱いとなり、それぞれ0-10で敗戦、という結果になった。
そして、関東参入戦へは神奈川県リーグ2位の神奈川工科大学が出場することに。
4年生は後期リーグの最終節、防衛大学戦を最後の試合とし引退が決定した。
と、同時に俺たちのシーズンはBチームのサタデーリーグを残すのみとなった。

参入戦に出場できないことが決まってからの数日間は何事にもやる気が出なかったし、ぼーっとすることが多かった。なんか体調も悪かった。
そして、毎年県リーグの最終節で、来年こそは関東へ、、、というメッセージを後輩に残して引退して行く先輩方を見てきて、今年もまた同じメッセージを残すこととなってしまった。

神奈川工科大学は参入戦の初戦で抽選の結果、東京都リーグ2位の明治学院大学と対戦することが決まった。
ちなみに、横国には3年前に、関東参入戦で明治学院大学に0-14で負けた伝説が存在している。
明治学院大学はどんなに強いのだろうか、と思っていたが俺たちはこの3年間で間違いなく強くなってるし0-14で負けるとは全く思わなかった。この3年間の成長を結果で示せる絶好の機会でもあった。
だが、そのチャンスにも挑戦出来ずに終わり、この伝説は来年以降も引き継がれることとなった。


こんにちは。横浜国立大学、教育学部の竹内龍です。ここまで、今シーズのリーグ戦を振り返ってみました。結果として私たちは目標であった関東二部リーグへの昇格は果たせませんでした。参入戦を戦うことができないという事実は変わらないし、来年また、関東参入戦に進むことができるという保証もありません。入部当初から約三年間、この目標のために日々の活動に取り組んできただけに、すごく悔しいし、期待にこたえられなかった情けなさや不甲斐なさみたいな感情もあります。ただ、このような終わり方になってしまったことに対しては何も思いません。私の好きな考えた方の一つに、全てのことには意味がある、というものがあります。これは運命論ではありません。世の全ての出来事が人間の力では変えられないとは思わないから。起こるすべての出来事には意味があると思っているので、私がこれまで出会ってきた人や体験したことには全て意味があって、これから体験するすべてのことにも意味があると考えます。だから私はこの件にも何か意味があって、私たちに新しい気づきを与えてくれたものだと思います。今回の件を経験したことによるネガティブな要素は確かに大きいかもしれないけれど、私たちはここから学び、改善し、この件を経験しなかった世界線での私たちより、大きくたくましく成長することができると思います。そして私たちにはその責任があります。それがこの件の終着点だと私は思います。
「俺たちはもっと強くなれる。」という副主将の今瀧と同じメッセージを残してこのブログを締めくくりたいと思います。

最後に
私は今シーズンを迎えるにあたって「チームを強くしたい」という単純な思いからジェネラルマネージャーになることを決意し、ここまでチームを引っ張る身として活動してきました。そして今年は、Aチームの成長だけでなくBチームでもサタデーリーグのチャンピオンシップに進むことができました。これはこの1年、そして私が入部してからのこの3年間の活動は正しかったということの証明でもあります。私はこんなにも成長を実感できる組織でジェネラルマネージャーを務めることができて本当に良かったと思います。4年生の偉大さを感じ、3年生のサッカー愛を感じる1年でした。引退する3年生を含め4年生には本当にお世話になりました。
これからいろんな思いを背負って、また新たな挑戦が始まります。周りの方々のサポートやスポンサー様の支援があって成り立っている組織である、ということを今一度自覚して私自身、チームの歩みに貢献していきます。

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
そしてこれからも横浜国立大学体育会サッカー部をよろしくお願いします。

2021年11月29日 竹内龍

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