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楠の花の香りと楠・樟脳のこと

みなさまこんにちは
香と瞑想とコーチング 小林 明美です。


大型連休の間、
noteから離れてましたが
今日から平日更新を再開します。

どうぞよろしくお願いいたします。


連休中は普段以上にお香にまみれておりました。

立夏に合わせて白檀でお線香を仕立てたり
ホワイトセージや
カルダモン、ジュニパーなどの
スパイスやハーブを粉にして
印香やお線香にしてみたり…

あれとこれを足すとどうなる?
そんな実験のような時間でもありました。


なんか魔女のお薬を作ってるかのようw
葉っぱや花を粉にして
あれとこれを混ぜてコネコネしてw

まあ楽しい。

時間を忘れてあれこれと…
好きなことをやっていると時間も忘れてしまいます。




そんなこの大型連休から五月の上旬は
外を歩いているとどこからともなく
良い香りがしてきます。

いろんな木々の花が咲いて
この季節はどこにいても
どこからともなく良い香りがしますね。



今の時期
「薫風」
「風薫る五月」
など言いますが

この街中に香る「薫り」のもとは、
たくさんの種類の花の香り。


その中で九州福岡では
この楠の花が一番多いんじゃないかなと思います。


山の中に行かなくても街の中でも
ふとした瞬間香ってくる
この季節ならではの香り。

↓ 楠の花


目で春を感じるのが桜なら

鼻腔で初夏を感じさせてくれるのは
楠のような小さな小さな本当に目立たない花々の香り。



この楠、神社の境内にもよく植えてあり、
御神木として信仰の対象にされている木も。

九州鹿児島の「蒲生の大楠」は日本最大の楠だそうです。


防虫にも使われるお香原料「樟脳(しょうのう)」は
この楠の幹や枝などから作られる凝縮された成分。
とてもスースーとしたスッキリを超えるくらいスッキリした香り。

一時期化学的に作られた合成の防虫剤に押されて市場から消えていましたが現在この天然の樟脳は福岡・鹿児島・宮崎で小規模ながら製造されています。

楠を切っただけの木片やチップもこの香りがほんのりして
その木片をクローゼットに置いておくだけでも虫除けになります。

私たちの営みのすぐ近くにいてくれて
お役に立ってくれてきた楠です。


楠全体の香りと花の香りはもちろん全く違います。

楠の花の香りが楽しめるのは
この花が咲いている今だけ。

今日も鼻の穴を大きく広げて
クンクンと香りを身体中にいただきます。


いろんな天然の植物などを採取して
精製してお香の原料にして
それを調香(ブレンド)して
好みの香りに仕立てるのは
とても豊かで素晴らしい先人達の知恵で

それによる効果効能も計り知れないものですが、

同時に思うのは
今この時しか味わうことができない
一期一会の香りの素晴らしさ。


いくら人が何をどうしようと
この今咲いている花の香りは
全く同じに封じ込めることはできなくて

その儚さと貴重さ有り難さを
どの香りを聞いても感じます。


初夏が過ぎるとだんだん雨の季節に。

クチナシのあの甘い香りの季節がやってきますね。

あの香りはむっしりと
少し湿度が高い方がしっくりきます。


そして
お釈迦様がその木の下で瞑想したとされる
菩提樹も甘くふくよかな香りの花を咲かせてくれます。

有り難い。

楽しみ楽しみ。


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