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脱IEをシステム見直しのきっかけに!

日本とフィリピンの2拠点で活動しているソフトウェア開発会社のYNSです。

IEのサポート終了

今年6月、マイクロソフト社のブラウザInternet Explorer(以下、IE)のサポートが終了しました。同社は後継ブラウザであるEdgeにIEモードを搭載し、IEにしか対応していないサイトを引き続き閲覧できるようにしています。このIEモードは2029年まで継続されるようですが、早めの移行が呼びかけられています。
 

かつて一世を風靡したIE

日本のブラウザ使用状況におけるIEのシェアは、2009年1月時点では66.8%と1位でした。2位がFirefoxの22.3%と、1位との間に大差があり、IEは他の追随を許さない状態でした。
しかし、独自仕様が多く開発時の難易度が上がる点や、スマートフォンの普及などの影響によりシェアが徐々に減り続け、サポートが終了した2022年6月時点ではシェア約1%となりました。
 

サポート終了後もIEの使用率は47%

サポート終了となったIEですが、IT系ポータルサイト「Qbook」が440名のビジネスパーソンにアンケート調査を行ったところ、47%の方がIEサポート終了後もIEやIEモードを使用していることが分かりました。社内システムがIEにしか対応していないことが主な理由でした。
 

IEモードでは正しく表示されない場合も

IEモードなら、IEでの使用感とほとんど変わらずページを閲覧することができます。しかし、一部企業では不具合が生じているようです。

▼IEモードでのお困りごと
・文字化けや表示崩れが起きる。
・業務システムの一部機能が動作しない。
・読み込みが遅い。
・IEモードの設定を毎回要求される。


脱IEが進まない事情「システムのブラックボックス化」

円滑に業務遂行のためにも、はやめに社内システムをIE依存から脱却したいけど進まない。。。
一つの大きな原因に、既存システムのブラックボックス化が挙げられます。古いシステムには長い年月をかけて追加された多くの機能が備わっており、リリース当初と比べて肥大化しています。当時より構造が複雑な中、設計書が残っておらず調査に膨大な時間がかかったり、技術の老朽化によりメンテナンスできる人が限られるなどし、「リニューアルしたくても荷が重すぎる」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
 

脱IEをシステム見直しのきっかけに

DX時代と言われている今日、自社が持つデータを最大限活用していけるように、社内システムを適合していきたいですね。
YNSでは、業務システムの作り替え(リプレイス)の実績が豊富にあります。もちろん、IEからの移行支援も行っております。お気軽にご相談ください。



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