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【中央アジア5ヶ国】久しぶりのそして人生最長のひとり旅

こんにちは!
ynkt_travelです。


2023年に徐々にコロナ禍が明け始め、出張やら旅やらで海外にちょくちょく行ってはいましたが、今回の中央アジアは2019年10月以来のひとり"旅"でした。

期間は1ヶ月と1週間。
人生で最長です。

私は"旅"と"旅行"は使い分けるようにしているのですが、今回は旅として行って来ました。

なぜ中央アジアを選んだのか?

中央アジアってあまり知られていないというか、旅や旅行先に選ぶ人って少ないなぁと思います。

私も実際今回の旅先に決めるまで、地図上で意識したことも行きたいと思ったこともありませんでした笑

でも地図上で見ると、結構大部分を占めている砂漠地帯なんですよね!

文字通り未知の国だった中央アジア5ヶ国(カザフスタンキルギスウズベキスタントルクメニスタンタジキスタン)へ行こうと思ったきっかけは、今年(23年)のゴールデンウィークに妹とモンゴルへ行ったことでした。

モンゴルはカザフスタンの右、中国の上に位置している、こちらも砂漠地帯です。

モンゴルはコロナ後の初めての旅先でした。
妹と1週間、ゲルに泊まったり馬に乗ったり、バイクに乗ったり、まだ茶色の草原を永遠と歩いてみたり...短期間でしたが大自然に触れて、そこで自分は本当に自然が大好きなんだと改めて思ったのです。

コロナ禍の2年間は、東京で映画業界で働いていました。東京も仕事も嫌いではなかったですが、
当時の自分のコンディションでの都会の混沌さと同じ毎日の繰り返しから逃げたい、そして生きてる今、見たいものを見て、やりたいことをやらなければいけないという気持ちが全て重なって爆発しました笑
そして出張で海外に行くこともあり、それが私にもっと自由に旅したいという思いを持たせたんです。

少し話が飛んでしまいましたが...
そんな中で
カザフスタンについては、モンゴルに行った時に知りました。
モンゴルで出会ったNurというツアーガイドが西モンゴルの出身で、彼と色々話すうちに西モンゴルの文化や、彼の祖先のカザフ人の話を知り、カザフスタンってモンゴルと近しい文化があるんだとそこで興味を持ちました。
モンゴルを既に大好きになっていた私なので、カザフスタンも好きになるに違いないと笑

そしてカザフスタンについて調べるうちに、もっと素晴らしい絶景があると知って...
すぐに行きたくなりました笑

すぐにGoogleマップで検索すると、カザフスタンの下に同じようなスタンスタンしている国が目に入って来たんです。
キルギス(タン)、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン。
5ヶ国合わせて中央アジアと呼んでいることもその時に知りました。
そして"絶景の宝庫"だということも。

こんな未知でワクワクする国、何で今まで放っておいたんだ!

(ここだけの話)気づけば仕事中も中央アジアについて調べて、旅のルートを考え、もう止められませんでした笑笑
大自然がメインだったのですが、ウズベキスタンの雰囲気が凄く好みで5ヶ国の中で1番行きたくてしょうがなかったです。
そうして、今すぐに行かなければいけないと思い仕事を思い切って辞めました。

知れば知るほど、魅力的な国だったんですよね。
本当に出会えて良かったです。

今回の旅のルート

さて、今回の1ヶ月と1週間の旅ですが、
もともと1ヶ月の予定でざっと
カザフスタン→キルギス→タジキスタン→トルクメニスタン→ウズベキスタンの順に回ろうと軽く計画を立て始めたのですが...

中央アジア、実は旅するのに単純ではない難しさがありました。

●問題その1
キルギスからタジキスタンは陸路で行けない
全く知らなかったのですが、この2ヶ国は国境で戦争をしています。
1年前頃までは陸路でも国境越えができていたと聞いたのですが、遂にそのボーダーも閉じられてしまったそうです。

→※ 【朗報】ひとつだけ越えれるボーダーあり!!!

●問題その2
トルクメニスタンの入国が最難関すぎる!
中央アジアの北朝鮮と呼ばれているトルクメニスタン(これも知らなかった)。
5ヶ国の中で唯一VISAが必要でした。
入国するVISA取得のために、トルクメニスタン当局からLOI(Letter of Invitation)という許可証を手配してもらわないといけない。
尚且つ自由観光は基本できないので、ツアーを組むことが必要になってきます。

そしてそのツアーがどれも高額

トルクメニスタンの観光地で有名場所といえば「地獄の門」ですが、そのツアーも色んな会社を比較してみると平均7万円ほどでした...
しかも1泊2日のツアーでです。(高すぎ!)
予算もギリギリだったので諦めようかと思ったのですが、どうしてもトルクメン絨毯を買いたかったので(結局トルクメニスタンでは買えませんでしたが)、LOIの取得を試みることにしました。

以上の問題を抱えつつ、シルクロードトラベルインフォメーションに相談して、改めてルートを以下に変更することに
カザフスタンのアルマトイ入国→キルギス→ウズベキスタン→トルクメニスタン→ウズベキスタン→タジキスタン
そしてカザフスタンのアルマトイから帰る予定に。

そして実際旅したルートは

カザフスタンのアルマトイ入国(→国内線でアクタウ→アルマトイ)→キルギス(ビシュケク→カラコル)→ウズベキスタン(タシケント→ブハラ→サマルカンド→ヒバ)→トルクメニスタン→ウズベキスタン(ヒバ→タシケント)→タジキスタン(ホジェンド→ドゥシャンベ→ホログ→イシュカシム→ドゥシャンベ)→ウズベキスタン(タシケント)→カザフスタン(シムケント)→ウズベキスタンのタシケント帰国

なんかもっと複雑になってないか笑笑

色々あってウズベキスタンに3回も入国してしまいましたが、結果的にこのルートでいい旅ができたと思います!
(詳しいルートはそれぞれの記事で紹介する予定です)

Polarstepsというアプリで旅のルートを記録!
写真と共に時系列が分かって便利です

それぞれの滞在期間は重複している国も含めて
その土地にいた日を1日とすると
カザフスタン  計10日
キルギス    計7日
ウズベキスタン 計17日
トルクメニスタン計2日
タジキスタン  計8日

でした。

こんな感じで、オール陸路で旅を完結させることができました!

中央アジアの魅力

5ヶ国旅して知ったそれぞれの国の良さや、各国に共通する良さが沢山あります。

●中央アジアの魅力その1
似た文化を共有している

文化とひと言でまとめて良いものが分かりませんが、この5ヶ国はとても似ている部分が沢山ありました。
それぞれカザフ語、キルギス語、ウズベク語、トルクメン語、タジク語と独自の言語があるのですが、5ヶ国共通してロシア語が話されています。
私が旅したときは若い人もお年寄りもロシア語のが広く使われている印象でした!

食文化も似ています。
ラグマン、シャシリク、マンティそして何といってもナン!
中央アジアでは欠かせない国民食で10秒に一回は目にします。笑
私も旅先でこのナンに何度も助けられました。
国によって味やアレンジも少し違うので、食べ比べしても楽しいですね。

キルギス、オシュバザール

●中央アジアの魅力その2
イスラム文化

"アッサラームアライクム" という言葉を
聞いたことがありますか?
イスラム圏で使われる挨拶で、中央アジアでは老若男女赤ちゃんまで誰でも使い、この言葉を言うとみんな笑顔で
"アライクムサラーム"と返してくれます。

同じくイスラム圏のインドネシアへ行ったことがあるのですが、挨拶はselamat pagi, siang, soreだったので、"アッサラームアライクム"がHelloのような頻度で使用されるおかげで私もこの言葉が大好きになり、人に会う度に口にしていました笑

イスラム圏に行くと思うのですが、

人が本当に優しい!
フレンドリー!
日本人と言うと喜んでくれる!

これは間違いないと思います。
私も5ヶ国それぞれ色んな場面で何回も助けられましたし、色んな人の優しさに触れて自分まで自然に優しさを分け合いたいと思うようになっていました。
ひとり旅でしたが、決して1人ではないような気持ちになっていたなぁと今思います。

カザフスタン、アクタウからアルマトイの列車内

●中央アジアの魅力その3
物価が安い

旅人にとっては最高の条件ですね!
5ヶ国の中で1番ポピュラーともいえるウズベキスタンですらレストランに行っても一食500円以下で食べられることが多いですし、お土産も安くて買い物天国になってしまいました。

中央アジアではYandexというタクシーが使われているのですが、(ウズベキスタンのヒバとタジキスタンは使用できません)旅するならこの配車アプリは必須!
一度登録するのに現地simが必要でした。
値段も15kmほどで約300-500円で行けることも多かったです。
ホステルも一泊1,000円ほどで利用でき、今回の旅費も随分節約できたのでありがたかった!

ウズベキスタン、タシケントのプロフセンター

他にも魅力がまだまだあるので、いずれお伝えさせてください。
国はこんなに似ているのに、当たり前ですが通貨はまるで違い、単位もバラバラだから国境を越える度に大変でした笑笑


まとめ 

ざっと中央アジア周遊旅のきっかけとルート、魅力を紹介してみました。

まだまだ旅先としてポピュラーではないですが、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン5ヶ国本当に強くオススメします!!

もっともっと魅力を知ってほしいので、5ヶ国それぞれの国の旅についてはこれからゆっくりお話させてください😊

お付き合いいただきありがとうございました。






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