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【中央アジア周遊】3ヶ国目ウズベキスタン🇺🇿


アッサラーム・アライクム!
ynkt_travelです。

今回の中央アジア周遊で1番1番楽しみにしていた国、ウズベキスタン!
5ヶ国の中で1番旅しやすく、人もフレンドリーで、とにかく誰にでもオススメしたい国です。

そして世界中から来た色々な旅人と出会えるのもウズベキスタンだからではないかと感じることがあります。
実際に忘れられない色々な出会いがあったんです。


私自身ウズベキスタンが好きすぎて、予定より長く17日も滞在してしまいました笑

そんなウズベキスタンの旅の様子をお伝えできれば幸いです😄


ウズベキスタンの基本情報

首都: タシケント
面積: 44万7,400平方キロメートル(日本の約1.2倍)
人口: 3,520万人(2023年:国連人口基金)
言語: ウズベク語、ロシア語
宗教: 主としてイスラム教スンニ派

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/uzbekistan/data.html#section1


ウズベキスタンといえば、やはりサマルカンドの青の都が1番有名でしょうか?
私も実は、サマルカンドの写真を見た時に

なんで美しい街なんだ!
絶対に今見に行きたい!

とこの旅を決意させてくれたきっかけの街でもありました。
街の雰囲気が断然好みで、そして可愛いお土産雑貨たちを買うのが本当に楽しみで、旅のテーマだった"絶景を求めて"とは少し違う趣旨でしたが、とにかく密かに1番楽しみにしていた国だったんです。


旅のルート


ウズベキスタンの次はトルクメニスタンのツアーが控えていたので、最終ヒバを目的地として当初はこのように予定を組んでいました

キルギスのビシュケク出国→タシケントサマルカンド→ブハラ→ヒバ→トルクメニスタン→ヒバ

キルギスのビシュケクからウズベキスタンの首都タシケントまではバスを利用しました。

ビシュケク→カラコルまで行ったときに利用した同じバスステーションから国際バスが出ています。

タシケント行きのバスは
16:50発 または
19:00発 の2本で料金は
2,000スム(約3,000円)

今回は16:50発の便を利用


一度カザフスタンに入国してウズベキスタンのタシケントに入国するという結構面倒くさいルートで、ボーダーには夜中に到着しました。

そして国境はかなり人でごった返していて、明かりも少ないので足元には注意!
(私は転んでズボンを破いてしまいました笑)

国境沿いの24時間営業のカフェで休憩

ウズベキスタン側のオイベック国境に入国できたのは夜中の2時頃だったと思います。
両替、sim、ATMは充実していて、24時間営業のカフェもあったので問題なく過ごせて旅の準備も整えることができました。

simは中央アジアでよく見るBeelineを使用して、20GBで70,000スム(約900円)でした!


そして最初の目的地であるタシケントへ到着。

泊まったホステルは
Safarov's family hostel

早朝6時くらいに着いても空いているベッドで休ませてシャワーも使用させてくれました🥲

そしてこのホステルで素敵な出会いをすることになります。


1人旅なのに1人じゃない旅


私は大学でインドネシア語を第2言語として勉強していて、大学時代に5回渡航したほどインドネシアがとても好きです。
旅好きにさせてくれたのもこのインドネシア🇮🇩

そしてタシケントで最初に滞在したサファールファミリーホステルで、インドネシア人の女の子チェイに出会います。

今思えばこの出会いは本当に奇跡で、私にもう2度と得ることのないと思っていた新しいインスピレーションを与えてくれました!!

ホステルの部屋を開けて、ヒジャブを巻いたチェイを見た途端
咄嗟に"Dari indonesia ya!?" (インドネシアから来た?)とインドネシア語で話しかけていた私。

23歳で1人旅をしていて、ジョージアからタシケントへと移動してきたチェイと、インドネシアが大好きな私はすぐに意気投合し、そんなこんなで一緒に旅をすることになりました。

そしてチェイがジョージアで出会った、日本が大好きだという韓国人のジュヨンも加わり、3人で一緒にタシケントを観光。
なんと彼は17歳で高校を辞めて、1人で旅をしていました。

3人でタシケントのチョルスーバザール向かう。

前日に1人で買い物をして来てはいたけど、お昼ご飯を食べにもう一度行きました。
そこで私は2人の旅人精神を大いに知ることになります笑

バザールで買った材料でミゴレンを作る

23歳、17歳と私より年下の2人ですが旅の知識はかなり豊富。
私自身今まで1人旅で培ってきた精神と多少の旅知識に自信があったのですが、正直2人のアグレッシブさにとても驚かされました。
いま自分の旅の仕方がいかに保守的になったいたのかも思い知らされることに。

チェイは既にウズベキスタンの交通を理解していて、Googleは使えないからYandex mapを使うことや、バスやマルシュルートカの乗り方まで熟達していた。流暢な英語も、ほとんどは旅をしながら覚えたんだそう。

バザールに着いた途端、韓国人のジュヨンは旅の途中で覚えたであろうロシア語を使いこなし、お店の人とどんどんコミュニケーションをとっている。
実は中国語、日本語、韓国語、英語も使いこなせる天才でした。天才とはいえ日本語と英語は独学。
そして私が通り過ぎていたようなものにまで全てにアンテナをはり、気になったものは全部知ろうとする。

そこで私は2人がいかにここで"旅"しているかを学びました。
そして、1ヶ月も中央アジアを旅するのに、そこそこの英語に自信をもっていてロシア語の1つも覚えてこなかった自分。
リサーチが面倒くさくて雰囲気で旅しようとしていた自分。

旅人初心者だった20歳くらいの時は、インドネシアでインドネシア語を使いこなし、メキシコを旅する前にスペイン語を勉強したりと積極的な旅をしていた自分を忘れていました。

2人の旅人としてのアグレッシブさを目の当たりにして、旅に慣れて緩んでいた自分自身に

旅人魂を取り戻させよう

と決意しました!!


ホステルでも積極的に他の旅人とコミュニケーションを取ろうとする2人。それに混じる私。

私自身、海外で日本人と交流するのは嫌だなぁという派で、できるだけ1人でローカルの人ともっとコミュニケーションを取りたいと思っていたし、ローカルを知ることこそが旅だと思っていて、他の旅人情報を共有することはあっても、一緒に旅するなんて考えもしていませんでした。

だからこのホステルで各国からの旅人たちとこんなに話すことは全く予想もしていなかった。

サファールファミリーホステルは他のホステルに比べて、共有スペースに人が集まりやすく雰囲気もとても良かったのも理由かもしれません。
(今まで見てきたホステルは、開放感がなくこじんまりとしているところが多かったので...)

こうして私は2人ともっと一緒に旅したいと思い旅のルートを変更しました。
タシケントサマルカンドブハラの予定を、
タシケントブハラサマルカンドに。

1ヶ月の長期で自由に計画を立てられる今回の旅だったからこそ、できたことかもしれないですね。


ふらっと出会った人たちと海外で都市間を一緒に移動することはとても新鮮で、まさかこんな出会いがあるなんて思ってもいませんでした!

それこそが私に足りないもので、旅をもっともっと豊かで充実したものにしてくれるものだと

このホステルと2人と出会わなければ、この後の私の旅の仕方も大きく変わっていたに違いないです。

こうして始まった3人の旅


まずは一緒に列車でブハラを目指す。

3人で同じホステルの同じ部屋に泊まり、コイン交換をしたり、お互いの文化言語について語り合ったり、旅のルートを考えたり考えてあげたり、明け方までジュヨンの韓国語講座を受けたの(これが後にに役立つことに笑)は本当に本当いい思い出です。

学生時代の修学旅行のような、ワクワク感。
ひとり旅じゃ絶対になかったような気づきと楽しさを知れたのも2人のおかげ!!

ブハラのカーペットたち

次の目的地はサマルカンドでしたが、
外交官パスポートを持つジュヨンはトルクメニスタンへ急遽行くことになったので、私とチェイだけでサマルカンドへ向かうことに。
ジュヨンとは一旦お別れをします。

にしてもそんなに弾丸でトルクメニスタンに行けるなんて、外交官パスポート強し笑

サマルカンド、レジスタン広場


チェイとはこうして
タシケントブハラサマルカンド
と一緒に1週間ほど一緒に過ごすことになりました。

サマルカンドで別れ私はヒバへ、
チェイはタジキスタンへ向かいます。

そして私はトルクメニスタンから帰って来たジュヨンとヒバで再会!
彼の武勇伝をたくさん聞きました笑

それにしても彼のアグレッシブさには度々驚かされます。
見かけただけのアジア人に積極的に話しかけて友達になったり、知らない間に台湾人(後にお世話になる)と知り合いになっていて紹介してもらい3人で夕食を食べたりと笑
彼のおかげで私も色んな旅人ともっとコミュニケーションを取りたいと思いました。

ヒバで2日過ごし、私はトルクメニスタン
ジュヨンはヒバで出会った台湾人と一緒にタシケントへ

またお別れ。

その晩、何ともいえない感情に陥っていました...
その時にメモしていた恥ずかしい文章を少しシェアさせてください笑 (当時英語ばかり使っていたので英語ですが...)

チェイはタジキスタンにいて、ジュヨンはトルクメニスタンから帰って来てタシケントへ、
そして私はトルクメニスタンへ。

なんか地球をシェアしてるみたいで素敵じゃない?

(って言っても理解してもらえませんでした笑)

サマルカンドで旅人たちと再会、そして新しい出会い

少し時系列が戻りますが、サマルカンドでのお話です。

レジスタン広場を後にして、シャーヒ・ズィンダ廟群にチェイと行ったときに、タシケントの例のホステルで出会ったイギリス人に再会しました笑

そしてチェイを通してインドネシア人の女の子と仲良くなり、日本人グループにもお会いしてお話する。
はたまたサマルカンドで同じホステルだった台湾人のウィンディと再会してその後一緒に少し観光することに。

シャーヒ・ズィンダ廟群

割とこじんまりしているシャーヒ・ズィンダだからこそ色んな人と交流できたかもしれません😄

とにかく色んな出会いと再会があったのがこのサマルカンドなんです。

ちなみにもう一つ裏話があるのですが、
サマルカンドの別のホステルで出会ったロシア人Youtuberと後にチェイが一緒にタジキスタンを旅することになったり、私が後にタジキスタンで出会ったイギリス人とそのロシア人が出会ったりと、思わぬところで国を超えて繋がりがありました!!!

それでウズベキスタン、は中央アジア5ヶ国で旅人たちにとって拠点となっているのではないかなあと感じます。

こう考えると世界も狭いのかな笑


タシケントでの再会

私がトルクメニスタンの旅を終えて、最後の国タジキスタンへ向かうためにタシケントへ、
そしてチェイはタジキスタンでの旅を終えて
カザフスタンアルマトイへ向かうためタシケントへ、
ジュヨンは次の旅先を考えるために先に行動を共にしていた台湾人の家に滞在していてタシケントに。

そうです
私たち3人は

タシケントで再会を果たしました😂

台湾人が家に来てもいいよといってくれて、ジュヨンが先に滞在していた家へ向かう。

台湾人のミン先生はタシケントで教師をしていました。ジュヨンがヒバで出会って、
今度はそのミン先生の家に泊まる。

そして遅れてタシケントに到着したチェイも先生と初対面ながら家に泊めてもらう。
金欠の旅人3人が台湾人の家に文字通りパラサイト。笑

4人でウーバーならぬヤンデックスをし、ジャンキーなピザとチキンを頼み4ヶ国ごちゃ混ぜの文化交流をしたことは一生忘れません。

いつでも帰って来ていいよと言ってくれたミン先生。タイ人の彼女とお幸せになってくれると嬉しいな。

タシケントは旅人が交わる場所

ではないでしょうか。

まとめ

長くなりましたが、
ウズベキスタンではこんなにも多くの出会いがありました。


ひとり旅で、色々な旅人と出会い、旅人から学び、旅人として自分を一段と成長させてくれたウズベキスタン。

ひとり旅をしていて良かったなあと心から感じた瞬間です!
そしてこれからも旅を続けたいと強く思わせてくれた。


食べ物や観光、ローカルの人との話についてはまた別の機会に紹介できればと思います!笑

盛りだくさんになってしまいましたが、
ご視聴いただきありがとうございました😊









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