100日後に閉店する古本屋わあああああ
15年間、中野区の都立家政で静かに店を構えてきた。隣駅の急行停車駅、鷺ノ宮が800メートル先に見える微妙な距離感。新宿に向かうたびに、都立家政駅で各駅停車に乗っては、高田馬場で急行に抜かれる悔しさを何度も味わった。西武新宿線は新宿駅直結を夢見ながらも、地上げが至らずに手前で開業し、「歌舞伎町駅」と揶揄される路線。
この駅は、中野区といいつつも、北側の新青梅街道を渡れば練馬区、南に歩けば杉並区。中途半端な場所に佇む都立家政。住民でさえ「どこに住んでるの?」と聞かれると、「中野区」とぼかしたり、「高円寺の方」と答えがちだ。この街の名前は、まるで「ヴォルデモート卿」のように、話題にされないようにされてきた。
それでも、この地で15年、商売を続けてきた。
コミックが全く売れない!信じられないぐらい売れない!
近隣の閉店
2014年ブックオフ野方店/ドラマ野方店
2018年ツタヤ鷺宮店
2023年ドラマ高円寺店
2024年ブックオフ練馬店/中野早稲田通店
2014年、隣駅の野方にあったブックオフが閉店した頃は、まだ漫画ワンピースの売上でなんとか店を保てていた。しかし、それから10年の歳月が流れ、2024年には近隣のブックオフが次々と閉店。驚くべき事態かと思いきや、これは当然の帰結だったのかもしれない。
そして、我が店「ブックマート都立家政店」の2024年上半期のコミック売上は…なんと!いくらだと思いますか?
もうね、言葉が出ません。あり得ない数字なんです。6か月ですよ…(恐怖でアップするのを今まで悩みました…恥ずかしいのでここだけ有料です。今後はそんな事ない予定です。)
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