Jリーグ 第6節までを終えて

久しぶりのnote投稿です。
バイトしまくりで時間があまり取れませんでした。私事ながら、先月の総労働時間が148時間でした。笑 ただの学生バイトなのに。

さてさて、なんだかんだJリーグ再開してもう5節を終えました。我が軍の成績は3勝1分2敗の勝ち点10。順位は6位に位置づけております。
リーグ戦再開直後は下馬評を覆す成績を収めていたものの、ここ2試合で2連敗。今後のリーグ戦に向けて不安が募る一方です。
ではでは浦和の現状、そして今後の展望をしてみたいと思います。

現状に対して個人的な率直な感想

この2連敗、粗雑な試合内容を見た僕の率直な感想は「わりと早く麻薬がきれてしまったな」という感想。再開後好調に見えていましたが、遅かれ早かれこういうタイミングはやってくるだろうなと思っていたので。

この"麻薬"という表現。個人的には複合的な意味を含ませています。
昨シーズンからの大幅なゲームシステムの刷新。それに伴う、燻っていた選手の活性化。大幅な世代交代。圧倒的な個の新規加入。
浦和はあいも変わらず個々の強さだけは持っているチームなので、心機一転を図るだけでも数試合は一定の成績を残せます。ただ、そう易易といかないのがサッカーというスポーツ。研究されるとそれだけでは上手くいかなくなります。
まぁそもそも上手くいっていたかと聞かれるとそういうわけでもないですが。

なぜ歯車が噛み合わなくなってしまったのか

自分で書いといて、この表題は無いなぁって思ってます。笑

そもそも今年の浦和はそこまで歯車が噛み合っていたとは思いません。おそらく今の所の今シーズンベストゲームが公式戦開幕のルヴァン仙台戦と言えるので。(何を持ってベストと言うかは人それぞれですが。)

考えられる理由をいくつか挙げてみます。
1.大槻監督がそこまで(ゲーム全体のオーガナイズ)仕込んでいない。
2.選手コンディションが戻っていない。
3.起用し続けている選手のコンディションの悪化。
4.準備期間が思うようにいかず、チームへの浸透ができていない
5.選手のメンタリティー不足

箇条書きにしてみましたが、おそらくすべて当てはまると思います。そしてまだまだこれらの他にも潜在的な問題も。

1~4は新型コロナウイルスの影響もあり、多少はしょうがないと言えると思います。
1番の問題は5番目のメンタリティー不足。その中でもキャプテンシーがある選手の不在だと思います。

サッカーはメンタルスポーツ

サッカーはメンタルスポーツ。これは僕が戦術云々考える時の根底に持っている考え方です。「頑張れ!」と言われても何に対して頑張ればいいかわからない。「走れ!」と言われても目的がわからなければ走れない。要するに、目的のための手段がはっきりしないと、メンタルがそこまで追いつかないという考えです。

現代のサッカーは闇雲に走って、闇雲にボールを蹴れば勝てる時代ではありません。しっかりサッカーを設計し、それを選手に仕込んで、明確な戦略と戦術を持って戦います。なので、それが定まっていないチームは上手に戦えません。

では逆にチーム状況が悪ければ、選手は戦わなくていいのか。と言うとそういうわけではありません。矛盾してますね。

浦和の選手たちはプロです。お金をもらってサッカーをしています。ではそのお金はどこからか?基本的にはファン・サポーターです。制限付きの観客動員とはいえ、そのサポーターの目の前で不甲斐ない試合を見せるのは違うと思います。ましてや、去年の終わりから「浦和を背負う責任」という言葉が口酸っぱく使われています。

これらを鑑みて、この前の柏戦に試合内容は決してありえない内容であったと思います。

キャプテンシーとは

ここで先述したキャプテンシーについてのお話。

浦和には長年キャプテンシーがある選手がいません。僕ははっきりこれを言いたいです。直近でパッと思いつくのはドイツへ移籍した遠藤航が最後でしょうか。

キャプテン=キャプテンシーではないと思います。キャプテンシーはそのチームの精神的支柱というか。シンボルというか。
今シーズンのキャプテンはご存知西川周作。昨シーズンまでは柏木陽介。両選手ともキャリア晩年に差し掛かっている選手でいわゆるベテラン選手です。その年齢がゆえに責任感の強さは持ち合わせていると思います。ただ、それはキャプテンシーではない。

では、私が考えるキャプテンシーとは何ぞや。それは"当事者意識の強さ"だと思います。

皆さん、これは強かったなと思うチームをパッと思い浮かべてみてください。
今シーズンのリヴァプール。ヘンダーソン、ミルナー、ファン・ダイク。
リーグ3連覇達成時の鹿島。曽ヶ端、岩政、小笠原。
CL3連覇のレアル・マドリー。セルヒオ・ラモス、ロナウド、モドリッチ。
リーグ初制覇の浦和。ギシ、闘莉王、啓太。

チームの顔、精神的支柱になれる選手が何人もいるかと思います。

では今シーズンの浦和はどうでしょうか。西川も頑張ってます。興梠も頑張っています。ただ、それはキャプテンシーとは別物。上手く言語化できなくてすみません。笑

先日の柏戦ではキャプテンである西川のミスで失点してしまい、そこから大崩れしました。多くの現地サポが言うように、あの試合では浦和の選手同士の声が少なく、柏の中村航輔と大谷の声だけが埼スタに響いていました。

現在の浦和の問題点は大槻監督の戦術でもなく、コロナのせいでもなく、ここにあると思います。実はこの問題はミシャ期から見え隠れしていたとも思っています。長年内包していたこの問題が主力の世代交代で一気に露見した形になります。

今後に向けて

僕が掲げさせていただいた、このキャプテンシー問題。解決策は2通りあると思います。1つ目は、主力の精神的成長。2つ目はキャプテンシーがある主力選手の補強。2つ目はこのご時世、金銭的にも厳しい面もあると思うので、現実的ではありません。そのため、考えられるのは1つ目。僕個人的にはファイター型の選手が成長してくれると嬉しいので、今シーズンの成長が著しい橋岡と柴戸に期待しています。彼らの声がバンバン出てくるようなチームになってほしいです。

久しぶりに感想文のようなお気持ち表明文()を書かせていただきました。警笛を鳴らすような書き方をしましたが、焦る必要はないと思っています。着実にできることを積み重ね、1つずつチームとして成長してくれたら嬉しいです。そのためには、我々サポーターが同じ方向を向くことが大切。たかだ5000人弱でいざこざを起こしている暇はありません。クラブ、選手、サポが全員同じ方向を向いて戦わなければいけません。開幕してホーム3節。席種ビジュアルデザインという形でクラブはそれを示してくれています。もうクラブに文句は言えませんよ。

長々と失礼いたしました。

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