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【定期】AIと人間/人間とはなにか

昨年からですが、RPA、AIによる自動化(DX)について情報収集をしている中で、「人間でなければならない仕事(行動)とはなにか?」を常に考えています。

いろんな方の意見を伺いたく、もしよろしければ、どんな小さなことでも良いのでコメントを頂けると嬉しいです。

(約1500字、4分)

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さて、28万部突破した「AIvs教科書が読めない子供たち」によると、

・現在のAI技術はMARCHレベルの大学に合格する程度の処理能力がある

・しかし国語などの”読解力”がない=統計/数式で処理できないルールに弱い

・ところが、現役の中高生も読解力が不足している。読解力を伸ばすための、(決定的に)有意性のある教育法は見つかっていない

・これまでの詰め込み教育はAI技術にも得意な領域のため、(現時点では)人間の優位性は無い

著者の新井紀子先生は、”東大ロボ”プロジェクトの推進者ですが、「AI技術で東大に合格させたい!」ではなく、「AI技術がどこまでできるのか?」ということにフォーカスされているようです。

加えて、”AI”について、純然たる”人工知能”=人間と同等の知能という意味でのAIはまだ世に無く、ディープラーニング等の”AI技術”=”AI”と誤訳されている現在の風潮を懸念されております。

そこは気を付けていきたい・・。

上記から、なんとなく”人間じゃないとムリじゃね”と思っている、

・行間読む、空気読むなどの「読む」感覚

・脳内に点在する、別々の知識を結ぶ「ひらめき、アイディア」

・「気持ち、感情」を優先した行動

・「なんとなく」思いついた突発的な行動

この辺はまだ人間の優位性、というか差別化要素がありそうです。

これら以外の要素がAIでコモディティ化するとなると、相対的にこれらの行為の「価値」が上昇します。

なので、

これからはクリエイティブな仕事だ!クリエイティブってなんだ?

と思った時は上記4点にヒントがあるかもしれません。

いろいろとAIスタートアップやPOC情勢も追っていますが、まだここにグッサリ刺してるところは無いように見えます。


さてちょっと視点変えて、「AIに仕事が奪われる!」議論で言うと、現状でも”技術的には”、”奪うだけの性能はある”と言えます。

ではすぐに奪われるかというと、

・世の会社の多くの業務はルーチン化されていても”マニュアル化=文章化”されていない

・雇用法により解雇できない

という理由で、少なくとも3~5年は目に見えて人間の仕事は減ってこないと思います。

しかし、同一労働同一賃金法や、黒字リストラ、副業ブーム、また銀行をはじめ大企業での自動化が着実に進んでいる現状を見るに、流れはもう止められない雰囲気です。

雇用法に関しては、世界に比べ日本だけが特殊な形態だったので、まあ”外資系っぽくなる”という感覚で良いかと思います。

ちなみに仕事で薄く絡んでた外資企業(ファンド系)が従業員100人規模の韓国法人を瞬殺で切ってたのはビビりましたが・・・

これに加えて、大企業中心にコツコツ進めてるRPA化がさらに進展すると、そこにAIを実装していっていよいよ人イラネになりそうです。

中小企業はN〇Tに押し込まれたRPAの幻滅期真っ盛りで一時停止状態です。

労働者としてはありがたい限りです。


ここで、AIに関連する現時点(2020/1/23)での要チェック項目、キーワード。

・5G通信、ローカル5G、エッジ通信、エッジAI

・自動運転技術、電気自動車

・RPAのクラウド化

・NVIDIA、AWS、GOOGLE

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