ある環境保護主義者の謝罪: 気候変動ヤバい!は空騒ぎでした。地球も人間も滅びません。

ファクトフルネスのような論調も段々見られるようになったけど,当事者の口から"騒ぎ過ぎてごめん"と聞くのは新鮮ですね。

元記事リンク先

https://www.spectator.co.uk/article/an-environmentalist-s-apology-i-am-guilty-of-alarmism-/amp?__twitter_impression=true

以下途中まで訳した文

この記事は元々Forbs websiteに掲載されたが,その後取り下げられてしまったものである。

 †訳中: Forbs誌のモットーは"Change the world"だそうな。

今やそこら中にいる環境保護主義者を代表して,我々が30年以上かけて作り上げてしまった気候変動の恐怖というものに対して,私はここで公式に謝罪を申し上げるものである。気候変動は起きているが別に世界の終わりという訳ではない。それは,最も深刻な環境問題ですらない。

私は気候変動活動家としてこの20年間,環境保護主義者として30年間やってきた。なので,こうしたことを言うには奇妙な人間として映るかもしれない。

でも,アメリカ連邦議会からは客観的かつ専門的な証言を提示するよう求められ,IPCC(気候変動に関する政府間パネル)からは次の環境アセスメント報告書を専門的にレビューするよう招致されるような一人のエネルギー専門家としては,われわれ環境保護主義者たちがいかにひどいやり方で大衆をミスリードしてきたか謝罪する義務を感じているのだ。

ここにあまり人々が知らない事実をいくつか:

●人間は’第6の絶滅’を引き起こしていない。
 †訳注;2015年,ジャーナリストのエリザベス・コルバート氏による著『6度目の大絶滅』はピュリツァー賞を受賞している。

●アマゾンは’地球の肺’ではない。
 †訳注;yahooニュースも同意見の模様。
 https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20190825-00139766/

●気候変動が自然災害を悪化させている決定的要因というわけではない。

●2003年から世界の火災は25%も減っている。

●食肉に使われる陸地面積は人間が利用する陸地の用途としてもっとも大きなものだが,これはアラスカと同じ大きさ分も減少した。
 †訳注:「いつから比べて」を書かないのは少しフェアじゃない。

●金持ちの国々では炭素排出量は減り続けている。英国やドイツ,そしてフランスにおいては1970年代の中頃から減少傾向だったのだ。

●オランダは裕福になり続けている。海面以下の暮らしに順応してきたけれど,貧しくなっているわけじゃない。

●私たちは必要な量よりも25%も多い食料を世界で生産しているが,世界の気温が暑くなるにつれて食料の供給過剰は続くだろう。

●生物種にとって潜在的に大きな種の危機というのは,危機気候変動よりも生息地を失うことや(狩猟による)直接的な殺害の方である。

●人々や野生動物にとって,木炭は化石燃料よりもはるかに悪いものである。

●将来的な疫病のパンデミックを予防するのには,より多くの(より少なくじゃない)工業化された農業生産が必要になる。

上の事実が多くの人にとって"気候変動否定論"みたいに聞こえることは知っているが,それって実は"気候変動ヤバイ主義"の勢力の大きさを示しているのだ。

現実のところ,上の事実はもっとも優れた利用可能な科学技術から来ており,それらはIPCCや国際連合食糧農業機関(FAO)や国際自然保護連合(IUCN)その他諸々の一流学術機関によって検討されたあるいは承認されたものである。

これを読む人は私のことをちょっとした右寄りのアンチ環境保護主義者だとイメージするかもしれない。違います。17歳、サンディニスタ革命において団結するためニカラグアに住む。23歳、グアテマラ女性の共同住宅のために金策にいそしむ。20代前半は土地の侵略と戦う小農家とともに研究をしていた。26歳のとき、アジアにおけるナイキ工場の劣悪な環境を暴くのにひと肌脱いだ。

私が環境保護主義者になったのは16歳で熱帯雨林アクションネットワーク(RAN)の募金活動をした時だ。27歳の時にはカリフォルニアで,保護されていない最後のアカスギの古木を守る手伝いをした。30代では再生可能エネルギーを提唱して,オバマ政権から900億ドルの投資を説得するのに成功した。ここ数年は炭素排出量の劇的な増加をとめるべく,原子力発電所が化石燃料に代替されてしまうのから守る手伝いをしてきた。

しかし昨年からは,気候変動の恐怖を声高に述べることは殆ど避けてきた。その理由のいくばくかは,私が恥ずかしいと思ったからだ。結局のところ,私は他の環境保護主義者と同じように"気候変動ヤバイ論"を煽ってきた罪がある。私は長年のあいだ気候変動は人間文化にとっての死活問題であると言い,それを"危機"と呼んできた。

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