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平日の動物園でスケッチ

GW最終日に提出した「美術解剖学」の課題1。

4月下旬のとある平日、ラッキーなことに会社の公休だったのでスケッチをしに動物園ヘ。土日に行くと混んでて集中できないでしょうしね。

実はその前の週も、夜に子どもと川崎フロンターレ観戦だったので思い切って有休を取って朝から夕方まで動物園に行ってスケッチしたものの一日では終わらず…二週続けての動物園通いです…

課題テーマは、「四肢の骨格を意識して動物の全身を描く」。哺乳類を 2 種以上、鳥類を 1 種以上。

家から一番近い「ズーラシア」へ。動くものをスケッチするのはほぼ初めてということもあり、動きが鈍そうな動物たちをいくつかピックアップ。

キリン
アカカワイノシシ
マレーバク
コウノトリ

ところが…まぁ、よく動くこと動くこと…

最初に描きはじめたキリンは、すごく警戒心が強いのか、花粉対策でマスクしていた姿が嫌だったのか、近寄ってスケッチしようとするとスーッと遠くまで歩いていってしまう…

あとを追って移動してまたスケッチを始めるとまたすぐにスーッと遠くまでいってしまう…

アカカワイノシシにいたっては、常にちょこちょこ歩き回り、止まったと思ったら横になって眠ってしまい、じゃあ止まっているうちに描いてしまえっ!と思って描きはじめると、スクッと立ち上がりまたちょこちょこと歩き回る、の繰り返し…

結局一日目は、キリンとアカカワイノシシのラフスケッチ、コウノトリのシルエットを描くまでで精一杯…必死に描いたキリンだったが、課題に関係のない顔のスケッチなんかしていることに気づくという顛末…学習指導書は穴があくまで読めよっ!ってはなしです…

再訪の二日目は、コウノトリのつづきとマレーバクのラフスケッチ。

おっとりした顔つきなので期待していたマレーバクも、予想外なことに動き早めに歩き回る…

アウトドア用の小さな折りたたみ椅子を設置してガラスに張り付くようにスケッチしていると、飼育員さんがガラス越しに「こんにちわ!」と餌を置いてくれて、目の前でマレーバクのランチタイム!

食事中は静かなマレーバク。こんなに動かないとスケッチしやすいのかっ?!飼育員さんに感謝!!

撮りまくってきた写真を見ながら家で細部を描き込み、課題要件の「肩、肘、手くび、膝、かかと」の位置を示し、余白に観察で気づいたことのメモを記して完成。

平日の動物園は、学生カップルやお年寄りのグループ、幼児連れの親御さんなどがパラパラと訪れているくらいの混み具合で落ち着いてスケッチするのには良い環境でしたが、驚異の最大勢力はなんと言っても保育園/小学校の団体。

スケッチしていると寄ってきて、覗き込んでは、

「うわっ、スゲー!」
「絵描きか?!」
「神か?!」

って、こう見えても学生ですから…

恥ずかしさ半分、とはいえ悪い気はしない嬉しさ半分。

ということで動物園でのスケッチは、保育園/小学校の団体が退散する午後イチぐらいがオススメです。

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