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豊橋市長選挙公開討論会文字起こし

前回の記事でグラレコに起こしましたが、改めて、全文の文字起こしを記載したいと思います。聴覚などに障害のある方や、その他、音声環境にない方の補助になれば嬉しく思います。

※なお、この試みは、個人として行っており、公開討論会の主催者様やその他関係団体、また、各候補者および支援団体とは一切関係を持っておりません。



本文は議論開始部分(4分30秒頃)以降より

討論会ルール説明と候補者自己紹介

コーディネーター:まず本公開討論会の趣旨について、述べさせていただきます。有権者の皆様が投票に行かない理由として、誰に投票しても変わらない、政策の違いがわかりづらいといった意見が挙げられます。そこで本討論会では、それぞれの立候補予定者の皆様のビジョンや政策の違いを、わかりやすく伝えていただきます。公平を期すため、発言について制限時間を設けさせていただきました。質問ごとの制限時間は改めて案内させていただきます。発言終了時間15秒前にベルを1回、発言終了時間にはベルを2回鳴らしますので、発言終了時間になりましたら直ちに発言を中止してください。

 今回は、事前に豊橋青年会議所の事業に際し、市民の皆様から寄せられた質問を基に4つのテーマを設定させていただきました。立候補予定者の皆様には、この4つのテーマについて発言していただきます。それぞれの発言が一巡した後、補充の主張や他の立候補予定者の主張とは異なる独自の主張について、3分間で追加発言する機会を2回設けておりますので、4つのテーマ中合計2回追加発言をお願い致します。本討論会を通じ、私が指名した方からご発言をお願い致します。それでは討論に先立ち立候補予定者の皆様から、1分で自己紹介をお願い致します。それでは佐原光一さん、お願いします。

佐原:はい。まずは最初のトップバッターとして、豊橋市長の佐原光一でございます。今日は、こういうふうな発言をできる場所を与えていただきましたことに、まずもって関係者の皆様に感謝申し上げます。私は1953年生まれ、今現在66歳です。選挙があってちょっと2日すると、67歳になります。人生のうちかなり多くの部分を豊橋以外の所で生活をしてまいりました。小学校は栄小学校卒業、中学校は南部中学校、そして時習館高校と行って、その後東京に出まして、ずっと東京をはじめとして日本国内いろんな所、そして世界のいろんなまちで仕事をしてまいりました。そんな中で、私たちがこのまちをこれからも素晴らしいまちにできるように頑張っていきたいと、考えているところでございます。よろしくお願い致します。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして浅井よしたかさん、1分でお願いします。

浅井:皆さん、こんばんは。浅井よしたかです。私は、豊橋で生まれて育ち、そしてこれからも豊橋で暮らしてまいります。現在58歳です。私は岩田小学校、豊岡中学校、そして豊橋南高校を卒業いたしました。高時代18歳の時に政治家を志しまして、早稲田大学に進学を致しました。そして、10年ほど豊橋を離れておりましたけれども、30年前に豊橋に戻りまして豊橋のために仕事をしっかりしていこうと、この地域の発展に尽くしたいと、そういう思いで豊橋に帰ってまいりました。そして2度の落選を経て45歳で県議会議員に当選をし、現在4期目です。この人口減少の豊橋、元気がなくなってきている豊橋をもう一回元気にしたい。そんな思いで、豊橋市長選に挑みます。どうぞよろしくお願い致します。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして鈴木みほさん、1分でお願いします。

鈴木:はい。こんばんは鈴木みほです。私は1974年9月2日生まれ、渥美半島の田原市で生まれました。現在は高校2年生、中学2年生、小学校4年生の子どもを持つシングルマザーです。高校は、桜丘高校を卒業しました。渥美半島から通ったのは1年です。2年の間、一人暮らしをしながら桜丘高校を卒業いたしました。たくさんの豊橋の友達がここからでき、ここから豊橋の生活がスタートしております。私は渥美半島と豊橋の自然が大好きです。そこを必ず守っていくこと、子どもたちが自然の中でしっかりと遊ぶこと。それを私は伝えていきたいと思っております。よろしくお願い致します。

マニュフェスト紹介

コーディネーター:皆様、ありがとうございました。それでは早速、最初のテーマに移らせていただきます。まず初めに、皆様が有するマニフェスト、豊橋市長としてのグランドビジョンについてお伺いいたします。あなたが豊橋市長になったら、4年後の豊橋はどのようになっていますか。ビジョンを2分でお聞かせください。それぞれの発言が一巡した後、補充の主張や他の立候補予定者の主張とは異なる独自の主張について、3分間で追加発言をする機会を設けますので、追加発言を希望する方は挙手にてお知らせください。なお、追加発言の機会は4つのテーマ中、合計2回までとさせていただきますのでご留意ください。それでは、浅井よしたかさん、2分でお願いします。

浅井:はい。マニフェスト、グランドデザインということでありますけれども、やはりこの豊橋の未来像ということに関しましては、今のコロナのことを抜きにして語るわけにはいかないというふうに思います。アフター・コロナの時代というのは、やっぱり今までとは大きく変容を遂げるというふうに思います。これまでも歴史を見ますと、ペストとかスペイン風邪は大変大きく社会を劇的に変化をさせてまいりました。このコロナもまさしく同様であると、私は思っております。世界的なパンデミックということでありますから、大きな影響があります。この日本においてもその予兆は既に出てきていると思います。

1つがやはり、東京の人口が減り始めたと。東京に転入する人の数より転出のほうが増えてきたということが、今年の5月から起こっている。このことは歴史的な転換点だと思います。我々、この地方と致しましては、このピンチもしっかりとチャンスに変えていく。つまり、東京からの受け入れ先として移住の先として魅力ある地域づくりをどうやって進めていくかということが、これ私ども、大変重要なテーマであろうと思います。

そういう意味で、東京とは違った意味での活気があって、そして心豊かに暮らせる。そして東京とは違う意味でのスマートな都市空間と、そして田園都市空間がネットワークをされた、まさに豊橋らしい地域を作っていくということが、私の将来のこの豊橋に向けたデザイン、ビジョンであります。そしてコロナ感染等を考えましても、やはり集中から分散ということに世の中が大きく変わっておりますので、その世の中の方向にも合致した先端的な田園都市像というものが、私の豊橋の未来像であります。以上です。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして、鈴木みほさん、2分でお願いします。

鈴木:はい。私は豊橋を健康に、4年後していくと考えております。健康とは、体の健康、心の健康、自然の健康、そして政治の健康を含んでおります。目指すは医療費削減です。医療費削減とは、病院へ行く必要がなくなることです。病院へ行く必要がなくなるためには、一人一人が元気になることが大切です。元気になるためには、豊橋の豊かな海、山、川などの自然と触れ合うことと、それらを守ることで農業王国である豊橋の新鮮な野菜や果物を使った自校給食の実現をします。自校給食は教育の中での食育や、地域防災としての役割を担います。良い食べ物が良い体を作る。子どもは地域で育てる。元気な大人、活力ある高齢者がいることで、伝統や暮らしの元気、地域から豊橋全体を元気にしていきます。また次世代である子どもたちにどんな環境を残すべきかを、お母さん目線、若者目線での市民参画行政を作り上げていきます。以上です。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして佐原光一さん、2分でお願いします。

佐原:はい、マニフェスト、そしてグランドビジョンということです。マニフェストでは私たちは自立、挑戦、共生の3つのへ言葉のもとに9つの目標を掲げ、プラスコロナ対策ということでマニフェストを作らせていただいております。コロナ後の新時代を開いていく、その新時代をどういう形で開いていくかということへの目標設定だというふうに考えています。

1つは経済、生活そうしたものをしっかりと維持できる、なりわいがしっかり持っていける、仕事をしているとかしっかり働ける。そして、経済がその中でしっかり動くことのできる、そういう町づくりをしていかなければいけない。コロナで打ちひしがれた豊橋経済を何としても、もう一度元の状態以上の新しい状態に持っていきたいと思っています。2つ目は、次世代の豊橋を支えていただく子どもたちの教育の問題が重点的な課題となってくると思います。子どもの教育に対して新しい視点から、子どもたちが未来を生きるのに必要な知識、そして技術技能をしっかり身に付ける教育をやっていきたい。そして3点目は衛生、そして健康の維持だというふうに思っています。コロナに対して、しっかり感染症を防げる衛生状態を維持していくことができる、そして市民の健康を守り生活をしっかり守っていける、そんな町づくりをしていきたいと思います。

そして、これらのベースに流れるものはデジタルだというふうに思っています。デジタルトランスフォーメーションにしっかり対応できるまちづくりができるかどうか。これが今後の豊橋が現代的に、そして力を持ったまちとして活力を維持しつつし続けることができるかどうか。それを決定的に決めていくものになるというふうに考えています。デジタルトランスフォーメーションを避けて通るわけにはいきません。以上です。

コーディネーター:皆様、ありがとうございました。それではこのテーマにつきまして、追加の主張や他の立候補予定者の主張とは異なる独自の主張がある方は、いらっしゃいますでしょうか。はい、それでは鈴木みほさん、3分でお願いを致します。

鈴木:はい。先ほどグランドデザインとしてお伝えさせていただきました、私の子育て支援の充実というマニフェストですね。生後6か月まで保育園に預けることができず、働けないお母さんの支援に、出産手当金30万円です。会社員などお給料の3分の2の支給がある方は除きます。子育てがとても大変な世の中で、今、地方から結婚でこちらに来たお母さんたちの苦悩だったりとか、私が育てた3人の子どもたちの子育ての経験を生かし、やはり子育てが余裕がないと、なかなかお母さんと子どもが笑って過ごせないということがあるんです。なので、できるだけ余裕を持った子育てのできる支援をしていきます。

そして、小中学校の給食の無償化です。自校給食を進めていきます。忙しいお母さんたちに代わり、行政がしっかりと子どもへの健康をサポートです。毎日子どもたちが笑顔で学校へ登校していくことが、母の喜びです。そして、先日公約として上がりました5万円給付につきまして、私の考えるところと少し方向性が違ってまいりました。公約から外させていただきます。以上です。

学校生活について

コーディネーター:ありがとうございます。それ以外の方はいらっしゃいますか。それでは次のテーマに移らせていただきます。学校生活についてお伺いします。現在、部活課外活動の継続の有無、コロナ禍この中での授業や課外活動のあり方など、さまざまな問題が生じています。そこで、自身の掲げる政策の中で強調したいポイントや、その理由について3分でお話しください。こちらも発言が一巡した後、補充の主張や他の立候補予定者の主張とは異なる独自の主張について、3分間で追加発言をする機会を設けますので、追加発言を希望する方は挙手にてお知らせください。それでは鈴木みほさん、3分でお願いします。

鈴木:はい。現在の学校教育について。私、今、二川南小学校の保護者をしております。小学校に通い始めて子どもたちが、15年になります。婚姻中にあと2人子どもがいたので、5人のお母さんをしてきたこともあるんですね。そして、この15年間、二川南小学校の保護者をしながら思ったことは、やはり学校教育が詰め込み教育で偏差値教育で行われていることが問題だなと思っております。豊橋ならではの自然を生かした教育や、さらに自校給食にすることで子どもたちの健康を守り、やはり子どもならではの、食う・寝る・遊ぶの精神をもう一度取り戻し、子どもたち一人一人の個性を生かせる教育を目指します。

また教育問題取り沙汰されておりますが、教員の負担が多いことが問題であり部活動がなくなってきています。我が家の上の4人の子は、全て部活をやりました。とてもいい経験をしました。私自身も小学校時代、バスケットボールや陸上部ですね、経験して、とても授業やあのクラブ活動じゃないものの、すごくいい経験をさせてもらったと思っています。なので、今一度、部活動のあり方を考えていきたいと思っております。

また小学校にエアコンが付いたことの心配もあります。地球温暖化問題を考えれば、地球温暖化への加速を懸念しております。夏は日陰を作り風や水で涼をしのぐ。そんな昔ながらの知恵を取り入れて、生きる力を子どもたちにしっかり伝えたいものだと思います。ただ現状、今すぐエアコンをなくすというものではなく、状況に応じて少しずつ使い方を変えていくということが、私はできたらいいと思っております。我が家では、子どもたちが「寒かった」と言って帰ってくることが多くありました。やはり水分補給だったり、風が吹く所、木の影そういうものを使った自然の中で子どもたちが生きるという教育をするということ、そこをしっかりと伝えていきたいです。そして自校給食にすることで、子どもたちが見える食事をする。見えるおばさんたちが作る、地産地消を生かした自校給食、地域の方の防災にもなるような自校給食を進めてまいります。よろしくお願い致します。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして、佐原光一さん3分でお願いします。

佐原:はい。学校教育についてということです。私の考える学校教育。今の学校教育が決められたものを皆さんに同じ量だけ届けるという学校教育の姿から、子どもたちが必要とするものを必要とするだけ届けられるという学校教育の姿。かなかなか難しい表現ですけれども、例えば、今始まったエマージョン教育はそのひとつだと思いますが、英語を早くから身に付けたい、国際的に頑張って仕事をしたい。そんな活躍したいと思っている人たちに、できるだけ適切な時期に、きちっと英語教育を届けることができるということが、ひとつの形だと思っています。それ以外にも、これから必要となってくるコンピュータであったり、デジタルの教育、そして理数系の人たちがもっとたくさん活躍してくれないと、日本社会はこれから成り立たない、そういったこと。あとスポーツであっても芸術ってあっても、それぞれの子どもたちが未来しっかりそれで活躍していきたい、そういった人になりたいと思っているもの、それに必要な知識であったり技術であったりするものを、しっかりと届けることができる。これが、これからの子どもたちが平等に学んでいくという、公平性の新しい概念に変わっていくんじゃないかというふうに思っています。そうすることで、これから私たちの町を支えていただける子どもたちが、未来の中でしっかり自分の夢を育てていき、そしてその夢に向かって進んでいける教育ができるんだろうというふうに考えています。

そして別のテーマでお話をさせていただきますと、外国人児童生徒の問題とか貧困家庭の児童生徒の学習環境の問題があります。今、子どもたちが学ぶために必要な経費を、できるだけ支援をする形を取っています。生活が苦しい家の子どもたちにとっても、自分の学びたいこと自分の習得したいものをしっかり学べる環境を提供していくのが、私たちの仕事だと思っています。外国人にとっても、日本語の学校で日本人と同じように学んでいける、その基本的な条件を“みらい”とか“きぼう”とかいった学校でしっかり身に付けてから、学校教育にいく。なぜならば、この子たちも確実に、これからの豊橋を支えていく子どもたちであるからです。そういった、あらゆる人たちにきっちりと教育を届けることができる、それがこれからの豊橋の教育だというふうに考えています。以上です。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして浅井よしたかさん、3分でお願いします。

浅井:はい、学校教育についてということでありますけれど、これはつまりひとづくりということだろうと思います。このひとづくりに関しましては、私はかねてよりひとづくりというのはいつの時代も、そしてどこの国でもどの地域でも最も重要な政策であると、常にそう考えてまいりました。教育の目標としては、それぞれの持つ個性をしっかりと伸ばしていくこと、そして多様な価値観を認め合える人間性を育んでいく。そういったことの教育としての目的はもちろん変わってこないわけでありますけれども、今後はさらに人とうまくコミュニケーションができるとか、それからネットワークをうまく活用できる、そういう人材の育成も必要になってくるんだろうなというふうに思っています。そういう意味で、フィンランドでの教育改革にも私は注目をしておりまして、先生の質をしっかりと上げていくようにしていくこと。それから、できるだけ現場に裁量を持たせていくこと。そして3つ目は、教育に予算をつぎ込むこと、割いていくこと。この3つを、豊橋としても、ひと・かね・ものを重点的に投入をして、教育の充実に向けて力を尽くしていく必要があるというふうに思っています。

具体的には、まず1つ……。7つ申し上げたいと思いますけれども、1つ目は小学校の給食費を無償化をして、教育保護者に対する負担をしっかりと軽減をしていく。これは必ずやっていきたいなと思っています。そして手厚い教育をするためにも、やはり少人数学級の推進ということ。これは欠かせないことであります。そして、これは同時に先生方の多忙化、子どもたちに向き合える時間の確保にも当然つながってまいりますので、これはしっかりと推進をしていかなきゃいかんと思います。それから先ほども少しお話が出ましたけれども、国際化。これは市内の国際化もあります。それから国際的な人材として育成をするという国際化もありますが、その両面に対応した教育の充実。これは中学校や高校、当然、県とも連携をして小中高と連携をした英語教育でありますとか、さまざまな多様な進路というものを作っていく。これは県とも連携がいる、というふうに思います。

それから、豊橋版のGIGAスクール。これはしっかりと進めていきたいと思います。一人一人に進捗がきちんと先生がわかる。教科書ではなくてタブレットでやることで、しっかりと一人一人に目を届かせた教育ができる。このためにも、しっかりと推進をしていきたい、そう思っています。最後に障害を持った子どもさんたちへの教育、そして就労の支援にもこれまで以上に力を入れていって、皆さんが希望を持って生きていける豊橋にしたい、そう思っています。以上です。

コーディネーター:皆様、ありがとうございました。こちらのテーマについて追加の主張や、他の立候補予定者の主張とは異なる独自の主張がある方は、いらっしゃいますか。はい、ありがとうございます。それではまず初めに、鈴木みほさん、3分でお願い致します。

鈴木:はい。追加の発言をさせていただきます。先生たちが多忙で部活がなくなった件の補足なんですが、先生、教員免許がなくても、子どもたちと一緒に何かできることはないのか。事務員さんなどを採用して、もう少し教員の方々の仕事が減らせるような形を、私は作っていこうと思います。追加でした。

コーディネーター:はい、ありがとうございます。それでは、佐原光一さん、3分でお願い致します。

佐原:はい。私は、まず1点目は学校給食の問題を触れさせていただきたいと思います。既に豊橋市内では学校給食、年収がおよそ500万円ぐらいの方たちですかね、までは無料になっているんです。それ以上の給料の方たちを無料にするということは、言ってみればお金持ちの人たちを助けるという政策になってしまうと考えています。ここに10億円近いお金を使うんだったら、今豊橋の学校は校舎がボロボロで困っています。この校舎を直す時に、この10億円ってお金は国の補助金が入ってくれば20億円使えることになる。しかも、それの仕事をするのは地元の業者さん。地元の業者さんにその20億円のお金が落ちていきます。地元の業者さんの給料として、そこで働いている人たちにお金が落ちていく。その人たちが市内でお金を使う。そうやって市内の経済環境も良くなる。私はそちらに使うべきだと考えています。何ももう500万円以上が限界だということではないですけれども、今豊橋の抱えている数字は、名古屋市、岡崎市などよりもいい数字を出しています。だから、まずは私たちは子どもたちが学ぶ環境、そちらに重点投資をしていいきたいというふうに考えています。

そして2点目、障害を持った子ども達の教育ですけれども、私たちはあえて県が作るべき学校を市で作りました。それが“くすのき特別支援学校”です。野依小学校の跡地を使ったためちょっと手狭で、思ったほどの人数の生徒を受け入れることができずにいます。その弊害はどこに出てきているかというと、特に就職を目指す高校生の部、高等部の子どもたちの受け入れに障害を制限が加わって、なかなか思う学校に行けないということで、お父さん・お母さんたちから、何とかならないかって声を聞いています。それともうひとつ、3年間高等部をやってから卒業しても、なかなかしっかりとした就職ができません。この人たちが社会でこれから生きていくために、もっと必要な技術であったりルールであったり、そういったものを学べる場所を、私たちは作っていく必要があると思っています。あと2年間プラスして教育できる場所を、何とか形として確保していく。そうすることによって、この方達がみんな社会で自分に自信を持って働き、そして自信を持って生活できる環境ができてくるんだろうというふうに考えています。いずれにしても、そういうところにも、しっかりお金がかかります。お金持ち向けの学校給食の無償化よりも、私はそちらにお金をしっかりと使っていくべきだという風に考えています。以上です。

コーディネーター:はい、ありがとうございます。それでは、浅井よしたかさん、3分でお願い致します。

浅井:はい。私の発言の補足をさせていただきたいと思います。私は学校給食の無償化につきましては、これ断固行わなきゃいかんと思っています。と言いますのも、日本の教育費というのは非常に高い。ヨーロッパなどでは先進国では、小中校また大学まで無料な所もあるということでありまして、私はやはり子育てそして教育というのは、この地域を支えるそして国を支える根幹のものだと思っていますから、小中と義務教育は全部無料でもいいと。そこまでやるべきだろうなと、やれたらいいなと、こういうふうに思っています。

ですから小学校の給食を無償化をして、そして地産地消、よりこの地域で採れる、もちろん豊橋市内だけではありませんけれども、愛知県そして東海3県くらいのエリアで、きちっとした安心で安全な野菜の供給ネットワークをきちんと作らないと、地産地消の率は上がっていきませんので、そういったネットワークをきちんと作って、そして農林水産の担当部局とそして教育委員会、県においても同じでありますけれども、各県の教育委員会や農林水産担当部局ともしっかりと連携をしてネットワークを作って、そして子どもたちにいい給食を出していくということは、これは食育にもつながるだろうと私はそう考えております。

それから“くすのき特別支援学校”のことも、私も申し上げたいと思いますが、私が県議会の本会議で取り上げたのが、10年ちょっと前になると思います。今、この愛知県は大変に知的障害の子どもさんたちの学校の数が少なくて、当時、愛知県には11校、そして千葉県には25校、そして神奈川県には40数校ありました。しかし、この愛知県には11校しかなくて、この東三河全体を豊川の養護学校がカバーをするというような、非常に現状に合ってない仕組みでやってきた。これについて私は県議会で取り上げて、「学校教育法80条で特別支援学校の設置義務は県じゃないかと。どうしてこんなことになってるんですか、県の責任をしっかりと認めてください」ということを申し上げました。その結果、そのこともあって市の皆さんも頑張っていただいて、それまでは瀬戸の特別支援学校、豊田の特別支援学校の建設費は11億数千万しか県は出していませんでしたけれども、“くすのき”に関しましては十数億円の、県の負担もしたということだと記憶をしております。以上です。

防災・インフラ

コーディネーター:ありがとうございます。その他、追加の主張はございますか。ありがとうございます。それでは、次のテーマに移らせていただきます。防災拠点の設置、避難所での感染予防や受け入れ体制等の防災インフラ整備について、お伺いします。3分で自身の掲げる政策の中で強調したいポイントや、その理由についてお話しください。こちらも、それぞれの発言が一巡した後、補充の主張や他の立候補予定者の主張とは異なる独自の主張について、3分間で追加発言をする機会を設けております。追加発言を希望する方は、挙手にてお知らせください。それでは佐原光一さん。失礼しました。防災という観点でのインフラも結構ですし、まさに、例えば経済という側面でのインフラがということでも結構です。お願いします。それでは佐原光一さん3分でお願いします。

佐原:はい。2つの全然違うことを一度にしゃべるという、結構無茶な振りですけれども、まず防災という観点から言いますと、ひとつの見方は災害を起こさないということがひとつの目標です。災害を起こさないで済めば一番いいんですね。そして、もうひとつは災害が起きた時に避難所等で、これが人命・財産を失わせない、この2つの観点から防災というのは考える必要があると思っています。そういった意味では、まず大雨が降った時の防災では設楽ダムができた後の豊川、そして市内においては柳生川等々の2級河川。そういったものの防災設備をしっかり充実させていくことが必要だと思っています。柳生川の地下トンネル河川はその最たるもので、私たちがこれからしっかりと整備していかなきゃいけないものだと思っています。

そして、災害が起きた後の避難等の問題についても、避難所であったり救護所であったり、そしてそれを支える基幹病院であったり、そういったものをしっかり連携させることが必要だと思いますが、その根底にはやっぱりそこで起きていることをリアルタイムでしっかり見ることができる。そして、それを市民の方に情報として提供ができる、その体制を作ることがまず第一だと思っています。そのためには防災拠点である市役所の設備がしっかりすること。そして、それぞれの避難所等からの情報がしっかり受けられるそのネットワークを築くことが、今の世の中では最も近道だなというふうに考えています。

そして情報が動くだけではだめで、人が動き物が動けるところを作ることが大切です。そのために防災倉庫が各地に置かれていますが、そこに今どんなものがどれくらいあるか。そしてそこに避難してきている人たちが、それをどれくらい必要としているか、そのことをしっかりとまとめなければいけないというふうに思っています。そしてその拠点となるものはアリーナ等のひとつの箱がやっぱり必要です。外から人がボランティアがたくさん集まってきます。その人たちがしっかりと集合でき、そしてその人たちが活動するためには、拠点であるべき市役所と近い所にアリーナが、これあることが大切なことになってくるな、そういうふうにアリーナは使っていけるんじゃないかというふうに感じています。

最後にインフラですけれども、道路整備等はたくさんの道路を今作っているところであります。23号バイパスの4車線化、そして浜松三ケ日・豊橋道路の事業着手、そして最後に三河港を結ぶ臨港道路の整備。こういったものをすることで、豊橋の経済の活性化に役立つインフラをしっかりこれからも着実に整備して参りたいと考えています。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして、浅井よしたかさん3分でお願いします。

浅井:はい。防災、インフラ整備、大変幅が広いものですから後ほど補充でまた続きをやらせていただこうと思いますけれども、インフラにつきましてもですね、インフラの新しい整備も必要でありますが、昭和30年代に作ってきたインフラ――道路や橋やトンネルや、それから公共施設。これ大変に老朽化の問題が、これを避けては通れない課題になっています。

私は県会議員として、これ7年前に県に提案をして、そしてそれから県のプロジェクトチームが立ち上がりましてようやく7年かかって、16の類型に分けた県の施設、インフラの維持更新の費用が予防保全も含めた形で、あと半年後、数ヵ月後にまとまってくるというふうに思います。このことはですね、非常に重要な観点でありまして、豊橋にもさまざまなインフラ、そして公共施設があるわけであります。これは実際にこの20年30年間、これから維持更新をどうしていくのか。その裏付けとなる予防保全をした形での財源、支出はいくらかかるのかいうもの、県も財政見通しがまだできておりません。

豊橋もお聞きするところによると、今それを取り組み始めている、取り組んでいる最中というふうにお聞きをしておりますけれども、これは本当に大変重要な作業でありますし、これは急いで進めていかなきゃいけない作業だろうと思っています。私も県会議員として7年間、この問題ずっと取り上げてまいりました。このことをしっかりと、この豊橋の市政においても生かしていきたいなと、こういうふうに思っております。先をきちっと見通して、そして選択と集中でどういう配置をしていくのか、どういう統廃合を行っていくのかということも、これは数字を出さなきゃやっていくことができませんから、必ずそれはしっかりとやっていかなきゃいけないとこう思っています。

そして、今お話に出たような道路網の整備でありますとか、それから港湾、それから例えば川の安全の対策。これはしっかりと進めていかなきゃいけないわけでありますが、これは言うまでもないことであります。

そして、それらのことを進めるには、やはり豊橋が単独でやるのではなくて、いつも申し上げておりますけれども、東三河の8つの市町村長さんと、それから10人の県会議員さんとも、そしてもちろん国会議員さん、さまざまな皆さんと戦略本部をきちっと立ち上げて、そして豊橋の防災対策、そしてインフラ整備促進、インフラの維持更新ということについて、結束して戦略的・組織的に取り組んでいく体制を、一刻も早く作ることがまず第一歩だろうと思っています。以上です。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして鈴木みほさん、3分でお願いします。

鈴木:はい。私はですね地域分散型防災ということを掲げております。先ほども学校給食で言ったように、自校給食。学校が拠点になる防災設備の所に、給食の作れる設備があるということは、各校区の準備するものが減るということですね。そして、地域の防災をなぜ強化するのか。人と人が見える防災です。今、小学生・中学生、「知らない人に声をかけてはいけません」と言われます。そして隣に誰が住んでいるのかもわかりません。ですが、防災、災害ですね。災害が起きた時に誰が助けてくれるのかっていったら、人なんです。AIとか機械は助けてくれません。隣のおじさん、隣のおばさん、そういった顔がしっかりと見えるような地域を作ることで、必ずしも防災・災害の時の助けになると思っておりますので、今、コンパクトシティといわれる政策があると思いますが、私はしっかりと各校区が強くなっていくこと、子どもとお年寄りがつながっていくこと。そして学童などの問題もありますが、近所のおじいちゃん、おばあちゃんたちが子どもを見守るだけでも、お母さんたちの鍵っ子たちの心配が減るのです。それが本当の防災だと思っております。箱物にお金をかけるのではなく、環境や人にお金をかけていく、それが私の考える防災です。

インフラについても、ダムなどは現在はいらないと私は思っております。そしてアリーナも、大きな防災設備……。設備ですか。施設になるということですが、私の住む二川南校区はとても遠いです。豊橋公園からはとても遠いです。なので、大きな施設を造るより、各校区しっかりとできることを考えております。そして、市役所員を各校区の担当者としてしっかりと、市と市役所がつながって話し合って問題点を解決していく、そういう回る社会を考えています。一方通行の社会ではだめなんです。必ず作ったら使い続ける、丁寧に使い続けるということが、とても大切なことだと思っております。以上です。

コーディネーター:皆様、ありがとうございました。こちらのテーマにつきまして追加の主張や、他の立候補予定者の主張とは異なる独自の主張がある方はいらっしゃいますか。それでは、浅井よしたかさん、3分でお願いします。

浅井:はい。先ほどはインフラの維持管理のことについてご説明お話をさせていただきましたけれども、防災に関しましても私の考えを少し申し上げたいと思います。今、大変この台風なんかの激甚化が大変……。今年は幸いなことに、この豊橋には大きな台風はありがたいことによけてくれましたけれども、本当にここ数年大変な風水害が続いております。千葉県での大停電もありましたし、それからその前の年にはこの豊橋を中心とする東三河、そして浜松でも大変な停電があり大変な損失を出したと、そして被害が出たということであります。

こういったことにつきましても、私も県議としても取り組んでまいりました。やはり、この台風を来ないようにすることはできませんから、それを起きてしまった時に被害を最小限するために、そして回復をどうしていくかということが大変重要なポイントだと思っております。まず、停電などの被害を起こさないようにするためには、やはり街路樹の管理というものを抜本的に見直していく必要があるということを提案をしてまいりました。大きな高木を低木に変えていくとか、なかなか伸びにくい木に変えていくとかさまざまな手を打って、そして、災害時に木が倒れないと、そして電線を切らない。そういう対策をきちっとやっておくことが、災害時の早期の復旧に必ずつながっていくということであります。

そしてもう一点は、防災協定の必要性であります。これは、そういった災害時に台風などで木が倒れてしまうと、これまでは中部電力さんやNTTさんがやっていたわけでありますけれども、なかなか手が回らなくて時間がかかってしまった。それを県もしっかりと関与をして対策復旧に乗り出すということを、実はこれ和歌山県が日本で第1号の防災協定を関西電力などと結びました。それを私が昨年の9月に県議会で提案をさせていただいて、県当局もしっかりと理解をして、防災協定を今年の8月4日に結ぶことができました。これは豊橋もしっかりとこれを同様の協定をしっかりと結んで、復旧について市民の安心安全につながる体制を早急に取っていくべきだというふうに思います。県としても、県内の市町村にしっかりとその同じような協定を結んでもらうように、私からもう県のほうにも提案をしたところでありますので、ぜひこのことにも取り組んでいく必要があると思っております。以上です。

人口/生活/福祉

コーディネーター:ありがとうございます。その他追加の主張はよろしいでしょうか。皆様、ありがとうございました。それでは最後のテーマに移らせていただきます。現在、豊橋市では少子高齢化の進行や、若者人口の減少、地元商店街などの衰退、介護・貧困家庭への支援等の問題が生じています。そこで人口、生活、福祉について、3分で自身の掲げる政策の中で強調したいポイントや、その理由についてお話しください。それぞれの発言が一巡した後、追加の主張や他の立候補予定者の主張とは異なる独自の主張について、3分間で追加発言をする機会を設けますので、追記発言を希望する方は挙手にてお知らせください。それでは、浅井よしたかさん、3分でお願いします。

浅井:はい。私はこの人口問題について訴えをしたいと思います。豊橋というのは、かつては県下第2位の名古屋に次いで第2番の本当に存在感のある、そして発言力もあるまちでありましたが、現在は愛知県内で第5番目と。名古屋、豊田、岡崎、一宮、豊橋と、5番目ということで、人口としては大きく低下をしてきているわけであります。もちろん日本の総人口は減少しておりますけれども、その地域の拠点的なまち。例えば岡崎も合併後にこの数年間5年の間に、6,000人ほど人口が増加をしておりますし、豊田も同様の傾向でありますが、同じ中核市である豊橋だけが減少をしていると。この10年で1万人ほどでしょうか、減少をしているというのは、私はこれ残念でならないと思っています。

人口が減ると、本当にさまざまな問題が起きます。例えば家を建てる人が減るわけですから、建築業の皆さんは大変に困ることになります。そして、レストランに行く人の数も減るわけですから、レストランを経営している方も大変に困ってくるということでありますし、日本のその銀行は融資する時には担保を取りますので、地価が下がってくる。人口が減れば地価が下がってくる、将来も下がるだろうというふうに見越せば、これまでこの土地で5,000万円借りられた土地が3,000万しか借りられなくなると。中小企業の皆さんも、大変に苦労されるということでありますから、やはり人口を減らすということは何としても食い止めなきゃいけない。

そして人口が減ると、皆さんの税負担も増えてくるわけであります。今、豊橋は1人あたりの税負担というのは、他の中核市と比べてかなり高い水準にあります。これは人口がどんどん減っていけばいくほど、もっともっと負担が増えるのはこれは当然のことであります。サービスが低下をするか、それとも負担が増えていくかということでありますから、やはり市の経営者としては少しでも人口増やす政策を取っていくということが私は必要だろうと思っています。

そういう意味で、先ほども申し上げたように現在コロナで東京を脱出をしたいという人が増えておるわけでありますから、そういう皆さんがこの地域に来たくなるような人づくりナンバー1のまちづくり、そして食と農のまちづくり。そして今、国と県で始まったこの地域をスタートアップの拠点にしていこうと、私は“東三河のシリコンバレー構想”と名付けて呼んでおりますけれども、そういったことを徹底的に推進をして、人が住みやすいまちだけではなくて、みんなが移り住んできたくなるまち、そういうまちを作っていくことで、人口減少に歯止めをかけていきたい、そう思っています。以上です。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして、鈴木みほさん、3分でお願いします。

鈴木:はい。人口、生活福祉問題。人口を増やす、子どもが生まれないと増えないんですね。なので、子どもがしっかり産める環境を作ること、しっかりと子どもが育てられる環境を作ること、そして住宅ローンやいろんなものに追われて子どもが産めないという方を、しっかりとし下支えすること。それをなくして人口は増えません。そしてお年寄りが亡くならないこと。お年寄りが元気で子どもが増えれば、人口は増えます。なので、健康都市豊橋なんですね。介護の保険も、お年寄りたちがいつまでも元気なら介護問題生まれません。そして福祉のあり方もそうです。みんなが元気なら、こういった問題がなくなってくるのです。なので、どうして病気になるのか、どうしてこういうことが起きるのかということをしっかりと考えて、生活の見直しをしていく。それがまさに人口増加なんですよ。そして、元気なまちづくり。豊橋はとても豊かで自然があり産業も多いまちだと思っております。それにも関わらず、なぜ人口が減少していくのか、それを考えなくてはいけない問題だと思っております。現在あるものを、生かしきれてこなかったという結果になるのではないかと思っております。

農業王国ですが、今、柿や梨の農家さんたちが段々高齢化してきて、段々やれなくなってきている状態です。そこへ働きたい若い人たちが入ってくることで、豊橋の隅から隅まで豊橋ですというところです。一生懸命、農家の方を盛り上げていけるようなまちを作ることで、とても大きな豊橋が発展すると私は考えております。皆さんが元気に楽しくいつまでも暮らせる豊橋を作る、それが人口増加です。生活を守ります。福祉も守られます。以上です。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして、佐原光一さん、3分でお願いします。

佐原:はい。まず人口問題については鈴木さんのおっしゃるとおりだと、僕も思うところがたくさんありました。子育ての環境、そして子どもを産む環境というのは、本当に大切だと思っています。そうした意味では、保育料の無償化や何かも、生活の大変な人はしっかりただにする。でも、お金たくさん持ってる人は、ちょっとその人たちのために負担してよねって、これは実はそもそも保育料って、所得において全然違うんですよね。数千円から始まって10万円近くまである。その10万円の人をタダにすることは僕はないと思っています。だから、とてもいいことをお話しいただいたなと思いますし、子どもを産むために必要なサポート、周産期っていうんですけれども、産む前から始まって産んだ後のサポートまでしっかりやってあげる。そして、その後の保育の問題をしっかりカバーしてあげること。そしてこの時代が一番、確かに所得が厳しいんですよね。収入がまだ少ない人たちがたくさんいる。だから、この人たちをしっかり支えていくということ。

でもですね、それをやってもなかなか増えないんですよ、これ。実際に今起きていることは、亡くなっていく方と生まれてくる子どもを比べると1年間に1,000人以上違うんですね、もう既に。団塊の世代がそろそろ高齢化してきて、それがもっと厳しくなる。そんな中では、やっぱりただ産業を活性化させて人を呼んで増やすというのは、やっぱり限界があるというふうに思います。それがまた場合によっては、いびつな社会を作ってしまうことも考えられるので、今の状態の中でより良い道を探りながら、場合によったら人口は増えないかもしれないけれど、その中で私たちの生活が一番いい状態で、そして所得もしっかり入ってくる状態。同じGDPを維持できるんだったら、割り算が減れば1人当たりが増えるとかそれぐらいにしっかり考えてやっていかなきゃ、とてもじゃないけどお先真っ暗っていう意見ばっかり出てきちゃう。そういう意味では私たちは先をしっかり見通しながらですね、いいことをやっていくということをやっていきたいと思います。

それから税負担はね、一緒なんですよ、ルールで決まってるから。それだから税負担の問題じゃなくて、やっぱり地元の地場産業をいかに活性化してね、その人たちが払える、余分に払える税金を増やしていくかということが、これからの町の活性化に必要で、そこで上がってくる税収入、そしていろんな意味での利益をしっかりと福祉とか介護とかいった世界に回していかなきゃいけないと、私は思っています。あと何秒あります? とりあえず1回目、これでいいです。

コーディネーター:皆様、ありがとうございました。それでは追加の主張や、他の立候補予定者の主張とは異なる、独自の主張がある方はいらっしゃいますか。そうですね。既に2回終えられておりますので、恐れ入ります。それでは、佐原光一さん、3分でお願いします。

佐原:はい。今の話の続きになってくるんですけど、やっぱり地場の産業をしっかり活性化することが、地域の課題を解決にまず原点として必要。やっぱり、働けることというのがね、人生一番大切なことのひとつなんですよね。遊べることよりも、僕は働けることってやっぱり生きがいという意味で、とても大切なことだと思っています。その働く場所、しかも自分が望む働き方ができる場所を、しっかり確保してあげることができる、それが地域の問題だと思う。

特にエッセンシャルワーカーといわれて、本当に大切だよっていわれる人たちが、実は人手不足で困っている産業なんですね。保育園の保育士さん看護師さん、そして学校の先生。学校の先生も少人数教育をやっていきたいと誰もが思ってるんですけど、先生が足りないんですよ、まず。先生が足りないのに無理にやっちゃったら、これまた組織が疲れてしまう、そんな問題があるのでこれすごく難しい問題だけど、保育士の問題も一緒、看護師の問題も一緒。大切な人なのに、なぜか上手に増えていかない。これをどうやって解決するかという問題に対して真剣に取り組むことがまずひとつ必要。

そして地場産業の中でも、地元のお店がなくなっちゃうと高齢化した時にね、近所でお買い物できなくなっちゃうんですよ。みんながモールに買いにいくわけじゃないんですね。だから、地元のお店もしっかり残せるような仕組みを作る。だって、そうでしょう。忘年会の二次会行く時に、わざわざでっかい所、行かないですよね。近所のお店に行きますよね。こういうお店もしっかり残せる、そんななことをやっていきたい。

そして何よりも介護や貧困家庭の生活支援、これ、しっかりやらないと地域のコミュニティーが崩壊します。この問題についてですね、私たちはしっかりとした生活の支援、住居の支援、そして子どもたちを育てるための支援。こういったものを充実させていくことが必要だと思っています。

そして、高齢化社会に欠かせないものが公共交通があります。公共交通についてもですね、私たちは乗ってあげることで残すっていうのは簡単に言えるんですけど、実はなかなか乗ってもらえないんです。乗りやすいようにならないから。これを乗りやすいように仕組みを作り直すことが、やっぱり必要だと思っています。これから鉄道においてもバスにおいても無人化が進んでくれば、コストの面で人権費っていう、そして資格を持っている人っていう、そのひとつの規制が外れます。そうした時に私たち新しいまちづくりの中で公共交通でお年寄りになっても、好きな所に行ってみんな仲間といろんなことができる。そして介護に行くことが少なくなる。みんなで、だって一緒に楽しく過ごせれば、元気なお年寄りが増える。そしてお年寄りの知恵を子どもに授ける。そうしたことで地域の文化が循環する。そんな社会が作れていくんじゃないかなというふうに考えています。以上です。

最終主張

コーディネーター:ありがとうございます。ここまで皆様方には、主催者側の準備した質問にご回答を頂き、ありがとうございました。ここからは最後の主張として、お話足りなかった部分を含めお話いただければと思います。それでは持ち時間は3分となります。それでは、鈴木みほさん、3分でお願いします。

鈴木:はい。少し話してない部分がありましたので。郊外の方への、買い物弱者と呼ばれる方への、私、移動販売車などへの助成を考えております。そして、意見箱の設置ですね。市民の声が聞こえる意見箱の設置、あと駆け込みシェルターの設置ですね。とても困っている方が、10時や3時までのダイヤルに電話をしてくるということはできないんですね。そして、本当に何か困ったっていう時は夜中だったりするんです。その夜中にどこに駆け込めばいいのかっていう問題がとてもあります。そして、施設で育った子たちが社会に出た時に、どこにどう頼っていっていいのかもわからないという、そんな社会が今あることを皆さんご存じでしょうか。自分の生活さえ良ければいいとか、そういったレベルでないところで苦しんでいる人たちが、すごいたくさんいるんですね。そういった声をしっかりと拾い上げていかないと、それこそ人口が減っていってしまいます。

なので、今の豊橋を変える、変えたいって思うのであれば、全く新しい視点で物事を見るということを私はしていきたいと思っています。そして、お年寄りはやはり私たち人生の先輩であり宝であるということを、しっかりと子どもたちに伝えていかなきゃいけない。それをけんかしたりひがみ合ったり嫌味を言ったり、そういった大人の背中て子どもたちのいじめが生まれるんです。だから、大人たちが姿勢を正していかなければ、子どもたちのいじめ問題もDV問題もなくならないんですね。だから、しっかりと視点を変えて、箱物行政といわれるものや政党政治といわれるものから、新たに生活政治、生活を主体とした市政というものへ転換していく、そんな時代が来ていると思っております。以上です。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして、佐原光一さん、3分でお願いします。

佐原:はい。何点か、お話をさせていただきます。まず豊橋市政に限らず、世界はSDGsの方向を向いていると思います。SDGsというのをご存じない方は、ぜひ一度ホームページや何かでお勉強していただけたら、本当にこれから世界が目指さなきゃいけない方向が示されています。そのことについて私たちはやっぱり、私たち行政の方向を決める大きな物差しとして使っていかなきゃいけないなと思っています。

そして、その内の1つがやっぱり環境問題、しっかりやっていこうということです。CO2がこれ以上増えないようにしっかりできる、そんな仕組みをこのまちの中で作っていく。その一歩として、バイオマス発電所なんか作りましたけれども、これからもしっかり豊橋市はその方向向かっていくべきだというふうに考えています。

2点目は地域の拠点都市との学校のあり方だというふうに思います。学校はやっぱり、特に小学校ですね。やっぱり地域の核だというふうに考えています。学校があって、そこに学校に子どもたちが集い、そして大人が集い、そして高齢者が集う。そういう環境を作ることで、地域がやっぱり力強いものとして成長すると思います。その第一歩として今年から豊橋市は、“のびるんdeスクール”を始めました。まだ2校しか試験をしてませんが、来年度以降、これが豊橋市内のあらゆる所に広がるまで、あと2~3年待っていただきたいと思います。ここには大人の人であったりお年寄りが、先ほど言った自分たちの技術を伝えるために集まってきたりして、子どもたちはそこでその地域の歴史を学び文化を学び、そしてその地域で活動している大人の姿を見て育つことができるようになると思います。放課後の時間、部活がなくなっちゃった。これは偶然起きたことなんですけれども、部活と関係なしにですね地域の拠点として“のびるんdeスクール”のあり方をですね、これからももっともっと模索し成長させていかなきゃいけないなというふうに思います。

そして最後に、首長というもののあり方だと思います。首長というのは何でも、あれもやるこれもやりますって言えないんです、実は。制度があったり、そして予算の問題があったり、そして何よりもタイミングの問題があったり、いろんなものを背負いながら首長というのは生きています。その中でできないことはできないと言い、そしてできることはすぐやりましょうという、その決断を求められているのが首長なんです。首長って結構しんどい仕事ですけれどもね、だからこそやりがいがある、そんな仕事だというふうに私は思っています。これからもしっかりとした間違えない判断をしながら前に進んでいく、それが私たちのこれからの未来を決めていくことになるんじゃないかという風に考えています。以上です。

コーディネーター:ありがとうございます。続きまして、浅井よしたかさん、3分でお願いします。

浅井:はい。まず3点申し上げたいと思いますけれども、やっぱりリーダーシップのあり方をまず申し上げたいと思います。これからの時代が要求するリーダーシップというものにつきましてですけれども、中央集権的な縦型のこのリーダーシップというものではなくて、やはりみんなの声を聞いてボトムアップによる運営をしていくという横型のリーダーシップに、そしてリーダーへの信頼をベースにした横型のリーダーシップに、このから時代は変わってきているというふうに、私はそう思っています。そして市民の力を生かすと。そしてNPOや市民の皆さんが活躍をしやすいような、力を発揮しやすいような町を作っていくというのが、リーダーのあり方だろうと私はそう思っています。

そしてこの豊橋のリーダーっていうのは、やはり愛知県との関係っていうのを、本当に重要視しなきゃいかんと私はそう思っています。13年7ヶ月、県会議員として仕事をさせて頂いてまいりましたが、やはり政令指定都市ではありませんので豊橋は、やはり県が愛知県知事や副知事や幹部がしっかりと豊橋、東三河の考えを理解をして、そして「よし、豊橋のために東三河のために協力して頑張るぞ」と、そういうふうに県を協力をしてもらう、動いてもらう。そういったことがやはり豊橋市長の力量としては、大変に重要だろうというふうに思っています。

そして2点目はやはり多選ということに対する弊害、これについて申し上げたいと思います。やはり、これは世界共通のことでありまして、アメリカの大統領は2期8年まで、フランスの大統領は2期10年まで、韓国の大統領は1期5年と年限が決まっております。これはやはり長くなってくると、特に10年ぐらいになってくるとどうしても、しがらみや癒着ができる場合もあるでしょうし、それから何といっても部下が忖度をしてのびのびとした行動や発言ができなくなる。そんな指摘も、かねてより多選についてはされているところであります。そういう意味でやはり、このことというのは全国共通でもありまして、昨日の富山知事選挙でも多選の弊害が言われて新人が勝ったと。そして飯田の市長選挙でも多選の弊害が言われたと。やはりこれは全国全世界共通のことで、やはり2期8年が私は市長は理想だろうとこう思っています。場合によっては3期12年までというのはあるというふうに思いますけれども、やはりそのあたりが適正な年限じゃないかなというふうに私は思っています。

そして最後はふるさとへの思いであります。豊橋で生まれて育って、そしてこれからも暮らしていって、そして豊橋で生涯を終える、私、浅井よしたかであります。この豊橋にずっといて、そして豊橋市民の命と暮らしを守るために全力で頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。本日は、ありがとうございました。

コーディネーター:立候補予定者の皆様、ありがとうございました。本日は告示前の大変お忙しい中、豊橋市長選挙公開討論会にお越しいただきまして、心より感謝申し上げます。これにてコーディネーターの任を解かせていただきます。拙い進行にご協力頂き、誠にありがとうございました。


最後までご覧いただきありがとうございました。 私のプロフィールについては、詳しくはこちらをご覧ください。 https://note.com/ymurai_koji/n/nc5a926632683