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「まつもtoなかい」の感想〜やっぱりテレビにはSMAPが必要〜


4月30日、フジテレビで放送の「まつもtoなかい」を観ました。

これまでの2回の特番を観ていてめちゃくちゃ面白かったので(甲本ヒロト&菅田将暉の回が良かった)、この度レギュラー化すると聞いてとても楽しみにしていました。

そして初回のゲストがなんと香取慎吾。
SMAPファンはもちろんのこと、少なからずテレビを観てきて育った我々30代からしたら、こんなにも嬉しいキャスティングはありません。

6年ぶりの中居くんと慎吾ちゃんの共演(2017年4月のSmaSTATION以来。解散は2016年12月)ということで、画面越しにいろんな感情が湧き起こったので、ここに書きたいと思います。




まず、率直な感想としては、

「よかった。」

ということに尽きると思います。


トーク内容としては主に、中居くんが体調崩してからのここ1年弱の話でした。

そこでファンが一番気になっていたポイントとしては、「コンタクトを取っていたのかどうか」だったと思います。

蓋を開けてみると、休養に入ってからほぼ毎日、約2ヶ月もの間、慎吾ちゃんから連絡を取っていたという事実。

さらに、体調が回復すると、ランチに行ったり、慎吾ちゃんのライブに中居くんが行ったりと、周囲が“空白”だと思っていた時間に、それなりの接触をしていたということが分かったのです。

めっちゃ仲良いやん。笑
まあ仲良くなかったらそもそもオファー自体受けなかったでしょうね。

というか慎吾ちゃんもマジで最悪のケースがよぎったんでしょうね(病状は公にはされていないが、連絡を受けていて状況を知っていた松本さんが「半泣きで鶴瓶師匠に電話していた」とか、一時はだいぶ良くなかったのかなと伺えた)。

それに加えて、本人も言ってましたが年齢を重ねて(46歳)、多少スタンスが変わったと。
今までならチャレンジしなかったこともするようになったとか、心境の変化もそういう行動に現れたのかなと思いました。

中居くんからの連絡を、「ウザい」って一蹴する感じは、メンバー内での末っ子って感じでよかったですよね(実は学年で言うたら4つしか離れてない。最近のグループの方が年齢差ある)。



そもそも不仲とか、体調の面とかあらゆる憶測を世の中に生んでいる時点でスターですし、その憶測を払拭しようだとか、発言や行動の一つ一つに影響力があることを自覚しているなということが、2人から改めて感じました。

もちろん、「吾郎」とか「剛」の名前を出すこと自体、周囲がざわつくということを理解しているし、中居くんの勿体ぶってあんまり語りたがらない感じも、全て理解した上でコントロールされている気もしました。

なんか上手く言えませんが、全ての会話から発せられる言葉が、テレビスターのそれなんですよね。
生き様全てがエンタメ。



他にも印象的だったのは、口ごもる中居くんに対し(最終的には話してくれた)、慎吾ちゃんが「何でも話しますよ」と、割とズバズバ話していたこと。

テレビを離れ、「新しい地図」でSNSやネット配信で活躍を続けてきたからこその、新しい価値観というか、なんか解散前の“テレビの人”の雰囲気ではないように感じました。めっちゃなんとなく。

それに、今後どうするか?といったテーマの時に、テレビの話をしている慎吾ちゃんを見ていると、やっぱりテレビというのは特別な存在なんだなと思いました。

「テレビに育ててもらった」という言葉が出たように、テレビを大切にする姿勢。
YouTubeやAbemaやいろんな新規メディアに出たとしても、どこか「テレビに出ていない」という喪失感は拭えなかったのかなとも感じました。

彼らは急に人気が衰えてテレビに出れなくなったわけではないのです。
ある日を境に、ピタッとテレビの仕事がなくなったと想像すると、テレビに対する熱い思いが残っているのも理解できる気がします。


やっぱり、テレビなんですよね。
それは今回の放送を見て改めて思いました。

この体験や感覚って、YouTubeじゃ絶対味わえないんですよね。

YouTubeにテレビが勝っている部分は、
リアルタイムで同時に共有出来るということと、
スターが出演するということ。


僕が思うに、
SMAPって最後のテレビスターなんですよね。

昔観た「笑っていいとも!」で、サプライズゲストでキムタクが現れた時、歓喜に沸くスタジオのあの感じ。

そのキムタクって今も「モニタリング!」とか「さんま珠緒の夢叶えたろかSP」とかで観れるんですよ(夢叶えたろかのビューティフルライフのドッキリはやばい)。

これを体現出来るのってSMAPしかいないし、今後もそんな存在って現れないって断言できるんですよね。
今のSNSの人気者には絶対に出せない、「
下界に降りてきてくれる」という雰囲気を纏った最後の存在。

そういった“最後のテレビスター”を見て、同じ感動体験をリアルタイムで共有出来るって、やっぱりテレビでしか味わえないんです。


そして、そういう時代を復活させてくれそうなキーマンがフジテレビ。

ここ最近の動向を挙げると、

中居くん→新番組「まつもtoなかい」
キムタク→月9ドラマ「教場」
吾郎ちゃん→「人志松本の酒のツマミになる話」
つよぽん→冬ドラマ「罠の戦争」
慎吾ちゃん→「罠の戦争」の主題歌

ってな感じ。

全て「SMAP×SMAP」が放送されていたフジテレビなのです。

もちろん松本さん、ダウンタウンの存在も大きいと思います。
今までで築き上げた関係性もさることながら、このSMAPという巨大な存在を受け止められるのは、ダウンタウンという巨大な存在しかいないのです。

ダウンタウンやフジテレビがキーマンとなることで、これから5人が力を合わせる姿を、果たして我々は見ることが出来るのか。
夢は現実のものとなるのか。

やっぱりテレビには、SMAPが必要。

そう改めて思わせてくれた番組でした。



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