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M-1の2回戦に出場してきました。

年に一回の漫才日本一を決める大会。M-1グランプリ。
2001年から始まり、今年で18回目を迎えます。


M-1は、ご存じの方も多いと思いますが、結成15年以内であれば、プロアマ問わず誰でも出れます。
なんと今年は総エントリー数7,261組にも上りました。
錦鯉さん優勝の前回大会が6,017組。
爆増しています。

大会ルール上、一人の人間が複数の人と組んで、複数のコンビ(正式なコンビではない、いわゆる”ユニット”というやつ。)で出ることも可能です。

個々に活動しているピン芸人や、まだ正式に結成していない(所属事務所に申請していない)芸人同士である、”ユニット”で出るといった形式は以前からあったと思われますが、(そもそもどんな立場の人でも出れるという時点で、アマチュアの方々に”ユニット”という概念は無いように思われる。プロが意識する概念なのかも。)おそらく、2020年のおいでやすこがさんの準優勝により、
「ユニットで出場するということ」に市民権が与えられたことで、ユニット自体の増加、ひいてはエントリー総数の増加につながったと思われます。
あくまで僕の推測ですが。

それにしても昨今のM-1が、芸人だけではなく、職業の垣根を越えて、たくさんの人々を惹きつけているのも事実。
お笑いブーム」と言うと、どこかしっくり来ないかもしれませんが、もしかしたら「M-1ブーム」なのかもしれません。
シンプルに参加者が増えているとも思います。


僕が所属しているコンビ、プードルは、10月11日に大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場で2回戦に臨みました。
この日は115組が出場。
Lブロックまである中の、僕らはBブロック。
集合時間は12時過ぎだったので、11時半に自宅を出て、いつもの乗り継ぎの仕方で、地下鉄森ノ宮駅に着きました。

改札で同じブロックのフースーヤ2人と合流。
そこにはなぜかEブロックの滝音秋定さんも。
「どう考えても早すぎるでしょ」という我々のツッコミも、半笑いでシャットアウト。
昨年のセミファイナリストであっても、体内時計を狂わせてしまうのがM-1の魔力なのでしょうか。


4人で、いつもの出口から5分ほどの道を歩くと劇場の裏口。
検温を済ませ、エントリーシールと、協賛企業からの景品のスムージー2本を受け取り、楽屋入りしました。

出場者と言っても顔見知りではない方たちばかりなので、一応挨拶はしますが、先輩なのか、後輩なのか、アマチュアの大学生なのかわからず、いつも変な感じになります。M-1あるある。


会場の森ノ宮よしもと漫才劇場は、大阪城公園内にある劇場。
NGKや難波のよしもと漫才劇場とは違い、常設劇場ではありません。
吉本を含む民間企業何社かで運営する「COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール」という劇場を、間借りしているといった形でしょうか。
とはいっても大阪吉本の若手芸人なら慣れ親しんだ劇場。
M-1の空気感で多少緊張したものの、僕は割といつも通り臨めました。

当たり前ですが、アマチュアの方や、学生芸人っぽい方もたくさんいました。
彼らは普段立っていない吉本の劇場でいきなり漫才をさせられます。
芸人の世界に入るまで、一回もM-1に出たことのなかった自分からしてみれば、すごい勇気だなと思います。
大学時代お笑いをやってはいましたが、完全に井の中の蛙。
周りの友達から「おもろい」と言われるだけで、M-1に出る勇気がなかった僕は、彼らを見て感心します。(大学2年生の2010年で一度M-1が終わるので、学生の間に出ようにも出れなくはなったのですが。)

僕らの3つ前の出番の、おばちゃん2人組。
すごく元気で発声もしっかりしていて、劇団にでも所属されているのかなと思うほど。
出番終了後、「いや~緊張したわ~!」と、その後出番の僕らに、おばちゃん特有の気さくさで話しかけられましたが、
「はは、、」と上手く返すことが出来ない程には緊張していました。
普段ならもっと軽妙に返せたはずです。ほんまに。

大きなミスもなく出番を終えた後、森ノ宮駅近くにある「もりのみやキューズモール」の喫茶店にてコンビでネタを考え、帰路につきました。


その日の20時半ごろ、Twitterで結果を確認。
無事2回戦を突破し、3回戦進出を決めました。

僕たちは2016年の参加以降、まだ一度も準々決勝に駒を進めたことがありません。絶対にNGKで漫才がしたいです。

3回戦は今月末。応援よろしくお願いします!


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