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やっとこさ『First Love 初恋』を観た感想。


2023年になり、今年はたくさんのドラマや映画などの映像コンテンツに触れようと思っています。

去年配信のNetflixオリジナルドラマ『First Love 初恋』を、やっと見れました。その感想をネタバレありで語ろうと思うので、まだ観ていない、楽しみにされている方はこの先は見ないでください。



↓↓↓↓↓この先、ネタバレ↓↓↓↓↓






このドラマの個人的に良かった点を一言で言います。



高校時代の2人が可愛すぎる!!!


これが一番だと思います。

野口也英を演じた八木莉可子さんと、並木晴道を演じた木戸大聖さんの初々しい演技が最高でしたよね。。可愛すぎた。。

正直言うと、この2人をずっと見ていたくなるので、大人になったシーンの時は少し寂しかったのですが、このドラマは、時系列を行ったり来たりするので、また高校時代に戻った時はうれしくなってました。

なんなんですかね、この2人から出る魅力。
「透明感」という言葉がふさわしいかと思います。

晴道のクシャっとした笑顔が可愛すぎる。
男ですが母性本能をくすぐられっぱなしでした。
あと坊主でも、金髪でもどの髪型も可愛い。

そして也英の画力。お顔が強すぎる。。
根っこからやさしさがにじみ出る話し方もあり、2人には癒されまくりました。

木戸大聖さんは福岡県出身の26歳。
八木莉可子さんは滋賀県出身の21歳。

え!?26!?撮影当時は24か25だとしても、若っ!童顔!!
実年齢5歳差を全く感じさせませんね。

八木さんは2015年に「第二の水原希子」としてデビュー。
なんとなく系統的に納得ですよね。
てか滋賀県出身なんですね。滋賀からあんな美女が生まれるなんて。。(めちゃくちゃ失礼)

これからも他の出演作が観たくなる、お二人のことが大好きになる作品でした。





ここからは、個人的にどうしても言いたい、ツッコミどころを語っていきたいと思います。


高校時代に出会った也英と晴道。
初恋を実らせた二人は遠距離になりながらも愛を育んでいた訳ですが、その後、大きく運命を狂わされます。
厳密に言えば、僕が思うに、二人の男のせいで狂わされるのです。

いや、センター分け激キモ先輩と、中○し外科医のせいやないか!!

こいつらのせいです。笑

ファミレスで、どう考えてもダルそうにしてた晴道を見てなんであんな嫌なこと言えるねん。空気読めなさすぎるやろ。
こっちは厳しい訓練で禁欲しとんねん!やっと彼女に会えてん!早よ仲良くホテル行きたかっただけやねん!(最低)

あそこであんな形で、外に飛び出さなかったら。。
そう考えたらすべての事の発端は、あのキモ先輩ということになります。

ほんで向井理さん演じる脳外科医。
いや患者の大学生に手ぇ出すな!顔可愛いけど!世間知らずの感じたまらんけど!絶対今までも手ぇ出してきてるやろ!医者なんやったら避妊せぇ!

ほんで金あるから浮気とかは男として気持ちわからんでもないけど(最低)、嫁姑で揉めたら嫁の味方せぇ!あの場面でなんか言え!
こいつもこいつで、也英のその後の人生を大きく狂わせましたね。。
まあでも、こいつと出会わなかったら綴は生まれてなかったわけで。。
これもまた人生。。



ごめんなさい。ほんで、晴道も晴道じゃなかったですか?

いや、やってることほぼストーカーやないか!!笑


街でタクシーを運転している也英を見つけてからというもの、その行動はストーキングそのもの。

電話帳を使い、しらみつぶしにタクシー会社を探し、無線機を使ってタクシーの無線の電波を傍受するという奇行ぶり。
しまいには、綴からの情報を得て、近辺のコインランドリーというコインランドリーを位置情報で探すという(也英もコインランドリーで寝るなよ)、初恋の相手と言えど、その執念たるやプロのストーカー。

「あきらめないで、どんな時も」

彼は、宇多田ヒカルではなくサンボマスターを聞きまくっていたのでしょうか。


晴道のそのストーキングぶりは、学生時代のシーンにも表れていて、逆に言えば、脚本的に見ても精巧なキャラクター作りが出来ていて素晴らしいと思いました。

バイト先の帰り道を先回りして立ち尽くしていた晴道。
夜道。大雪。少し怖い。
でも、この時点で好意を持っていた也英は彼をやさしく包み込みます。
まあこれはまだいいとしましょう。


中学3年の時の模試に向かう途中の電車で、也英に一目惚れする晴道。
こうなったら彼はもう馬車馬。

寝落ちする也英が持つ本の間に、あろうことか、自分の切符を挟むという謎のファインプレー。無賃乗車という軽犯罪をものともしないパワフルさ。
そして、模試の会場で彼女を見かけた晴道は、彼女の志望校の紙を無理やり盗み見ることに成功。

不良で全く勉強ができなかったにも関わらず、そこから彼女と同じ高校に入るため猛勉強。まだ一言もしゃべっていないのに。
どう考えても怖すぎます。笑

それもこれも、すべて美しい物語になるのは、美しいお顔をしているから。
ビジュアルがいいからに他なりません。
イケメンじゃなかったら早い段階で法的措置を取られていたことでしょう。

ただ、この強い気持ちがあったからこそ、自衛官やパイロットという夢を叶えられたのでしょう。
すごいとヤバいは紙一重です。



小泉今日子さん演じる也英のお母さんも軽く毒親でしたよね?
そら女手一つで育てているし、基本的には也英に優しいのですが、「晴道の手紙、カンカンに全残し事件」はちょっとひどすぎると思いました。

也英の結婚生活がうまくいかなかった後、也英に対して、「いつから特別じゃなくなったのか」的な発言も、子供にかける言葉ではない気がしました。
苦労はしてるんでしょうけどね。


あと、ストーリーと直接は関係ないのですが、

恒美、おもろすぎるやろ!!笑

夏帆さん演じる晴道の彼女の恒美。
昔の恋人の存在に揺れ動く晴道に対して、不器用ながらも思いを伝えようとする彼女の姿は観る者を切なくさせましたが、事あるごとに、

「恒美の恒は、恒星の恒。あなたを常に照らす存在なの。」

というアイドルの自己紹介みたいな口上を発するのです。

「こんな女おらんやろ!」過ぎて、どうしても笑ってしまっていました。

しかし、『silent』といい、切ない女性を演じさせたら最高の夏帆さん。
「令和の切なさクイーン」ですね。勝手にすみません。


ツッコミどころ満載の登場人物の中において、濱田岳さん演じるタクシー会社の同僚がめちゃくちゃ良かったですよね。
大人時代に出会う人物の中では唯一の癒しだったのではないかと思います。

美波さん演じる晴道の妹も良かったですね。
見てて気持ちのいい言動の数々。
『有閑倶楽部』の頃に比べて、だいぶ雰囲気も変わられましたよね。
(赤西くん横山くんとか出てた日テレのドラマ。懐かしい。)



なんやかんや言うてきましたが、裏を返せば、僕がこのドラマにいかに夢中になっていたかがお分かりでしょう。
ツッコミを飛ばして観ながらも、しっかり感動はしていました。
(CDウォークマンのシーンと、綴が引き取られたシーンはヤバかったです。)

またこのドラマは、大切な情報をあえて前後させることによって、真相がわからない状態が続いて、「え?どういうこと?どうなるの?」と観る者を引き付ける、演出面での見せ方がすごく巧みでした。
(大人になっていた晴道と、綴の母親になっていた也英の、久しぶりの再会の場面で、也英が全く晴道に気づかないところとか。)

ドラマの最終盤で、一番最初の出会いのシーン(切符しおり無賃乗車事件)、つまりプロローグ的なものを見せるという仕掛けも圧巻でした。

そのほか、衣装や小物の使い方など、さまざまな仕掛けがあったことによって、今までのベタな純愛モノじゃなくなっているのがすごくよかったです。



国内配信ドラマでこの冬最大の話題作を観て、みんながハマる理由がわかりました。
この記事を読んで、「わかるわ~」と思った方はスキ、コメントなどくださればうれしいです。




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