伯耆大山縦走記録[船上山-勝田ヶ山-甲ヶ山-矢筈ヶ山-野田ヶ山-振子山-三鈷峰-大山寺]

縦走日:2020/11/22(日)
メンバー:T・K、N・J、N・Y、Y・Y
年齢:20代後半

大山は中国地方最高峰の山だ。標高は1729mあるが、山頂の剣ヶ峰は登山道が崩落しており現在は通行禁止になっている。今回はYMS Grのメンバー3名と共に
船上山から勝田ヶ山、甲ヶ山、矢筈ヶ山、野田ヶ山、振子山を経由して三鈷峰に至り、大山寺側に下山する縦走(約25km)を実施した。

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(赤線が縦走ルート)
縦走当日、YMS Grのメンバー4名はAM3:30に起床。
大山山麓に位置するペンションから車で約30分かけ、船上山東坂登山口前の駐車場に到着した。星が非常に綺麗であった。

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10分ほど星を眺めた後、AM4:40東坂登山口より縦走開始。

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船上山は615mの里山だ。今日は午後から雨の予報だからここはさっさと抜けてしまおう、そう思い凍った土道の上を歩き続けた。時折星を眺める、本当に綺麗だ。
町では決して見ることができないほど美しい。葉の散った木の枝の向こうで星が輝いていた。「そうか、もちもちの木に火が灯るとはこのことだったのか!」

一時間ほど歩くと寺が見えてきた。寺の奥の方に入っていくと大山縦走路の看板が立っていた。よっしゃ!いよいよ始まるぞ!!

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縦走路の看板を通り過ぎしばらくいくと、日が登ってきた。
勝田ヶ山山頂付近で御来光を望む。AM6:40頃。
嗚呼美しい!!

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なんとまあ・・・・大山じゃん!!!!
こんな完璧な状態でお目にかかれるとは!!!!
今からそっち向かうから 待っとってや〜

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これから進む稜線に胸を高鳴らせ、甲ヶ山方面へ進む。
そしていよいよかの有名な「ゴジラの背」に到着。

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メンバーは美しさのあまり、周りの風景に見惚れている。このタイミングでゴジラの背にこれたのは本当にラッキーだ。空は晴れ渡り大山もご機嫌だ!
さあ、どんどんいこう!

岩肌を登り続け、AM7:30甲ヶ山山頂到着。

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甲ヶ山から矢筈ヶ岳まではエキサイティングな岩路が続く。
一旦ピークに登ってもまた降りなければならないことが縦走にはよくある。
甲ヶ山・矢筈ヶ岳間もそうだ。山口県内の長野山・馬糞ヶ岳縦走トレーニングをしておいて良かった!

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上の様な急斜面を降りていく。
そしてまた登る!

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AM9:00、4つ目の矢筈ヶ山登頂!

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矢筈ヶ山から経由地の大休峠避難小屋までは土道の急坂を降っていく。
9:40 大休峠避難小屋到着。

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ここで20分程度休憩。
野田ヶ山方面へ向けて直登開始。
いよいよ近づいてきた大山を見上げ、ひたすら登る。

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振り返ると、これまで縦走してきた山々が見渡せる。

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ここまできたんだ!あと少し!!

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うっすらとユートピア避難小屋が見えてきてテンションが上がる。(写真右上)

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12:30 ユートピア避難小屋到着!!
昼食として各自持参のスープやカップ麺を食した。
そういえば、山頂にはあまり人がいなかった。天気予報で午後から雨の予報だったからだろう。すれ違う人も3組ほどしかいなかった。おそらく、我々はこの山域では今日一番の長距離縦走者だろう。雨が降るといけないので、昼食は40分ほどで切り上げレインコートを着て三鈷峰へ出発。

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13:00 大山ユートピアコース最高地点の三鈷峰到着!
さて、雨が降りそうだから下山を急ごう!!

14:45 下宝珠越えを通り、大山寺側へ無事下山完了!
縦走開始から約10時間が経過していた。

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この上ない達成感と満足感を得、大山ナショナルパークセンターへ向かいタクシーを呼んだ。船上山山麓に置いた車までタクシーで行き、そこから米子付近の温泉へ向かった。今日はよく眠れるだろう。

【行程まとめ】
4:40 東坂登山口 〜 5:20 大山縦走路看板 〜 6:40 勝田ヶ山山頂
〜 7:30 甲ヶ山山頂 〜 9:00 矢筈ヶ山山頂 〜 9:40 休峠避難小屋
〜 12:30 ユートピア避難小屋 〜 14:45 ユートピアコース登山口 

【登山記録シート】


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