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飲食店で流れる音楽について

飲食店って、ただ単に美味しい料理を提供する場ではなく、楽しい空間を提供する場所。

非日常のエンターテイメント的要素も含み、外食する人の心をほぐす場所。

(全ての場所がという訳ではないです。)

なので、店に流れる音楽(BGM)も居心地を作る一つとして捉えます。

BGMがもたらす効果

・マスキング効果
外部の雑音をマスキングして、自分たちの会話だけに集中できる効果です。
なので、話すときには気にならない程度のボリュームで周りの音をシャットアウトできる音量くらいに調整します

・イメージ戦略
例えば、フレンチならシャンソン、高級レストランだったらクラシック、和食なら和楽器の音楽、など店舗のイメージの印象づける効果があります。
12月になりクリスマス商戦のときに商店街やデパートで流れるのもクリスマス、一気に気分がクリスマスモードになり、プレゼントやクリスマスケーキを連想し、潜在意識が表面化します。

・誘導効果
回転率が高いお店だと、曲調はアップテンポなものが流れます。お昼と夜でお店の過ごし方の提案が変わる場合はそれぞれ分けて音楽を流すことも有効です。

今はレストラン経営をしているので個人的にはBGMは印象に残らない方がいいと思っています。
なので歌詞のある音楽は極力控えたり、耳馴染みのある曲はリピートした時に、「さっきも流れてた」と気になってしまうので、そのあたりも注意します。
(今は著作権があるので、CDを流すところは少ないと思いますが・・)

楽しい非日常を演出するのに、空間、雰囲気作りをして印象に残らない音楽を流す方が、結果印象に残る時間を過ごしていただけるという話です。

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