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障害福祉の現場「無理せず断る」ができる関係が嬉しい話

就労継続支援B型の事業所での話しです。

お菓子作りを教えて、利用者(キャストと私たちは呼びます)が製造に関わります。

実際お菓子を作る作業や、梱包、発送、片付け、洗い物などさまざまな仕事を分担して仕事しますが、その中での一コマで「いい関係!」と呼べるものがあったので、参考になればと思います。

ある先輩と後輩の組み合わせで洗い物をしていた時のこと

とにかく教えたい先輩(時々言い方がきつくなるときもある)
と、時々仕事がしんどくなって動けないこともある後輩。

その日は、後輩も自分の与えられた仕事を一生懸命にこなしてました。
先輩は、その状況を知ってか知らずか、いつも通り洗い方を教えようと、声をかけました。

そのときに後輩キャストが
「あの先輩、今は忙しいので後にしてください」
と言いました。

カチンと来るのかなぁ。大丈夫かなと思ってましたが、先輩キャストから出た言葉は、

「お、お、オッケー」

その後、何事もなかったかのように、作業に戻る二人。

しっかりと、自分の言いたいことを伝える後輩と、受け止める先輩、その後何も残らず気持ちよく仕事を進める二人。
仕事を通じて、他社理解と自己表現ができている場面に嬉しく思いました。


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