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【68日目】10年前のあの日

こんばんは!今日は、3.11。


各種メディアで東日本大震災を取り上げられています。

改めて津波映像や被災した方々の体験談を聞いていると、10年前の今日の衝撃を昨日のことのように思い出しますし、風化させてはいけないと思います。


10年前の今日。勤務場所が姫路だったので、当時の地震の揺れには気づいていませんでした。


その日、職場の同僚と仕事に立ち寄った居酒屋。流れていたテレビ映像を見て、事態の深刻さを知りました。


同僚は、阪神淡路大震災を経験していた方だったので、黒い津波が川を逆流し、街を、全てを飲み込んでいく映像に、自分の体験と重なって涙を流していたのが印象的でした。


今日の特集で見た、当時9歳で被災し、家族を失い、父と2人になった少年の姿が忘れられません。


家族のためにもちゃんと生きていかなくちゃ、と。涙を流しながら自分の思いを一生懸命言葉にしていく姿に、胸が一杯になりました。


その後、震災のこと、家族のことを一切口にしない時期を経て、少年は青年へと成長し、今は当時の経験を発信し、語り部として活動する道を進んでいました。


ある日、突然自分の住んでいた街や友人や家族を失うって、どれほどの衝撃なのだろう。


想像してもどこか非現実に感じてしまうのは、身をもって経験していないというだけでなく、自分の許容量を超える傷になるからだと思います。


当時、震災を経験した子供達が、自分のアイデンティティに大きく影響を与えることになった震災と向き合い、自分の体験を今の子供達に伝えたり、メッセージを発信している姿は、何だかすごく勇気づけられた。


人は弱いけれど、強い。


長い年月をかけて失ったものと向き合って、自分の体験を未来のために伝えていこうと強く生きていく人もいる。


人のためにできることは何か。考え、行動する人もいる。


私自身はすごく弱いけれど、いつか、そういう強さを持った人になりたい。


誰かに希望を感じさせるような生き方ができるようになりたい、10年目の3.11を迎えてそう思いました。


今日もお疲れ様でした。明日も頑張りましょう!



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