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スキな3曲を熱く語ってみた!with Spotify 後半戦

※注意※
この記事は「スキな3曲を熱く語ってみた!with Spotify 前半戦」の続きとなっています。


それでは後半戦も熱く語っていきます。


No.2「You've Got a Friend」 
〜君の友達〜

2番手に選ばれたのはDonny Hathaway(ダニーハサウェイ)のライブアルバム
Live」からYou've Got a Friend
Carol King
の名曲をカバーしている。

〜愛と平和を歌う時代のソウル〜

あらゆる人にカバーされているこの曲。
これほどソウルフルに歌い上げると、
歌詞通りの思いを伝えられた様で心に響く。
ゴスペルの様に、観客と一緒になって歌い、会場がひとつになるのは、
ライブならではの楽しみだろう。
当時の録音環境のせいもあるが、観客の声がかなり聞こえ、その場の空気が伝わってくる。
本来ライブとはこういうものだったなあと常々思う。
観客、ミュージシャンが一心一体となり、同じ音楽を嗜む、
そんな奇跡をこのアルバムで楽しめるのだ。
その場にいる様な、タイムスリップしたような。

ダニーハサウェイは既に亡くなっているが、こうして音楽として残り続ける。
彼は永遠なのだ。

私にとってダニーハサウェイはボーカリストの中で一番尊敬する人だ。
この人みたいにエネルギーのある魂こもった歌を歌えるようになりたい。

〜グルーブで魅せる演奏〜

是非この曲だけでなくアルバムを通して聴いて欲しい。
全て名曲であり、名演奏だからだ。
特にラスト
Voice inside(Everything is Everything)はすごい!
音楽史上、最高のベースソロが聴けるからだ!
最強のベーシスト Willie Weeks(ウィリーウィークス)の演奏だ。
特にベーシストに聴いて欲しい素晴らしいソロだ。
またギタリストCornel Dupreeのソロ、バッキングも良い。泥臭くて。

余談だが、これに関連してオススメしたいものが二つある。
ライブアルバム繋がりでだ。
ライブアルバムには様々な名盤があるが、今回もう一枚紹介しよう。

関連おまけ 
「Scratch/The Crusaders」クルセイダーズ

クルセイダーズはフュージョンの先駆者だ。
Jazz Crusadersという名前だったが途中からThe Crusadersに変わった。

この「Scratch」はライブアルバムで、
フュージョン黎明期の最高の演奏が聴ける。
私の好きなギタリストLarry Carltonも参加している。
実はこのライブでもCarol Kingの曲がカバーされているのだ。曲は
「So Far Away」
この曲も絶対聴いて欲しい!
Donny Hathawayのライブか、こっちかで迷ったくらい素晴らしい演奏だからだ。
何が素晴らしいって、、、メンバーもだし、、
あのソロに至っては、、、、


いや実際に自分の耳で確かめて欲しい!


もう一つのオススメは聴ける方法が少ない物なので、本当の物好きだけ探してみて欲しい。

現代の3代ギタリストの一人
Derek Trucks(デレク トラックス) のバンドのライブDVD
「The Derek Trucks Band Songlines Live」にて
ダニーハサウェイのVoice insideをカバーしているのだ!
メンバーの演奏も強烈だが、スライドギターの強烈さよ!
是非ギタリストや物好きは探して見てほしい。

私は昔YouTubeで見て衝撃を受けた。
残念ながら今はもう見れなくなっている。

No.3「Wet Sand」 〜音楽は香辛料〜

最後の3曲目は私の青春を掻っ攫った、変態天才最強バンド 
Red Hot Chili Peppers(通称レッチリ)のアルバム
「Stadium Arcadium」からWet Sandという曲を紹介して終わりたいと思う。

レッチリはかなり多くの人が認知しているであろうから詳細は省く。

〜RHCP〜

このアルバムは彼らの集大成的アルバムであり、
このアルバムを機に私が一番影響を受けたギタリスト
John Frusciante(ジョン フルシアンテ)は脱退する。
がしかし、2020年に世界を揺るがすビッグニュースがあった!
なんと、ジョンがまたレッチリに戻って来る!
今月には四人が揃っている映像まで公開されたではないか!!
興奮がおさまらない。
涙も溢れた。
それほどまでに私にとってジョンは青春そのものなのだ。

興奮はさておいて、
このアルバムと出会った当時私は高校生、毎日の様に聴いていた。
年間でアルバムを通しで2000回ほどは聴いていたと思う。
私の身体は半分はレッチリでできていると言っても過言ではない。
自慢ではないがレッチリのジョンが参加しているアルバムはほとんど弾ける。

〜出会い〜

当時フォークソング、J-pop一筋だった高校一年生の私は軽音楽部に入った。
コブクロみたいな音楽をやりたかった私に、同級生から教えてもらった洋楽。
どっぷりハマってしまった。
なんせ聴いたことがない様な音楽ばかりだったからだ。
その中にレッチリがいた。
当時はガラケーで、ダウンロードし(着うたフルと呼ばれていた)通退勤ずっと聴いていた。
女の子に目もくれずギター雑誌や、YouTubeの動画、DVDなどを沢山漁っていた。

〜Wet Sand〜

まあそんなこんなで私の青春をレッチリ色に、真っ赤に染め上げるほどハマった素晴らしいアルバムだ。
このWet Sandはバラードロックで、
盛り上がり方が素晴らしい。

またラストのギターソロが抜群に良い!
当時の私は早く弾く事がカッコいいと思っていたが、
ジョンのソロを聴いてから考えが変わった。
一音一音魂がこもっていれば関係ないのだと。
なぜならジョンのソロは少ない音数で、リスナーの心を鷲掴み、昇天させてくるのだ。
シンプルで、でも飽きさせないそんなソロなのだ。

、、、、、

ギターについて語り始めたら止まらないのでこの辺りで辞めておこう。
また別の機会に。

〜私に与えた多大なる影響〜

ジョンが加入してからのレッチリはバラエティに富んだ。
メンバー全員の良さが一番良く引き出され、化学反応を起こしていただろう。

前回のYKの一言レビューでも少し書いたが、
まるで宇宙の様な彼らの演奏
最初このアルバムを聴いた時、4人のみで演奏しているとは思わなかった。
実際4人のみで演奏しているのだが、
随所にそれぞれの担当楽器では出せない様な音が含まれている。
実はほとんどジョンがギターで作っているのだ!
ギターの音をあらゆる方法で加工し、全く別の様な音にしている。
まるでシンセサイザーの様に。
ごく一部だけ別の楽器を使ったらしいがほとんどギターという。
様々な要素やアイデアが渦の様に混ざり生まれたのだ。

もちろん彼らが心の奥底から通じ合った演奏をし、メンバーがお互いを尊敬し合っているからこそ成し遂げれる作品になっている。

この作品に感銘を受けた私は
音楽=可能性(進化)の結晶
であると気付いた。

音楽は古典的に演奏をすれば、ある程度人を満足させる事はできる。
しかし、そんな演奏はいつか聴かれなくなるだろう。
だが音楽家の中で、可能性や進化と無縁な人間などいないと断言する。
いや音楽に携わる人全て。
進化する衝動を抑えられないはずだ。

日々練習し、より良い演奏を目指すのも、
誰も出したことがない様な音や詩を作るのも、
より良い音を流す機械や環境を作ることも、
全て可能性であり、進化なのだ。

改めて私も音楽から生まれる可能性や進化を見つけていきたいと思う。

音楽家として、これまでもこれからも。

今回はここまでにしよう。
またいつかレッチリについてはたっぷり語りたいと思う。

以上、後半戦の「#スキな3曲を熱く語る」でした。

まとめ

前後編合わせて約6000文字にもなってしまった。
駄文失礼しました。

まだまだ語りたいことはあるが、一冊の本になってしまうくらい止まらないので、
また別の機会に語れたら良いなと思う。

スキなものがある事、それは自分を形成する一つのファクターだ。
そういうものを増やしていく事が人を豊かにし、
また他人を豊かにするキッカケを作ると私は思う。
キライよりスキと言った方が嬉しいように。

これからもYMPはnoteを通じ、またYouTubeのチャンネルを活かして音楽の素晴らしさを広めていけたらと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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