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スキな3曲を熱く語ってみた!with Spotify 前半戦

noteを書き始めてまだいくつかの記事しか書いていないが、今回は初のお題に沿った記事を書いてみたいと思う。

今回のお題はズバリ!!

「#スキな3曲を熱く語る」

なんともまあ悩ませるお題だ!
実に気絶するほど悩ましい!(by char)

無類の音楽好きなので変態度マックスで文章を書いていく!閲覧注意。(冗談)

これからもお題に沿った記事を書けたらいいなと思いつつ頑張って語りたいと思います。


いきなり発表!!〜私の選ぶ3曲〜

せっかちな方の為に素早く発表!
なぜなら!

オススメするから聴いてほしい!

中には
「そんなメジャーな曲知ってるよ」
「無類の音楽好きはそんなものか」
となる音楽玄人の為に後半からはさらに掘り下げた話をしたいと思う!

3曲を挙げてもなお私の熱意について来れる方は読み続けていただけたら嬉しい!

No.1 「We Go On / 
Pat metheny Unity Group」


ジャズギタリストPat methenyのプロジェクト、Unity Groupによる2014年のアルバム「KIN(←→)」に収録されている。

YK一言レビュー
「音楽という名の新しいエネルギー」


No.2「You've Got a friend / 
Donny Hathaway」


ソウルシンガーDonny Hathawayの1972年のライブアルバム「Live」に収録されている。
Carole Kingのカバー。

YK一言レビュー
「魂が何処から来て何処に行くのかを音楽は知っている」



No.3「Wet Sand / 
Red Hot Chili Peppers」

偉大なるミクスチャーロックバンドRed Hot Chili Peppersの2006年のモンスターアルバム「Stadium Arcadium」に収録されている。

YK一言レビュー
「彼らは何もかもを吸収し、混ぜこぜにする。それが宇宙になっただけさ」


以上が私のスキな3曲だ!是非アルバムを通して聴いてほしい!
私事だが、なぜか押し入れに入れているCDの山の中からPat Methenyだけ見つからなかった、、、
誰かに貸したままなのだろう。

それではこれから一つずつ曲に対する熱意を語っていこうと思う。




No.1「We Go On」〜音楽の先へ〜

〜Pat Methenyについて〜

これまで数々の作品を残してきた偉大なジャズギタリストPat Metheny
彼はジャズという枠組みから突き抜け、音楽の可能性を追求し、
数々の名プレイヤーを輩出するプロジェクトを展開している。
コンテンポラリー音楽を牽引する人物だ。

その音楽を一言で表現するならそれは
「映画」
聴くだけで、景色や物語が見えて来る。

〜出会い〜

私がこのアーティストに出会ったのは高校生の頃だ。
その頃から追いかけている。
東京で音楽活動し始め10年経った今もだ。

彼は歳を重ねるごとに、より強力で新しい音楽性を持った作品を出し続けている。
70歳近くになるにも関わらず、精力的にクリエイティブな活動をこなす姿を、私も見習いたいと感じる。

前作にUnity bandという形のアルバムを出していたので、
そこからさらにメンバーを増やした作品、
ということでワクワクが止まらなかった。
メンバー構成は

パット・メセニー/Pat Metheny Guitar
クリス・ポッター /Chris Potter  Sax
アントニオ・サンチェス /Antonio Sánchez Drums
ベン・ウイリアムス /Ben Williams Bass
ジュリオ・カルマッシ /Giulio Carmassi  Multi

ジュリオ・カルマッシが新メンバーとして加入。彼がマルチで様々な楽器を随所演奏している。

前回のUnity bandはどこまでいってもバンド体制で音楽をやらなければならないという制限があった。
そこにマルチ要素、つまり様々な楽器を追加したのは、
Unity Bandならさらに強力な演奏を実現できると感じたからだろう。
なにせメンバーが素晴らし過ぎる。

こんな強烈なメンバーの演奏は聴き逃せない。
私はDiskunionに買いに行った。
そしてまずジャケットに驚く。

(CDが行方不明の為、代わりにオススメのライブDVDをお見せします↓↓)

それはモザイクアートのように色んな紙で顔を描いていた。
音楽はどんな形であれジャケットも大事だ。
もっと言えば実物を買うことの大切さ。
今や配信で済まされてしまうが、ジャケットには表裏があれば中身もある。
2度、いや3度楽しめる要素があるからだ。
一体このジャケットにはどんな意味が?とか、いろいろ推測するのも楽しい。

前半の5曲と、後半の4曲で物語が分かている様なアルバムになっている。

前半は勢いのある曲が多く、これまでのメセニー感は強いが、演奏に更なる力強さとエネルギーがある。
作品を出すたびに進化し続けるなんて、
とんでもない化け物だ。
Unity bandで魅せたバンド感を保ちつつ、いい感じに新メンバーも溶け合っている。

後半は新メンバーが溶け合ったUnity Groupとして完成し、
生命の誕生を感じさせる「Born」から始まる。
そして「Genealogy
この曲は38秒と短く、まるで走馬灯の様に色んな景色が移り変わる様に展開される曲。

そして私の好きな曲「We Go On」にも滑らかにつながっていく。


〜We Go On〜

はっきり言おう。
この曲クリスポッターがやばい。

Pat methenyの楽曲、Unity Groupで作り上げた楽曲で間違いないのだが、
間違いないのだが!!(大事なことなので2回言いました)

彼はJohn coltraneの知性、Michael breckerの奇想天外さ
それらを兼ね備えたハイブリッドな演奏をする。
YouTubeの中で好きな演奏があるので紹介しよう。


↑↑↑インストバンドSnarky Puppyのライブにゲスト参加した時の演奏。

「We Go On」に関して言えば、最高に
ブルージィー!!
なんと欲張りなサックスを吹くのか。
現代最高のサックスプレイヤーと断言する。

メセニーもテーマとメロディは弾く。
その美しさに感情を奪われ、いざテーマに入る時、
メセニーと重なるようにクリスポッターが現れる。
しかし、途中からメセニーは退く様にクリスポッターに任せ、サポート的な演奏に移る。
はっきり言ってこの曲のメインはクリスポッターだ。

情熱 愛 悲しみ 憎しみ
色んな感情を抱き、複雑に絡み合い生きている人間の性質
全てを肯定し前に進むこと。
それを曲で、ソロで、再現していると感じた。

この曲一番聴いて欲しいのはサックスソロだ。
しかしアルバムとして通して聴くからこその美しさもある。
だから全て通して聴くことをオススメしたい。

この作品が出た頃、私は音楽活動が上手くいっていなかった。
「何を目指そうか」「何を演奏したいのか」
そう言った疑問に常に悩まされ、足踏みし続ける日々だった。
そんな中この作品が出たのである。
一発でノックアウトされた。

人生で初めてインストを聴いて涙が溢れた。

歌ものを聴いて泣けたことはあるが、インストという歌詞がなく、メロディの曲だけで泣いたのは初めてだった。
この曲がその時の私の全て肯定し、
前に進む勇気をくれたのである。

Pat Methenyの音楽に対する姿勢、作品の美しさ、常に新しい何かを探究する熱意を感じた。
私もこうなりたいと思う様になった。

「何を目指そうか」「何にを演奏したいのか」
それを見つける事、探し続けるのが音楽の一つの道だと。
悩みを抱えたり、不安になることは正しい。
進むことだと。
それからの私は足踏みをやめた。

以上が私のこの曲に対する熱意だ。あの日からずっと聴いている。
足踏みをしそうになる時必ず聴く。
そうして明日に向かっているのだ。


次回 No.2 No.3の曲の熱意を語る 後半戦!!

こんな感じに後半戦も語って行こうと思います!
読んでいただきありがとうございました。


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