最近のこと 240704

暑い。トーキョーは連日おかしい暑さでサウナみたいだの日傘差さなきゃだのアイドルさんたちが呟いているのを、遠方で少しだけ季節感の違う自分は「違うところにいるんだなー」と思うやつをよくする。あー、別の街に住んでいるのだよなあという当たり前を少し誇張して感じている。前に私の地方に来たアイドルのホテルからの配信、同じ天気で同じ番組を観ているらしかった日が結構嬉しくて、大切に持ってたりする。変な感傷織り込ませすぎなファン。

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今月も(まだ数日だけど)アマプラが楽しい。「みんな」がそのときに見てるものをそのときに自分も見ることがどうしても苦手だったのを近年はもうほとんど克服して、気になったら積極的に観られるようになった。生きやすい…。
新しいバチェロレッテも今からまだ最新話が配信されていくという時期に観始めた。推しの子2期も楽しみ。少し遅れたけれど1122も視聴開始。エンタメ楽しめる心の余白ありがとう。本当はU−NEXTもNetflixもHuluもテレ朝のサブスクはなんだっけ?もディズニーも全課金したいけど、それはもっと富裕層にならねば実現できない。っていつも言ってるなあ。富裕層じゃなくても全課金するほどには映像コンテンツ命でもないのだけどね。
もしそれだけ課金できたとして、そのとき全部をまんべんなく使いこなす元気はあるのだろうか。理想を夢見るときにも具体的な懸念点を見つけてくるとこある。
富裕層じゃないから、サブスクを厳選してYouTubeプレミアムと月と散文を泣く泣く解約。の、代わりではないけれど新しくRadikoのトライアルを開始。今月はまだ無料期間だけど、300円台ならいいかなとか。こうして、浮いたお金分にはきちんと何かがあてがわれるシステム。月と散文、また読みたいな。
もし、この「月と散文」という文字で又吉さんがこの投稿にたどりついて、自分のコンテンツは節約で削られていく場所にあるのかと悲しくなったらどうしよう、大丈夫、広すぎるインターネットの海を泳いでこんな辺鄙な場所まで辿りつくことはないからさと思うやつをした。なんだそれ。

私のなかにはいつも端と端と、無数の横槍があるんです。1000円でも積み重ねて節約になったら後の私が楽だから、とも思うし、月に1000円払わないことで読みたいものが読めない生活に豊かさがあるのかな、とも思うわけで、今回は前者が勝ってしまったのです。それを、また違う私がくだらない生活だなあという。本当にだいすきだったら惜しまないんじゃないとまた違う私がいう。月300円との重みの違いはなに?広くいえばやりたいことを手放すかたちにはなったので、選ばれなかった後者に寄り添う横槍が優勢です。最近は、最後に「正解なんてないんだから何がどう在ってもなくてもいいんだよ」を持ってくるのが万能。そんな日々です。
私は誰に弁明しているんだろうなあ。

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いくらか前の投稿に、楽しいことは楽しいという場所そのままで精算できるようになったのかも(しんどいとか焦燥とかそういう日頃のあれこれの「対」に置くものとしてではなくという意)とみたいなことを書いた。たしかにそう思っていたのだけれど、最近の私はまた心の一部で「いや、このエンタメ大量摂取期は現実逃避の意味を強く含んでいるんだよなあ」と評価しているらしい。これも、ただアマプラたくさん観て音楽もたくさん聴いてる、でいいのにね。

アマプラありがとう期間、いつか観たHELLO WORLDをもう一度観た。最後に観たときと変わらず大人になったナオミさんが異常に魅力的なのは変わらず、挿入歌たちは同時期聴きながら通勤してたコンビニとか、乗り換えの場面がついて思い出されたりした。別にそこに不快感はないんだけど、映画にも「あの頃」がついて来ちゃうのか、もしすごくだいすきな映画に出会ったとしてその時期が最悪なら、その=は少しもったいないよなあとかよくわからないことを思った。

バチェロレッテも推しの子も1122も、この真夏のトーキョーと遠く離れた季節の色を一緒に思い出すのかなあという、答え合わせをするまでもなく忘れていく今日だけの疑問がうまれた。
絶対この頃の思い出になってね、と思って見聞きしてもうまくそうならなくて、何にも意図してないある一瞬の光景が音楽や映像と=になることがある、というパターンを私はよく知っている。きっと、今日みたいな空の色のことも風の涼しさもつゆも思い出せない私が、意味もわからぬところでこの頃を思い出したりして、だから生活っておもしろいなあと思う。本日も大げさです。

いつも通り「こんな日々」って自己評価だけど、結局のところそれでも…
愛すべき時間なんだろうなあ、と続けるのはなんだかとっても違う気がして、noteではいつも本当を探しているなあ、と思う。など。
そしてこんなに書いた1時間後にはきっと、今日配信分のあれこれをたくさん吸収して、今の感傷もすっかり差し替えている。エンタメ吸収過多でも、その与力がある限りできるときにできる分を楽しんでおける、ありがたき7月初旬です。

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