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死ぬまで愛す!好きな漫画家ベスト10【後編】

こんにちは、石川由弥子(ゆみこ)です。

好きな漫画家を誰にしようかなと思いながら本棚を見返していたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。本、絶対タイムスリップ能力ある。

さて、燃えたぎる気持ちのまま後編に突入しようと思います。私の人生にとって、なくてはならない好きな漫画家さんをご紹介します。

白熱の前編はこちらから↓

6. 入江亜季さん

私史上ドストライクに顔がいい漫画を生み出し続ける入江亜季さん。コミカルでチャーミングな女の子も得意ですし、クールな男の子も得意な、全方位型の漫画家さんです。

少し不思議な世界線を描き、魔法や特殊な能力を持った登場人物たちが物語を縦横無尽に駆け巡るのが特徴。

特に私のお気に入りは、現在連載中の『北北西に曇と往け』。主人公、顔が良すぎる。主人公はクールで黙っていてもモテるタイプですが、主人公の父親も色男です。スマートな恋愛がしたい男性は一度読んでみると良いと思います。

舞台はアイスランド。死ぬまでに一度はいくと決めています。大地の生命力を描き切る表現力と魅力的な人物描写に心酔してしまう漫画家さんです。

7. 平野耕太さん

血が沸き立つようなスピード感&世界観を描かせたらピカイチのヒラコーこと平野耕太さん。一線集中なんじゃないかと思えるほどに力強い線から生み出される漫画の面白いこと!

なんでもあり!?な設定の『HELLSING』では、セリフ回しが本当にかっこよくて震えました。印象的なのは少佐の演説ですよね。1話の半分が演説で占められているという、狂気の話で記憶にある人も多いはず。私はこの一文が好きです。

戦争!(クリーク)戦争!(クリーク)戦争!(クリーク) よろしい ならば戦争(クリーク)だ

インテグラルのこの指示するセリフも好きです。

見 敵 必 殺(サーチアンドデストロイ)

かっこよたまらん!!!!

今、連載中の『ドリフターズ』もその熱量は健在。さまざまな時代から集められた偉人たちが世界廃滅を防ぐ話なのですが、日本史・世界史を学んできた私たちの心をくすぐってきます。早く新刊でないかな!

8. ヨネダコウさん

BL漫画がメインの漫画家さんなのですが、私をBL沼に落とした張本人。すれ違いの辛さ、思いが通じた時の喜び、異性以上に繊細にならざるを得ない恋愛なだけに、心の移り変わりの描写が大事なのですが、それの描き方がピカイチなのです。

恋愛の葛藤をしっかりと描き切っているところがすごい。『どうしても触れたくない』はなんと実写映画化もされているとか。(原作厨なので観てはいない)

最近は、一般誌でもご活躍ですが、心理描写の深さは健在。設定も面白いので、新刊が楽しみである。(あと顔がいい)

9. 森薫さん

現地調査に裏付けされた文化考証と緻密な描写で世界を描きだすのは森薫さん。ページをめくるごとに感嘆の声が漏れます。

『乙嫁語り』は登場人物が着ている民族衣装や食事なども細やかに描写されているので、モノクロの漫画なのにカラフルに見えてくる不思議。それくらいこだわって描かれています。また、登場人物たちが顔が良いのでいろんな意味で眼福な漫画です。

身分差愛の良さを教えてくれたのが『エマ』。控えめな眼鏡美女と心をかよわせるために努力するウィリアムの姿や、戸惑い困惑する美女の姿、貴族の暮らしや庶民の暮らしなど、これまた文化考証と繊細な描写で描かれています。

10. 近藤聡乃さん

『A子さんの恋人』で沼につかり、『ニューヨークで考え中』で近藤さん自身に興味が湧きました。雰囲気のある漫画家さんで、テンポ感が独特

『A子さんの恋人』が抜群に面白くて、結局決めきれず、逃げ出し、紆余曲折を得ながら決断をする様子が描かれています。キラキラしている登場人物かと言われると少し違っていて、みんなどこか抜けていて、どこか不完全で、人間味がある。だからこそ、自然体で読めるなと感じます。

エッセイもこれまた抜群に面白いので、感性が合ったらぜひ読んでみて欲しいです。

やっぱり人生に大きな影響を与えてくれている

「大切なことは本が教えてくれた」と常日頃から言っていますが、振り返ってみても、自分の価値観は読んできた書物から培ってきたものが多いなと感じます。

駆け抜けた後半戦、こちらは社会人になってから出会った作品が中心です。大人になってからも、こんなに素敵な作品や漫画家さんに出会えて、本当に私は幸せだなと思います。自分が選ばなかった世界のこと、自分が選ばなかった選択、全部先人がやってきてくれているのです。

好きな漫画家さん紹介の中で、皆さんに少しでも気づきや学びが与えられていたら嬉しいです!

前半戦の振り返りはこちら↓

ではまた〜



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