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短歌:07 「生活」5首



未練、傷、ひとりの時間ワンルーム伸びてる爪を切ろうか悩む


目玉焼き綺麗に焼けた丁寧な暮らしを見せる相手はおらず


悲しみが消えないうちにとりあえず袋ラーメン鍋に投げ入れ


かまわないほこりまみれの鏡でもどうせ見るのは嫌いな自分


うつむいて歩く視線の先にある影すらぼくを嘲笑うのか



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