「三千円の使いかた」/原田ひ香
週末に、原田ひ香さんの「三千円の使いかた」を読み終えました。
これは、御厨家の3世代の女性たちが直面している「お金に関する人生の悩み」を描いた連作短編集。
就職し、一人暮らしをはじめた20代の美帆(貯金30万円)。
美帆の姉で専業主婦の真帆(貯金600万円)。
美帆と真帆の母・智子(貯金100万ちょっと)。
そして美帆と真帆の祖母・琴子(貯金1000万円)。
夫に先立たれ、年金が減って少し心もとない祖母・琴子。貯金はあるものの「病気になったり介護が必要になったら……」と