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夏学と私とこれから①

先日から書き始めた夏学、「女子中高生夏の学校」について、

何でこんなに私がこだわっているか?
過去にどんなことをしてきたか?

みたいなことを簡単(?)につづっていこうと思います!

これを機に、夏学はどんな活動なのか、やりがいはどんなところにあるのか、も話していきます。

1. 参加(高校1年生)

高1の担任の先生に行ってくれば?と言われ、クラスの理系に進むであろうクラスの女子3人で参加をすることになりました。

「なんか楽しそう!」というだけの理由で、行ってみることにしました。あんまりどんなことやるのか、知らずに行きました。理系の進路決めるのに役立てばいいな~みたいな。"学校で3人まで"という制約もあり、「なんか選ばれてる感」とかも嬉しかったような。

会場は埼玉県の武蔵嵐山駅徒歩15分にある国立女性教育会館で会場も近く、遠足気分で同級生3人で参加しました。

参加した感想は、

理系女子大生めちゃくちゃかっこいい…!!!🥺🥺🥺
私もあんな風になりたい…!!!!!

って感じでした。科学者技術者と話す機会はあったけど、そこよりも身近な「女子大学生TA (Teaching Assistant)」に憧れを抱きました。自分が末っ子だったり教師になりたかったりしたこともあり、「誰かを導く」ということに強く憧れを抱きました。

2泊3日の期間、中高生参加者6名程度の班に分かれます。学生TAはその班に1~2名付いてお世話をしてくれる役割の、大学1年生~博士までの女子学生です。

「こんな研究をしてるんだ」「大学生ってこんな楽しいことがあるんだよ」とたくさん教えてくれて、親身になって相談に乗ってくれた女子大学生が、2泊3日間で本当に大好きになりました。

この夏学の企画全体としての目的は「様々な科学・技術・人に触れながら、自分自身のキャリアについて考える」ことで、これは今もずっと変わっていません。

その後、他にも女子学生向けのキャンプや受験生向けの勉強合宿などに参加しましたが、あそこまで充実した3日間を過ごせる企画は、夏学だけでした。

2. TA初参加(大学1年生)

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1年目は初めてのTAだったので、当日のみの参加をしていました。

学生TAは、中高生が参加する2泊3日の前日に会場入りします。学生TA同士も初めましての方が多いので、自己紹介をしたり、企画の説明を受けたり、次の日の企画の準備をしたりします。

私は、この年に「洗濯係」という最重要(?)任務、"TAさんのTシャツを毎日洗う"という役割にかって出ました。写真のように、TAは目印としてピンクのTシャツを毎日着るため、夜の間に洗濯して干さないと、次の日、臭いTシャツで動き回ることになるため、最重要任務とされています。笑

暗い館内をTシャツもって駆け回って、洗濯機に入れて、また別の乾燥機に入れて待つ…1回じゃみんなの分入り切らないから、別の棟の洗濯機まで分けて入れて…みたいなのを夜中やっていました。館内を歩くの怖かった。。

夏学の良いところは、自分から関われば関わるほど、楽しくなっていくところだと私は思っています。1年目から自分から関わりに行ったので、先輩はたくさんご褒美としてお菓子や桃🍑をくれたり、先輩の部屋に遊びに行って夜遅くまで恋バナしたり…頑張った分、1年目から凄く凄く楽しい時間を過ごせました。

3. 学生企画委員(大学2~3年生)

3-1. 大学2年生

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去年の頑張りが認められたのか、大学2年生からは企画を任されるようになりました。企画を任されると、当日は学生の中心となって動くことはもちろん、当日の半年前くらいから電話などで、実際に中高生が参加する活動の企画について設計し、議論していきます。

2年生のときに企画したのは「サイエンスバトル!?」という、夏学3日間の1日目夜にある、広い館内にちりばめられたクイズやチャレンジをしながら暗号を得て、最終目的地を目指すという企画です。中高生に与える地図はこんな感じ。

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中高生5~6名で構成される班は、全員が初対面です。企画を通して、班内で多くのコミュニケーションを取り、仲良くなってもらうことが目的です。なので、ちょっと難しいけど協力すれば解けるミッションを用意しています。

この企画は、基本的な方針は決まっているので、前年の反省を洗い出し、その原因や解決策を練っていくことが最大のタスクでした。

初めて企画を担当しましたが、とにかく初めてのことも多くて大変でした。学生との連絡、必要機材を準備してもらう連絡、企画の構想、会議、資料の作成など、1つの企画だけでこんなにもやることが多いのかと驚きました。

でも、中高生が楽しんでる姿やどんどん仲良くなっていく様子を見ているのは本当にやりがいに繋がりました。「お姫様を救え」というミッションだったので、お姫様をさらう輩の役も演じました。笑

3-2. 大学3年生

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余談ですが、中高生の分かれる班には一つ一つ名前を付けていて、この年は、テーマは「科学の法則」でした!写真の真ん中が私ですが、私の隣の二人はケプラー班ですね!こういう班の名前にも「聞いたことあるけど何の単位だっけ?」って調べたくなるような、ちょっとしたtipsをちりばめています。他にも「星の名前」や「単位」の時もあります。

この年は、「Gateway」という科学者・技術者と中高生を直接つなぐ企画の企画運営を行いました。

この企画は、

・中高生がどんな悩みを持っているのか?
・どういう機会を提供したら、気兼ねなく対話してもらえるか?
・中高生全員が等しく聞きたいことを聞けるためにはどうするか?

などを中心に考え、企画していました。中高生には、こうやって面と向かって科学者・技術者と話せる機会はなかなかないと思うので、中高生にとってよりよい環境を構築するために色々考えました。地図の一部はこんな感じ。

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聞きたいブースに中高生が出向いていって、そこにいる科学者・技術者の方に話を聞きに行くという流れです。

この年は、学生内の準備だけではなく、科学者・技術者の方にあらかじめアンケートを依頼したり、そのアンケートをもとに振り分けたりと、学生以外の大人の方を巻き込んで企画する点が前年と違い、責任重大でした。

この企画は、科学者・技術者、中高生ともに満足度が高く、特に中高生の自分で興味のある場所に自分から向かっていく姿を見るのは凄く良かったなと思います。


ちょっと5年+αを話すのは長すぎるので2回に分けます…!

ここまでの話をまとめると、以下のような感じ。

・女子大学生に憧れを抱いた高校1年生
・自ら積極的に関わって充実させた大学1年生
・初めての企画に悪戦苦闘した大学2年生
・大人を巻き込む企画に奮闘した大学3年生

こうやって毎年当たり前のように携われば携わるほど、深く考えれば考えるほど、どんどんこの活動の良さを知っていけたし、どんどん良くなっていってほしいと思ったし、もっともっと広まってほしいと思いました。

次回は、より重大任務になった私が、何を考えて企画をしていったのかを振り返ります!!!

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