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2020年7月の記事一覧
"アイドンノ" と "ザ" 日本語の英語化について
学生と英語の発音の練習をしたとき、ひとつ発見したことがある。
"I don't know."
という文を、
"アイドンノ"
と発音する学生がずいぶんいるのだ。
ほかの表現ならなかなか英語らしく発音するのに、なぜかこのセリフになると、"アイドンノ" になる。
"there are" を、カタカナの "ゼアラ" のように読む学生が多いことには、前から気づいていた。"there is"
明治の女学生の袴は英語が目的だった
明治になると、女学生が袴(はかま)を身につけるようになった。
そうなったのは、なんと英語の授業のせいだという。
1870年以降、外国人居留地だった築地や横浜に、フェリス女学院などミッション系の女学校があいついで設立された。
当時の授業は、英語の教科書を音読する洋学が中心。
しかし、畳に座っていると日本の女子学生は邦楽風の発声になりやすいので、しっかりと外国語の声を出すには椅子のほうが適して