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ツッコんだ話

前回の記事書いて「ん?」と思ったんで今回は補足的にツッコミ入れたいと思います。
前回はピントがボケてどうのこうの(憶えてないのかよ)という話でしたが、あえてぼかすケースについても書いておいた方がいいかと思いまして。

ぼかすかどうかは「主題」によって決める

以前、風景画を描く場合人や動物を描かないようにしているという記事を書きましたがこれに通じる話で、ぼかすかどうかもその絵にとっての主役は何なのかで決めています。
例えば花。
この場合風景ではなく主役が決まっていますので他の部分は「背景」という扱いになります。
この場合は背景をぼかす、またはなんかぼや~んとした色だけ載せるとかそんな感じで描きます。

夏のおすそ分け(スキャン、144)

こんなのとか。

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こんなの。

これは花だけ描いたケースですが、野の花なんかの場合は「なんか野原なんだな~」とわかるくらいのボカシ具合でシーンが想像できるように背景を構成します。
手前に輪郭ぼかした植物を描いたり。
敢えてぼけた物体を描きいれることでくっきりとしたものへの視線誘導をすることができるので見せたい主役がいる場合はボカシて描くのは有効だと考えています。

ただ前途の記事で描いた「主役は見ている人」の風景画の場合はこのボカシをやってしまうと臨場感が欠けてしまう気がするのであえてピントを全体に合わせ、見る人に委ねるようにしています。

とまあ前回の記事書いてから、「自分ぼかした絵も描いてるじゃん」とセルフツッコミしたので補足しとかなきゃと思った次第です(笑

というわけでツッコんだ話でした。
それではまた。

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