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2023メキシコ旅行10

12日目。
昨夜のトラブルから気を取り直し、朝からオアハカ中心部を散策。ちょっと歩くと汗ばむくらいの陽気のなかカラフルな街を楽しむ。昼食には評判の郷土料理店イタノニに行ってみた。レフォルマエリアにある広い店内は、素朴だけどセンスのいい内装で、庶民的なオアハカ伝統料理を出すお店の中でも特に人気がある。そこではテテラという、大きなトルティージャを三角形に折り畳んで具を包み素焼きしたものを食べた。フリホーレス(豆のペースト)とケシージョ(オアハカチーズ)が入っただけの簡素なものだけど不思議と美味しい。

ひとつで満腹サイズ

店を出て、次の目的地にどうやって行こうかなと思ったところちょうど目の前に流していたタクシーが止まってくれた。やたら調子の良い感じのにいちゃんがのせてくれたが、助手席を見ると女連れ。乗合いタクシー…?と思いきや彼女らしい。行く先を告げると、Google Mapで検索し、結構な僻地を目指してるのがウケたのか彼女と一緒に爆笑していた。迷いながらの小一時間の道中、絶え間なくニコニコ笑顔でスペイン語で話しかけられ、なんとなく受け答えしつつ和やかムードで目的地の、郊外の村にようやく到着。人気のない村はずれに着いた瞬間、急に笑顔が消えて、相場の8倍くらいの金額を伝えられた。どうやら冗談では無さそう。女の方も気配を消している。ジョジョの奇妙な冒険に出てきそうなシーンとキャラクターだった。
当然そんな現金は持ってないので、無理無理行ってゴネて泣き落としたら最終的に相場より2倍くらいで降ろしてくれた。とはいえ1500円超過くらいだから勉強代と思っておく。過ぎ去るときにはにこりともしてなかった。メキシコ人には良く無い人もいる。
村の外れにある陶器の工房では、敷地内で大家族がごはんを食べつつのんびり制作をしている。きままに子供たちと犬が駆け回る中、年長の子は制作を手伝い、接客などもこなしていた。とてつもなく素朴な空間だったが、意外にも日本人も結構買付にきているらしく、高級レストランでも器が使われているようで、慣れた感じで応対されたしそこまで安く無かった。

所狭しと陶器が並び、犬と子供が駆け回る
素焼きの絶妙な風合いの器

帰りはどうしようかなと考えていたら、トゥクトゥクが走っていたので一番最寄りにある大きなショッピングモールまで乗せてもらった。座席にはここまでいくらと値段が書いてあってわかりやすい。そこにコレクティーボという乗合タクシーの乗り場があったのでホテルまで連れてってモラタ。すごい安い。次からはそうしよう。

近隣までしか乗せてくれないけど明朗会計で安い


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