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竹伐採から竹籠まで自力でやってみた

 真竹ではなく淡竹(はちく)でしたが、自力で伐採場所を見つけ、遠路遥々、伐採に行って調達してきた竹材。さあ、これで材料調達ルートはばっちり!あとは編むだけ・・なんですが、ヒゴさえ作れば竹カゴができるということではないんですよね、実際。

竹カゴを構成する色々なパーツ

あてぶちの処理

 竹籠の縁(ふち)の代表的な仕上方法は、「当縁(あてぶち)」と「共縁(ともぶち)」ですが、私は主に当縁を使っています。仕上がりの感じが好きだというのが理由ですが、共縁と違ってヒゴ以外のパーツを用意しなければなりません。私が当縁に使うパーツは「当縁(内外の2本)」「ささら竹」、籐の3種類です。これとは別に竹籠の底に入れる「力竹(ちからだけ)」も作っておく必要があります。

節無しヒゴで編める大きさの限界

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 「六つ目丸籠、ミニタイプ完成。 」の私は、節の無い竹ヒゴを作るのが精一杯なので40cm程度のヒゴしか作ることができません。ということは円周が40cm以下の竹籠しか編めない計算です。また円周の竹ヒゴは重ね代(のりしろのようなもの)が多少必要なので、実際には直径10cm程度が限界の大きさとなってしまうわけです。

籐って実はあまり売ってないんです

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 当時は、「それでも編みたい、どうしても編みたい」という気持ちが勝っていたのでしょうね。出来た竹籠の直径は8cmくらいでしょうか。節無しのヒゴですから、我ながら頑張ったほうではないかと思います。当縁もささら竹も見るに耐えない仕上がりですが、さらに輪を掛けるような麻紐かがりが雑さを演出しまくっています。この頃から比べると今はだいぶ上達したなと思います。(笑)

 この後に籐を買いに行き、仕上げは籐に変わっていくのですが、このときはよほど嬉しかったんでしょうね、ビールに2本も空けていますから。笑

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