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館山市地域おこし協力隊 獣害対策支援

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【捕獲歴】 2020年 4月 1頭(雄) 8月 2頭(雄) 9月 2頭(雄、雌) 10月 4頭  11月 3頭(雌×2、雄) 12月 8頭(雄60k、雌35k、雄10…
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#くくり罠

館山市地域おこし協力隊になりました

週末猟師として1年半 昔から魚介類を獲って食べるのが好き、山菜や木の実を採って食べるのが好き。後は肉だけだなぁと思いながら幾星霜、そしてついに昨年、人生初の猪をゲット。最初の動機はこんな感じで、有害鳥獣捕獲従事者として捕獲したとは言え「肉を得るために猪を獲った」というのが正直なところ。  くくり罠のイロハも分からずに無我夢中で猪を追い続けたあっという間の1年半。気づけば「とにかく猪を獲りたい!」という気持ちは当初より薄れ、代わりに猪を被害をどうしたらうまく抑えられるのかとい

猪の採餌行動の変化

いよいよ梅雨入り 6月もそろそろ下旬に差し掛かり、ジメジメとした日が増えてきた最近。やっぱりこの時期の地面はネチョっとしていて、どこもかしこも罠が掛けにくい。  梅雨入り前に罠数を減らしているので、去年に比べれば罠設置のストレスは少ないのだけど、罠数が少なければ今度は猪が獲れないわけで、その辺は痛し痒しだったりするんですよねえ。  ま、今月はいろいろとやることがあるので、結果的には現状でよいかなとは思ってますけど、やっぱり捕獲の無い月はなんとなく居心地が悪いです。笑 今年は

入梅前の設置罠の調整

愚図ついた空模様が続くようになってきた 昨年は1月頃から罠猟を始め4月中旬に初獲物を捕獲したので、昨年の今頃はまだまだ鼻息が荒く、ここぞと思うところには片っ端が罠を掛けてました・・・が結局、猪はさっぱり獲れず2匹目は梅雨が明けてから。   ま、それこそ血眼になって獣道を探していたので、その経験は今に生きていると思わないでもないのではありますが「あの頃ボクは若かった」笑  泥にまみれて罠を掛け、泥で埋まった罠に泣き  今年は去年と同じ轍を踏まぬよう「梅雨時期は罠を減らす!」

久々に大きな猪を捕獲

今年は猪があまりいない? 秋口から年末にかけて猪の出没が相次ぎ、やはり猪が激増してきたなというような話がそこかしこで聞かれていた昨年。今年もその調子で猪が出没するのだろうと思っていたら、年明けからガクっと出没回数が減り、個人的には2月の捕獲は0匹となりました。  まあ、有害駆除なので出没回数が減ること自体は喜ばしい状況なのだけれど、巷で聞かれる「CFS(豚熱)」の影響がここまで来たのか?という不安は感じざる得ないところ。  もし「CFS」であれば、猟師としては色々と考えなけれ

罠猟免許を取って1年

 Facebookには想い出をお知らせしてくれる機能がありますね。当時、自分が何をしてたのかというのを時々思い出させてくれるので、個人的には結構楽しみにしていたりします。 つい先日も罠猟免許合格の想い出のお知らせがきました。もうあれから1年経ちました。 合格日の1年後に10頭目先週の11月8日は1年前の合格日。まるでそれを記念するかのように10頭目の猪が設置翌日の罠に掛かりました。まあ、その日が合格日だということはすっかり忘れていましたけどね。 この地域で設置翌日に掛かった

いつもの山を一回りしてきました

 年初のまだまだ冷える頃から始めた猟も、春夏秋といろいろ経験してそろそろ季節もそろそろ一巡。  罠の掛けやすかった春はさっぱり獣道が見つけられず、梅雨にはドロドロ地面にひたすら罠を掛けまくり、夏は暑すぎて若干やる気が失せ、初秋からは何とか結果が出てくるように。 成果を自分用の備忘録として書いておくと、 4月1頭目  8月2頭目 ※他に1頭ワイヤー切れ 9月3,4頭目 10月5,6,7頭目 ※他に1頭ワイヤー外れ  最新は2020年10月27日で計7頭目。秋口から明らかに猪

最近の雑感

8月下旬から新たな場所でも始めました 今年の初めころから始めたくくり罠。4月に初めて猪を仕留め、その後あれやこれやと失敗を繰り返しつつ8月になってやっとこさ2頭目を捕獲。そして先日から始めた新たな場所で、3頭目、4頭目を2週連続で捕獲する事が出来た。  ワイヤーを切られた猪を含めれば、罠に掛けられた猪は5頭。当初の自分の想定よりも随分と良い結果を出せているような気はしないでもないことはない。まあ、8月下旬から始めた場所は気配濃厚で、かつ捕獲した猪の警戒感が意外と薄かったことも

なかなか一筋縄ではいかないくくり罠

ワイヤーぶち切られ後の経過 前回、このエリアで猪を掛けたのが7月9日。残念ながらワイヤーが切られたことを確認したのが7月11日。掛けた場所は当然のように荒れてしまい、その後に体制を立て直し始めたのが7月18日。7月23日は見回りでは異常無し、8月1日の見回りでは2発空弾きというような状況だった。 8月1日、罠数を増やすと共に糠を使用 このエリアの地主さんは非常に協力的な方で、罠を掛けていると大抵は様子見に来て頂ける。そしてこの日は、空弾きやらワイヤー切られてしまうやらの私が

新しい場所でとりあえず結果が出た

■センサー反応の連絡 5月末から新しく罠設置を始め、6月初旬に設置数を5ヶ所に増やし、6月下旬に一部自作罠に変更した場所。  現地調査、獣道探索、設置箇所の検討・設置から1ヵ月ちょっとが経過して、そろそろ答えが出したいと思っていた矢先、現地でフォローをお願いしている方から待望の連絡が入った、それが7月9日木曜の夜。  私が現地に行けるのは最短で土曜、フォローの方もご都合が合わず、やはり最短が土曜、ということで土曜早朝に現地集合となった。 ■罠へと向かう 土曜午前6時。予定通

知恵比べ、真っ最中

先週末までの状況 5月末から罠を掛け始め、先週末で丸々2週間となったこの場所。相変わらず目当ての猪には罠を見切られている状態なのではあるが、状況的には悪くなっていないような気はしている。  まるで「もののけ姫」に出てくるような模様のこの猪が、目当ての猪なのだが、こいつには上手に罠を避けられてしまっている。  がしかし、警戒してはいるものの、前回のように脱兎のごとく逃げるのではなく戻って来ている点については、こちらにも多少ばかりの知恵がついてきた証拠なのではないかと勝手に思っ

新しい場所で罠設置開始

獣道の同定はある程度出来る様になってきた 5月末に探索及びカメラと罠の設置(1ヶ所)をした新しい場所。先週末にここ1週間の状況確認にいった。当日はちょうど地主さんもいらっしゃったので、設置したカメラと罠の状況説明をする為に現場に同行頂いた。設置したカメラは2ヶ所。そのうち本命の方には一応罠も掛けていた。そう上手くはいかないとは思っていたけど結構濃い気配があったので。  地主さんにあれこれ説明をしながら、カメラを確認すると結構な数の獣が撮影されていた。猪も映っていて、サイズも結