マガジンのカバー画像

館山市地域おこし協力隊 獣害対策支援

27
【捕獲歴】 2020年 4月 1頭(雄) 8月 2頭(雄) 9月 2頭(雄、雌) 10月 4頭  11月 3頭(雌×2、雄) 12月 8頭(雄60k、雌35k、雄10…
運営しているクリエイター

記事一覧

獣害対策ハンターリアル体験ワークショップ

イベント開催の目的館山市内に限らず全国的に行われている獣害対策。 昨今では東北地方のツキノワグマや北海道にヒグマによる人的被害が連日のようにニュースになってますね。 幸いにも私たちが獣害対策を行っている千葉県は、全国的に見ても珍しい「熊が生息していない県」ですが、猪や鹿、また度々話題となっている特定外来生物であるキョンなどによる農業被害は甚大で、日々、有害鳥獣捕獲従事者によって捕獲による駆除が行われています。 私たち地域おこし協力隊も日々様々な獣害対策を行っていますので

何を以て里山と言いますか?

当たり前のように使うお題目「里山」 先日、ちょっとしたお付き合いで日頃の活動について質問を受けることがあった。質問者は結構大手の企業さんの若手社員さんらしく、主には「里山」についてのことだった。 里山についての質問は、こういった活動を始めてからは結構頂くようになっていたので、6人ほどの若手社員さんからの質問には滞りなく受け答えが出来、そろそろ終わりかなといった雰囲気が出始めていたときに、 「里山とは何ですか」 という直球の質問を頂いた。里山というキーワードは、私たちが様

2022年、3頭目の猪

1月は2頭、2月は先日1頭目 以前に獣害対策についてご相談を頂き、先日から本格的にくくり罠の設置を始めた地区で2月10日に初捕獲となりました。約2週間経過後の捕獲でした。  設置の時点でみっちりと見切りを実施。濃い獣道を何本も確認し大体のルートも確認出来たと考えていたので、正直なところ「2週間も掛かってしまった」といった印象でした。  但し、2月1日に状況確認に行った際、使用していた機器に重大なトラブルが発生、設置した罠をほぼ撤去せざるを得ず、残した2カ所のみで捕獲出来たこと

チッパー作業も一息。のんびり片づけ

だいぶ進んだチッパー作業 レンタルしたチッパーでの作業もだいぶ進み、一番下の作業場は一面を竹チップで覆うことができました。始めたばかりの頃は雨が降るとぬかるんで暫くはグチャグチャとした感じになってしまうほどでしたが、今は結構な雨が降った翌日もぬかるむことが無くなり、大変作業がやりやすくなりました。  実際のところ、まだまだ片づけなければならない竹もあるんですが、長いことお借りしているチッパーもそろそろお返ししないといけないということで、今回は作業場と竹林内の掃除&整備を行いま

竹チップを利用したコンポストの制作

だいぶチップ化が進みました  チッパーをレンタルすることが出来たおかげで、整備している伐採した竹のチップを大分進めることが出来ました。竹チップの山を作りつつ、作業現場に竹チップを敷き詰めたことで現場の作業効率も若干向上。  チップ作業についても段取りが良くなり、さてこれからこのチップの有効活用を考えなければネ、という段階に入ってきました。  竹チップというと、土壌改良・肥料・防草マルチ材・通路への敷き詰め、そしてコンポストなどの活用方法があり、まずはどれにしようかと検討した

ついにチッパー導入となりました!!

やっと伐採竹の処理方法が見えてきました 8月中旬から始めた孟宗竹林の整備。枯竹や倒竹を竹林から運び出し、間伐を始めてから早2か月超が経ちました。  当初からとりあえず竹林の外に運び出して積んでいく作業を繰り返してきましたものの、頭の痛い問題だなぁと思っていたのが積み上げた竹の処理。  このまま積んでおいても土に還るのは数年先、来春には新竹がバンバン生えてくるので、それまでには解決しなければならない訳です。  で・・実は「ポーラス竹炭」にしてしまおう考えて、地主さんとも調整して

竹林に良い風が吹いてきた

まず中に入るのが大変だった竹林  8月から始めた館山市内の孟宗竹林整備。  今まで色々な場所で竹林整備をやってきたけど、この場所もご多分に漏れず枯竹、倒竹のアメアラレ。地主さんは何とか整備しようと頑張っていらっしゃったようだけど、この広大な竹林をただ独りで整備するなんていうのは、どうひっくり返ったって土台無理な話。  切れども切れども無限に生えてくる竹に圧倒され今ではこんな状態に。樹木違って毎年毎年「もうイヤッ!」というほど生えてくるので、どんなに綺麗な竹林も数年であっとい

館山市地域おこし協力隊になりました

週末猟師として1年半 昔から魚介類を獲って食べるのが好き、山菜や木の実を採って食べるのが好き。後は肉だけだなぁと思いながら幾星霜、そしてついに昨年、人生初の猪をゲット。最初の動機はこんな感じで、有害鳥獣捕獲従事者として捕獲したとは言え「肉を得るために猪を獲った」というのが正直なところ。  くくり罠のイロハも分からずに無我夢中で猪を追い続けたあっという間の1年半。気づけば「とにかく猪を獲りたい!」という気持ちは当初より薄れ、代わりに猪を被害をどうしたらうまく抑えられるのかとい

猪の採餌行動の変化

いよいよ梅雨入り 6月もそろそろ下旬に差し掛かり、ジメジメとした日が増えてきた最近。やっぱりこの時期の地面はネチョっとしていて、どこもかしこも罠が掛けにくい。  梅雨入り前に罠数を減らしているので、去年に比べれば罠設置のストレスは少ないのだけど、罠数が少なければ今度は猪が獲れないわけで、その辺は痛し痒しだったりするんですよねえ。  ま、今月はいろいろとやることがあるので、結果的には現状でよいかなとは思ってますけど、やっぱり捕獲の無い月はなんとなく居心地が悪いです。笑 今年は

入梅前の設置罠の調整

愚図ついた空模様が続くようになってきた 昨年は1月頃から罠猟を始め4月中旬に初獲物を捕獲したので、昨年の今頃はまだまだ鼻息が荒く、ここぞと思うところには片っ端が罠を掛けてました・・・が結局、猪はさっぱり獲れず2匹目は梅雨が明けてから。   ま、それこそ血眼になって獣道を探していたので、その経験は今に生きていると思わないでもないのではありますが「あの頃ボクは若かった」笑  泥にまみれて罠を掛け、泥で埋まった罠に泣き  今年は去年と同じ轍を踏まぬよう「梅雨時期は罠を減らす!」

久々に大きな猪を捕獲

今年は猪があまりいない? 秋口から年末にかけて猪の出没が相次ぎ、やはり猪が激増してきたなというような話がそこかしこで聞かれていた昨年。今年もその調子で猪が出没するのだろうと思っていたら、年明けからガクっと出没回数が減り、個人的には2月の捕獲は0匹となりました。  まあ、有害駆除なので出没回数が減ること自体は喜ばしい状況なのだけれど、巷で聞かれる「CFS(豚熱)」の影響がここまで来たのか?という不安は感じざる得ないところ。  もし「CFS」であれば、猟師としては色々と考えなけれ

年明けから猪は少し静か

 昨年末は怒涛のラッシュがあって、1年目の割りにはそれなりに成果を出せたのだけれども、今年に入ってからは猪は3頭のみ。最後に獲れたのが1月17日なので、もう2ヶ月近く猪は捕獲出来ていない。  キョン・狸・アライグマなどはそれなりに捕獲出来ているので、さっぱり反応無しという訳じゃないのだけれど、ちょっとしたご無沙汰感があって、少々焦っていたりいなかったり。 自分だけが獲れてない訳ではないらしい まあ、焦ったところで獲れる訳じゃないし・・とは頭では理解していても、やっぱり焦っ

罠猟免許を取って1年

 Facebookには想い出をお知らせしてくれる機能がありますね。当時、自分が何をしてたのかというのを時々思い出させてくれるので、個人的には結構楽しみにしていたりします。 つい先日も罠猟免許合格の想い出のお知らせがきました。もうあれから1年経ちました。 合格日の1年後に10頭目先週の11月8日は1年前の合格日。まるでそれを記念するかのように10頭目の猪が設置翌日の罠に掛かりました。まあ、その日が合格日だということはすっかり忘れていましたけどね。 この地域で設置翌日に掛かった

いつもの山を一回りしてきました

 年初のまだまだ冷える頃から始めた猟も、春夏秋といろいろ経験してそろそろ季節もそろそろ一巡。  罠の掛けやすかった春はさっぱり獣道が見つけられず、梅雨にはドロドロ地面にひたすら罠を掛けまくり、夏は暑すぎて若干やる気が失せ、初秋からは何とか結果が出てくるように。 成果を自分用の備忘録として書いておくと、 4月1頭目  8月2頭目 ※他に1頭ワイヤー切れ 9月3,4頭目 10月5,6,7頭目 ※他に1頭ワイヤー外れ  最新は2020年10月27日で計7頭目。秋口から明らかに猪