見出し画像

まっしーのChorus note 6 女声合唱フェスティバルのこと

あっという間に3月も末に。3月に入ってから寒い日が続き、桜の開花も遅れ気味でしたがようやく開花しましたね。花粉に風邪にいろいろと体調を崩しやすい要素がありますが皆さんはお元気でしょうか。

このnoteを始めたときの意気込みのようには中々行かず、日々だけがどんどん過ぎて行ってしまうのですが、今回ばかりは、ちょっと頑張って熱の冷めないうちに書こうと思いました。

先日3月20日の春分の日に「第2回女声合唱フェスティバル」を開催しました。私は実行委員の一人なので、出演だけでなく開催に向けていろいろと準備をしてきましたので、当日を迎えたときは、楽しみであるのと同時に、運営上のあれこれを心配しながら落ち着かない気持ちでおりました。

そんな不安な気持ちを吹き飛ばしてくれたのが、オープニングの「渋谷区少年少女合唱団」の演奏でした。今回から渋谷区の後援をいただけたこととの関係でご出演が叶いました。朝一番にホールに響く子どもたちの澄んだ声はまるで天使の歌声のよう。この演奏で会場の温度がぐっと上がり、フェスティバルらしい雰囲気をつくってくれました。本当にありがとうございました!

今回は35団体の女声合唱団にご出演いただきました。曲目はもちろんのこと、年齢層も活動地域もバラバラ、出演人数も一桁から50人越えまで様々でしたが、どの団体も持ち味を十分に発揮した、素晴らしい演奏を披露されていました。また女声合唱のイベントということもあるかもしれませんが、どの団体も衣装に工夫があって、色合いもとてもステキでした!

今回の目玉の一つが「テーマソング」の初演でした。詩を歌人の栗原寛さんに、作曲を信長貴富さんにお願いし、「青のこだま」という無伴奏女声合唱曲が出来上がりました。信長さんに指揮とワンポイントレッスンをお願いして初演したのですが、会場いっぱいに声の「こだま」が響きわたり、私たちを包んでくれたときは、鳥肌が立ちました。コロナ禍で久しく会場全体での合唱ができませんでしたが、声の力、歌の力のすごさを改めて感じました。やや大げさな表現ですが、「波動を感じ合う」というか、歌を通じて人が繋がり合う瞬間を感じたように思いました。
これからも大切に歌い継ぎたいと思います。栗原さん、信長さん、本当にありがとうございました!

自分の出演についても少しコメントすると、「女声コーラス渚」では髙田三郎「遙かな歩み」より「花野」と、三善晃「道」を演奏しました。とても気持ちよく演奏できたのは、ホールの響きに助けられたところが大きいかもしれません。聴かれたお客様から「髙田三郎の合唱曲の魅力を改めて感じた」とのお言葉をいただきました。
どちらの作品も「古典」の部類に入るかと思いますが、実に歌い甲斐のある曲ですので、若いメンバーの合唱団にも歌ってほしいなあ!と感じました(昨年のNコンで豊島岡女子学園高等学校コーラス部が同じ「遙かな歩み」の1曲目「機織る星」を本当に美しく歌われていたことは記憶に新しいところです)。
女声コーラス渚、絶賛団員募集中です!ご興味のある方は是非HPにアクセスしてみてください!


もう一つ、「女声合唱団Forward」では、森山至貴さんの新曲を初演しました。この合唱団は神奈川県立多摩高等学校合唱部の出身(私も森山さんもそうです)のメンバーが多く、「いつか森山さんの曲を初演したい!」という野望を抱いていたそうなのですが、今回それが実現しました。
初演した曲は「女声合唱とピアノのための『世界を歌う』」より「少女へのアドバイス」「世界を歌う」の2曲。どちらも本当に素敵な曲で団員もとても気に入って歌っていました。本番では気持ちも十分に入って素晴しい演奏となり、森山さん(本番でピアノを弾いてくださいました!)もお喜びでした。8月12日(月・祝)に全曲初演の予定がありますので、森山さんファンの方はぜひ続報をお待ちください!

今回の女フェスでは、本番の演奏の音源を発売しています。以下のHPから購入(データ販売となります)できますので、聴いてみたい方はどうぞアクセスしてみてください!

来年の女フェスは3/16(日)、会場は同じく渋谷区文化総合センター大和田さくらホールです。出演者もお聴きのお客様も皆さんで楽しめるこのイベントに来年もぜひお越しくださることを願っています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?