まっしーのChorus note 11 実に12年ぶり?のたまとも演奏会(森山至貴さんの作品を初演しました!)
熱い甍演奏会の翌日は、合唱団たまともの演奏会でした。記録を紐解くと、前回の演奏会が2012年のようでしたので12年ぶり、ということでした。その間もコンクールや合唱祭には出演していたものの、演奏会という機運は高まらず、コロナ禍もあったりするなどした結果、干支一回り分の時間が経った、ということでした。
ホールは小田急線鶴川駅そばの「和光大学ポプリホール鶴川」でした。客席数300程度の小ぶりなホールで、アットホームな雰囲気の中、演奏会を楽しむことができました。
合唱団たまともは混声合唱団なのですが、自分たちだけで一つの演奏会を成立させるだけの曲目を用意するのは大変、ということで、女声合唱団Forwardの皆さんと男声合唱のThe Eternal Singersの皆さんにも協力していただき、何とか演奏会の形を整えての開催、と相成りました。
たまともステージ
たまともは第一ステージでラインベルガーの待降節のモテットを、第4ステージではこれまで合唱祭やコンクールで歌ってきた曲をアラカルトで演奏しました。1997年の創団からもうじき30年となり、メンバーもそれなりに入れ替わっているのですが、サウンドと音楽に対する気持ちは当時から変わらないものを持っているのだなぁ、と感じました。
技巧的に大変優れている、ということはないのですが、それぞれの人生がにじみ出るというか投影されている音楽を、自然に出してくるのが堪らなく好きで、この合唱団の音を聴くと、原点に返ったようでホッとします。
これからもこの場を大切にしながら、しみじみと合唱を味わおうと思っています。
女声合唱団Forwardステージ
女声合唱のForwardさんは、委嘱作品「世界を歌う」(森山至貴さん作曲)の初演を頑張りました!今年の3月の女声合唱フェスティバル&おかあさんコーラス大会で2曲、合唱祭で1曲初演し、このステージで初演の1曲を加えた全4曲の初演する、ということで、大変緊張するとともに、この日を楽しみしていました。
森山さんはこれまでの全ての初演でピアノを弾いてくださり、今回も一緒演奏してくださいました。
どの曲の演奏もこれまでの中で一番よかったのですが、とりわけ終曲「世界を歌う」では、演奏者も会場も感極まる、感動的なものになりました。この作品の誕生に立ち会えたことに本当に感謝しています。
詩も音楽も一本芯の通った、スタイリッシュな作品です。ぜひ多くの方に演奏していただきたいな、と思っていますので、今後ともどうぞご贔屓にお願いいたします!!
The Eternal Singersステージ
男声合唱のエターナルさんは、音楽之友社から発刊された「グリークラブ・ソングセレクション」という三巻組みの楽譜の中で、あまり演奏機会のなさそうな曲(失礼!)をやってみようと、池辺先生の「札幌気質(さっぽろかたぎ)」と寺嶋先生の「かけかへのないもの」に挑戦しました!どちらも譜面の見た目よりも遙かに難易度が高く、ちゃんと演奏できるか焦りましたが、どうにか頑張りました。小ネタは、町田市のホールなのに川崎市民の歌「好きです川崎愛の街」を歌ったり、東京なのに阪神タイガースの応援歌「六甲おろし(日本語と元阪神のオマリー選手に敬意を表し英語も!)」を歌うという、やりたい放題をやりました(笑)。
アンコールは、出演者全員で森山さんの「どのことばよりも」を。森山さんも一緒に歌いました。この曲は折に触れ歌っていたのですが、この日の演奏で、歌い手一人一人の表情の何と豊かなこと!と驚き、作品の良さを改めて実感しました。これからも大切に歌っていこうと思います。
こうして久しぶりの祭りはあっという間に終わってしまい、祝宴は延々と行われたようですが(笑)、また演奏できる曲のストックがそれなりに溜まった頃に演奏会かな~?と肩肘張らずにやっていこうと思います。12年はさすがに長すぎるので5年くらいを目途に、ですかね…。次回の演奏会をお楽しみに!!
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