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ベビーブコ ストライプ(BUCOジェットヘルメット)のチンストラップ(顎紐)交換🛠️


加齢よる劣化はコイツにも。。。

今回はかれこれ18年くらい?付き合っている相棒のBUCOのスモールジェットのネタなんですが、チンストラップ(あご紐)のナイロンベルトやD金具は健在なんですが、フェイクレザーもう完全に朽ち果てていました。
まぁ、前から気づいていたことではあるんですが。

色違いで2色。同型のヘルメットを使ってます
アイボリーメットのストラップ
ブラックメットのストラップ

アイボリーの方に関しては、劣化してるなぁって感じですが、ブラックの方はもう完全に剥がれていて、中身のフェルトが剥き出しです。

ストラップだけって売ってるのかなーと思い、色々探してたら、売ってるんですね。しっかり。

付けれるかどうかよくわからんけど「多分何とかなるさ」的な感覚でとりあえず買ってみることに。どうせなら違うデザインに変えたいなと思って、BELL 500-TX用ダブルストラップというやつにしてみる。BELLじゃないけど多分ほとんど同じだろ、という安易な考えです。
合皮の方が2000円くらい安いのですが、交換する機会は多分最初で最後じゃないかと思ったので本革にしてみました。

交換するかどうか、全ては自己責任で

ヘルメットは数年で劣化もするし危ないから、定期的に買い替えた方が良いという意見もあります。また、パーツも安い物じゃないしDIYするにしても自分の人件費を考えると完全に自己満足趣味の領域です。
ただ、自分はDIYが好き!そしてこのヘルメットにも愛着がある!
新しいメットを買ったとしても捨てる気はない!
よって、DIYでストラップ交換することに決めました。
当然ながら、当記事を参考にされる方々におかれましてもご自身の責任と判断によって行なって下さいね。

新しいストラップが届いたよ!

取り付け用のリベットがちゃんとついてます

やっぱり本革の質感は良いですね。同シリーズの合皮タイプとは比較していませんが、革もしっかりしてて丈夫そうな感じ。多分、馴染むまでは固いでしょうが、それを馴染ませるのも本革製品の楽しみですよね。

まずは、交換するチンストラップを取り外す

悩むまでもなく、まずは完全に合皮が消滅しているブラックの方の交換をやってみることにしてみます。
事前にしっかりと観察はしておいたので、リベットを外せば良いということだけは明白です。

耳あての裏側にリベットがかしめられているポイントがある

ワッシャーの上にリベットが潰れて止まってるので、そこをニッパーとか、薄いマイナスドライバーとかペンチとかを使って毟りとっていきます。
綺麗に切るなんて全く無理ですね、ブチブチっという感じ。
騒音が発生しても良ければ、ドリルでリベットに穴を開けて叩いた方が簡単に外れると思います。今回はマンションで深夜作業だったので、気長にやっていきます。

少しずつ破壊していきます

薄く加工したマイナスドライバーを突っ込んで煽ったりしてみましたが、ほぼ効果なし、傷が増えただけになりました。
大人しく、出っ張りをひたすらむしりとっていきます。

ひたすらリベットを痛めつけること15分くらい、ワッシャーの穴と同じくらいの太さになったように見えたので、コンコン叩いてみたらスポッと外れました。

外した後はこんな感じ
リベットの先端が確実に破壊されていますね

ちなみに、一度目でコツを掴んだのかもう一本の方は5分もかけずにあっさり外せました。

反対側のストラップ
頬当てパットの部分も一緒に外れる

外してから知ったのですが、頬に当たる部分のパットも一緒に止まっていたようで、↑の部分が外れます。
せっかくの機会なので、洗って乾かしてから新しいストラップを付けることにします。

取り付けの前の下準備

人間の皮膚と同じ?で革は保湿が大事ですよね。
先に革用オイルを染み込ませておきます。

MINK OILは少しの量でとっても伸びが良い優れ物。

ちょっとした問題

取り外したストラップの金具を見て気づいたのですが、ヘルメットの曲面にピッタリくっつけてもスムーズに回るようにRがついていて曲がっています。

交換用ストラップの金具は結構厚めの鉄板なので固い

素手ではもちろん無理。クランプで挟んでペンチで曲げました。

手前が古いやつ、奥が新しいやつ

若干、元々のより曲げすぎたような気がしますが、問題ないでしょう。

こんな感じに曲げておく

ヘルメットの取り付け位置に合わせてみて、引っかかりも特にないし、取り付け準備の長い道のりが完了です。

取り付け

事前にヘルメットの中に外したリベットの残骸(金属片)とかが散らばってるので、掃除しておきます。
当初は付属していたリベットでつけようと思ってたんですが、ヘルメットの中からハンマーでリベット叩くとか無理じゃない?って思ったので、普通のブラインドリベットを使うことにしました。

持ってなかったので、リベッターセットを購入。あったら何かと便利なので、良い機会でした。

この記事では触れませんが、シールドを止めるスナップボタンを取り付けたかったので、一緒にヘルメットの外側にスタップボタンのオスを付けます。

ストラップと一緒に取り付けるボタンと、ワッシャー・リベット

今回は手芸用品店で入手した普通の同じサイズのボタンを使いましたが、ヘルメット用として売られているタイプのメスをはめると結構緩い感じがしました。今度他のサイズも試してみようかと思っていますが、ヘルメット用スナップボタンというものが存在しているようなのでそちらを使った方が確実ですね(自分は高っと思ってケチりました)

また、取り外したワッシャーが全然綺麗だったのでそのまま使うことにします(自分は気にしないタイプの人間ですが、真似しない方が良いと思います)
※ちなみに、今回用意したこの写真のリベットは長すぎで失敗でした。参考にされる方はちゃんと合わせてから長さを選んだ方が確実です。

こんな感じにストラップ側→ヘルメットの穴に通し、
表側はスナップボタンを通します
※今思えばこの時点でリベットが出過ぎ
頬あてをつけるのを忘れないように、内側からリベットをかしめます
あれ?何かおかしい!

リベットのサイズって長すぎるとダメなんですね!
まぁ、対応する結合部の厚さっていう表記があるから、リベットが長すぎると綺麗にかしめられないという勉強になりました。
ただ、見た目はともかく、取り付け自体はガッチリできているので、ここのリベット打ち直しはまたの機会ということにします。

このようにボタンをはめると失敗したリベット打ちも見えないし

同様に反対側も取り付けましたが、やはりリベットは長すぎでした。
アイボリーの方もやろうと思ってるので、そのうちワンサイズ短いのを買ってきてまたやってみようと思います。

完成

些細な問題点はありましたが、一応は無事に完了!
早速試着!

引っ張っても振り回しても大丈夫でした
このダブルベルトタイプはかっこいい。

つけてみて、これにしてよかったと思いました。
もちろん、好みやセンスは人それぞれですが、質感もいいし、これだけですごくヴィンテージ感が倍増したと思う。

もう一つのアイボリーメットには普通のストラップを付けようかと思ってましたが、やっぱりこっちのダブルの方がいいかも。
もう少し悩んでからどっちにするか決めようと思います!

最後までありがとうございました。
次回はシールド脱落防止の加工について書こうかなーって思ってます。
よかったらまた読みにきてくれれば嬉しいです。

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