見出し画像

Q&A #25 : アメリカの小児病院では、Respiratory Syncytial ウイルス(RSウイルス)が大流行している。親たちは心配している。なぜこのようなことが起きているのか、そして、これは心配するべきことなのだろうか?

Dr. Geert Vanden Bossche 2022年11月19日投稿
Q&A #25 : Children's hospitals in the USA are experiencing a major surge of Respiratory Syncytial Virus (RSV). Parents are worried. Why is this happening and should we be concerned?
の翻訳です。原文を参照の上ご利用ください。

質問

アメリカの小児病院では、Respiratory Syncytialウイルス(RSウイルス)が大流行しているようです。親たちは心配しています。感染症専門医やその他の「専門家」は、なぜこのようなことが起こっているのか、ほとんど理解できていないように思えます。なぜ、このようなことが起こっているのでしょうか、そして、私たちはこのことを心配すべきなのでしょうか?

回答

現在RSウイルス患者が急増していることは認めますが、私はそれが重大な優先事項だとは思っていません。私はこれまでに、C-19の集団ワクチン接種によって発生すると予測される他の疾患の地域的流行/パンデミック(RSウイルスを含む)について、いくつかの寄稿をしています。

私は、ワクチン接種者がRSウイルスをはじめとする他のウイルス感染症の無症候性リザーバーとなったことが急増の原因だと考えています。

もちろん、自然免疫力が弱まっているか、訓練されておらず、ワクチン接種を受けていない人口の一部(すなわち、幼児や高齢者)は、C-19ワクチン接種を受けた人口層による高い感染圧力の影響を最も受けることになります。さらに、幼い子どもたちは自然免疫によって保護されているため、最初の感染は無症状となる可能性があります。しかし、(以前の無症状での感染の結果生じた)非中和性の多反応性IgMが残っている時期にウイルスに再びさらされると、(IgM抗体によるウイルス感染力の増強により)RSウイルス感染に対する感受性が高まり、より重い症状となる可能性があります。初回の無症状での感染の直後にRSウイルスに再感染する可能性はRSウイルスの感染率が高いほど高くなり、RSウイルスの感染率は無症状でのRSウイルス感染率が高いほど高くなります。そして、無症状でのRSウイルス感染率はC-19ワクチン接種率が高い集団で高いのです。

つまり、RSウイルスの無症候性感染の増加と、それにひき続くRSウイルスへの感受性の増加は、いずれもC-19集団ワクチン接種に関連しています。

しかし、RSウイルスに感染する子供が増えれば増えるほど、彼らの自然免疫はどんどん鍛えられ、おそらく患者数はすぐに急減するでしょう(これまでにSC-2によるMIS-Cで観察された発症率の変化と同じです!)。SC-2、インフルエンザ、小児用弱毒性生ワクチン接種と同様、自然免疫を鍛えれば鍛えるほど、RSウイルスの罹患率は低くなっていくでしょう。

もちろん、このような事態を招いたのはすべて集団ワクチン接種キャンペーンのせいであり、これを中止する必要があると人々に気付いてもらおうと努力することもできます。しかし、私にとってもっと心配なのは、たとえ集団ワクチン接種を止めたとしても、SC-2(SARS-CoV02)は今、ブレークスルー感染を繰返すことによって、感染力の強い変異体(私の考えでは、最終的に強毒性になる)に向かう進化動態を自己触媒しているということです。このことについては、今後の記事で詳しく述べたいと思います。

いただいたサポートは一般社団法人ワクチン問題研究会に寄付されます。